3年ぶりの「川上」です。
今回の奈良京都の旅行の大半の楽しみはこの料亭と言えます。
その前にやはり観光ですかね。
奈良ホテルをゆっくりと出発し、東大寺に。
奈良のタクシーの運転手さんも素朴で親切です。
東大寺の前に二月堂を観たほうが,行程として楽、というアドバイスがありました。
二月堂近辺は人もほとんどいなく、ゆったりと見学。
そして階段を下りて東大寺に着くと、そこは別世界、何と中国人ばかり?の賑わい。
その後友人からの提案で「瑠璃光院」に向いました。
旧三条実美の別荘で、旅行客も少なく、閑静なとても美しいところだとのことだったのです。
相当遠く叡山鉄道に乗って終点まで。
駅に着くと緑多く、涼やか。
期待が高まりました。
ところがところが、6/30迄で休館だったのです。
ガッカリ、ガックリ。思考が停止してしまいましたね。
外国人が居なく、静かだと言われた瑠璃光院でしたが、今度は妬けになって
外国人が大好きだという伏見稲荷に向いました。
本当に人、人、人。
「ここは中国?」なんて錯覚しちゃって。
とんだハプニングの後のお楽しみが「川上」だったのです。
さー、今日は何を食べさせていただけるのでしょうか。
*まず最初はコーンのスープ・じゅんさい入り
じゅんさいの食感、そして柔らかな甘さのコーンスープ。
*毛蟹とジュレ
ちょっと酸味の利いたジュレがとても爽やかです。
*祇園祭りに合わせた食器での八寸
鯛の酒盗、初めて食べました。
*お造り、ここにもたっぷりの鱧、手作りの梅肉がウマーイ。
福井県の梅干しを使っているとのこと。福井県でも三方五湖と言っていました。
由良のウニは上品な味でした。
*新レンコンのハンペンと鱧のお吸い物
鱧の頭と骨を焼き、じっくりと濃いスープにして、かつお出汁で割ったスープはそれはそれは美味。
まだ続きます
*かもなすと海老の味噌グラタン
洋風な一品でも楽しませていただきました。
これってわが家でも参考にしようかな。
*焼き鱧
お隣さんのリクエストなのですが、我々にもサーヴィスしてくれました。
*布海苔ソーメン
冷たい上質のつゆでいただく布海苔ソーメンは格別、その上に蒸し鮑まで載っているのでした。
お酒も手伝って、もう満足、満腹、この上なしです。
季節、行事、いや月々にあわせ、食器もお飾りも変えてゆく。
勿論メニューも変えて。
祇園の料亭の配慮の深さにも感激し、幸せな気持ちで帰路に着いたのでした。