吹き抜けろ「みどりの風」 大阪冷却作戦展開へ(産經新聞より) | 星が語る『Star』~Astrology Cafe~

吹き抜けろ「みどりの風」 大阪冷却作戦展開へ(産經新聞より)

 ■屋上緑化や街路樹整備 府が検討

 「日本で最も暑い」といわれる大阪の街を自然の力を利用して冷やそうと、大阪府が屋上緑化や街路樹などを計画的に配置して緑の帯を形成し、大阪湾からの海風を市街地に導く「みどりの風」構想を検討していることが27日、分かった。深刻化する都市部のヒートアイランド現象の緩和が狙いで、今年度中に具体的な計画をまとめる方針。

 府が航空機を使って4年前に実施した地表面の熱分布測定によると、コンクリートの建物やアスファルト道路で地表面が覆われた大阪市中心部では日中の地表面温度が46度を超える場所があった。一方で大阪城公園や淀川周辺など比較的緑地が多い場所では25~30度にとどまり、10度以上の温度差があった。

 また、別の調査で、夏の午後に大阪湾から市街地に向かって、強い西風が吹くことが判明。ただ、この風は市街地の熱で暖められるため、中心部に届いても都市の熱を冷ます効果がほとんどないことが分かった。

 そこで府は市街地に涼しい風を導くため、大阪城公園周辺や淀川流域などの主要幹線道路など数カ所を選定し、ビル壁面や屋上の緑化をはじめ、公立学校の校庭を芝生化、街路樹の整備を進め、風の通り道をつくることを計画。さらに、山の冷気を市街地に導くため、府東部の生駒山系から緑地を帯状につなぐことも計画に盛り込む予定。

 府は今年度からボランティア団体や企業と協力し、1万本の植樹に着手。道路に散水して気温を下げる「打ち水」を府民運動として展開することも検討している。

 ヒートアイランド対策に悩む大阪市との連携も検討しており、府みどり推進課は「長期的な視点でみどりの道の整備を進めていきたい」としている。

 大阪管区気象台によると、大阪市の8月の最高気温は平成12年までの30年間の平均値が33・0度で全国一。

 昨年8月の大阪市の最高気温の平均値は32・8度、最高気温が35度以上の猛暑日が8日間あった。

 ◆大阪市や都も緑化事業推進

 ヒートアイランド対策として、山や海からの風を市街地に導く「風の道」を整備し、都市の気温の上昇を緩和しようと緑を増やす試みは、東京都や大阪市でも始まっている。

 東京都は、品川駅周辺の開発にあたって建築物の配置などを工夫し、風の道を確保する方針を打ち出した。公立の小中学校の校庭を芝生化したり、樹木を100万本に倍増したりする計画もある。

 また名古屋市では緑化推進を目的に300平方メートル以上の敷地面積がある建築物を新築する際、一定割合で緑化を義務づける条例を昨年施行した。

 大阪市も、モデル事業として今年度から市中心部を東西に走る「長堀通」の整備を開始。23年度までに、木津川から四つ橋筋までの長堀通の西約1キロで、中央分離帯などに計1200本の樹木を植えるほか、太陽光をはね返し路面の温度を下げる効果のある舗装を車道に施すことなどを計画している。

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【用語解説】ヒートアイランド現象

 都市の気温分布を観測すると都心は高温で郊外になるほど低く、地図上に等温線で示すと都心が海上の島のように見える現象。日本ではこれまで対策がほとんど取られていなかったことから「最後の公害」ともいわれる。熱がたまりやすいコンクリートや舗装道路で地表面が覆われたことなどが原因とされ、大阪ではこの100年間で平均気温が2・1度も上がった。

以上、産經新聞より。

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