マニフェスト“穴”だらけ…民主ボロボロ油断まん延(夕刊フジより)
マニフェスト(政権公約)を早々と発表するなど、8・30総選挙に向けて戦闘準備を着々と進める民主党。大型地方選の連戦連勝を追い風に、悲願の「政権交代」が日に日に現実味を帯び始めている。ただ、都議選大勝による油断や「子ども手当」などをめぐる財源論争に加え、まだ投開票まで1カ月以上もある長期戦だけに潮目が変わる可能性も否定できない。順風満帆にみえる「鳩山民主党」に潜む死角はないのか-。
「(小選挙区で負けても)比例で当選すればいいなどという甘えた発想は捨てていただきたい」
鳩山由紀夫・民主党代表は、前衆院議員に対する公認証授与式で、党内に漂う「緩み」を戒めた。緩みの要因が先の都議選の大勝だけに、菅直人代表代行も「総選挙が終わるまで選挙は終わっていない。怖いのは敵ではなく、味方の楽観だ。(都議選では)自公を足した票が民主党を超えた選挙区が10もある」とクギを刺す。
しかし、党内では着実に「油断」が“感染”しつつあるようだ。
「控えめに見て249議席だ。小選挙区で150、160取れば、黙っていても比例代表は90近くなる」
赤松広隆選対委員長は27日、獲得議席数の見通しをこう得意になって披露。党内では「もう政権交代への流れは変わらない」との声が大勢となっている。ある党幹部は「浮かれている」と顔をしかめるが、その党自体もキャラクター「民主くん」が登場する“政権交代ゲーム”を公式携帯サイトで配信するなど、悪ノリ感は否めない。
油断に神経をとがらせる背景には、「ちょっとしたことで風向きが大きく変わる」(岡田克也幹事長)との警戒感がある。岡田氏の脳裏にあるのは、2005年の都議選で民主は議席を増やしたものの、その2カ月後の郵政選挙で「小泉劇場」の前に大惨敗した苦い過去があるのだろう。
【増税、インド洋「ブレた」の批判】
実際、与党側は長丁場の選挙戦をフル活用して、民主党の弱点を突こうと躍起になっている。
特に、民主党が27日夕に発表したマニフェストに掲げた「子ども手当」(中学生以下1人当たり月2万6000円)が与党側の格好の“口撃”材料になっている。実現すれば、子供のいない家庭は「年収500万円の世帯で年3万8000円の負担増」(民主党試算)になるだけに、「増税前提だ」(自民党の細田博之幹事長)と批判を強めているのだ。
もともと、民主党の選挙公約は、子ども手当のほか高校無償化、高速道路無料化…などバラマキ色が強いだけに、与党側は財源論争を仕掛けて矛盾点を突く戦法だ。
対する民主党は「税金の無駄遣いを減らしたり、埋蔵金を活用したりして財源を確保する」と応戦するが、自民党幹部は「ここに来て増税となる人たちが出ることをようやく認め始めた。ここをきちんとはっきりさせる」と意気込む。
さらに、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続させる方針に転換したことも「ブレた」(麻生太郎首相)と批判を浴びている。消費税をめぐっても、鳩山代表が論議すら4年間凍結する方針を示していたが、「最近はそう言っていない。4年間(議論)すべきではないということでは決してない」(岡田幹事長)と軌道修正した。
【ジャンプ目前で肉離れ!?】
民主党のマニフェストについて、自民党若手はブログでこう痛烈に皮肉る。
「民主党にはドラえもんのポケットがあるようです。こんなこと出来たらいいな(と)、漠然とした憧れを口にしたら、それを政権公約にする。無理だとなったら、あっさり撤回する。融通無碍、自由自在。相手は、いくらでも夢を語れる宇宙人。これは勝負になりません」
さらに、自民党の鳩山邦夫前総務相が「兄は黒いハト」と批判する鳩山代表の故人・架空献金疑惑もくすぶったまま。
民主党内では「もはや終わった話。国民は献金疑惑よりも政権交代への期待感の方が圧倒的に強い」(中堅)との楽観論が強いが、世論調査では国民の多くが「説明は不十分だ」とみており、与党はいまだ追及の手を緩めておらず、「敵失探し」に躍起だ。
油断、財源論議、長期戦…など民主党内外に潜む落とし穴。民主党立候補予定者の1人は「民主党は『ホップ、ステップ、肉離れ』と詰めの甘さを批判され続けてきたが、落とし穴にはまって肉離れしないためには、地道な運動しかない」と自らに言い聞かせるように指摘した。
以上、夕刊フジより。


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「(小選挙区で負けても)比例で当選すればいいなどという甘えた発想は捨てていただきたい」
鳩山由紀夫・民主党代表は、前衆院議員に対する公認証授与式で、党内に漂う「緩み」を戒めた。緩みの要因が先の都議選の大勝だけに、菅直人代表代行も「総選挙が終わるまで選挙は終わっていない。怖いのは敵ではなく、味方の楽観だ。(都議選では)自公を足した票が民主党を超えた選挙区が10もある」とクギを刺す。
しかし、党内では着実に「油断」が“感染”しつつあるようだ。
「控えめに見て249議席だ。小選挙区で150、160取れば、黙っていても比例代表は90近くなる」
赤松広隆選対委員長は27日、獲得議席数の見通しをこう得意になって披露。党内では「もう政権交代への流れは変わらない」との声が大勢となっている。ある党幹部は「浮かれている」と顔をしかめるが、その党自体もキャラクター「民主くん」が登場する“政権交代ゲーム”を公式携帯サイトで配信するなど、悪ノリ感は否めない。
油断に神経をとがらせる背景には、「ちょっとしたことで風向きが大きく変わる」(岡田克也幹事長)との警戒感がある。岡田氏の脳裏にあるのは、2005年の都議選で民主は議席を増やしたものの、その2カ月後の郵政選挙で「小泉劇場」の前に大惨敗した苦い過去があるのだろう。
【増税、インド洋「ブレた」の批判】
実際、与党側は長丁場の選挙戦をフル活用して、民主党の弱点を突こうと躍起になっている。
特に、民主党が27日夕に発表したマニフェストに掲げた「子ども手当」(中学生以下1人当たり月2万6000円)が与党側の格好の“口撃”材料になっている。実現すれば、子供のいない家庭は「年収500万円の世帯で年3万8000円の負担増」(民主党試算)になるだけに、「増税前提だ」(自民党の細田博之幹事長)と批判を強めているのだ。
もともと、民主党の選挙公約は、子ども手当のほか高校無償化、高速道路無料化…などバラマキ色が強いだけに、与党側は財源論争を仕掛けて矛盾点を突く戦法だ。
対する民主党は「税金の無駄遣いを減らしたり、埋蔵金を活用したりして財源を確保する」と応戦するが、自民党幹部は「ここに来て増税となる人たちが出ることをようやく認め始めた。ここをきちんとはっきりさせる」と意気込む。
さらに、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続させる方針に転換したことも「ブレた」(麻生太郎首相)と批判を浴びている。消費税をめぐっても、鳩山代表が論議すら4年間凍結する方針を示していたが、「最近はそう言っていない。4年間(議論)すべきではないということでは決してない」(岡田幹事長)と軌道修正した。
【ジャンプ目前で肉離れ!?】
民主党のマニフェストについて、自民党若手はブログでこう痛烈に皮肉る。
「民主党にはドラえもんのポケットがあるようです。こんなこと出来たらいいな(と)、漠然とした憧れを口にしたら、それを政権公約にする。無理だとなったら、あっさり撤回する。融通無碍、自由自在。相手は、いくらでも夢を語れる宇宙人。これは勝負になりません」
さらに、自民党の鳩山邦夫前総務相が「兄は黒いハト」と批判する鳩山代表の故人・架空献金疑惑もくすぶったまま。
民主党内では「もはや終わった話。国民は献金疑惑よりも政権交代への期待感の方が圧倒的に強い」(中堅)との楽観論が強いが、世論調査では国民の多くが「説明は不十分だ」とみており、与党はいまだ追及の手を緩めておらず、「敵失探し」に躍起だ。
油断、財源論議、長期戦…など民主党内外に潜む落とし穴。民主党立候補予定者の1人は「民主党は『ホップ、ステップ、肉離れ』と詰めの甘さを批判され続けてきたが、落とし穴にはまって肉離れしないためには、地道な運動しかない」と自らに言い聞かせるように指摘した。
以上、夕刊フジより。

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