七夕の夜の…8 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「て、大護軍!!は、早く見て下さい!!あ、あれを!?」

 

外に出ると、テマンとトクマンが漁師小屋の上空を指差し、大声を上げていた。

 

チェ・ヨンが後ろを振り向くと、そこには…

 

大きな大きな満月が顔を出していた!まるで昼間のように明るい月明かりが3人の驚いた顔を照らし出していた!

 

「なんだ!これは…何かの天変地異の前触れか?」

 

「何?チェ・ヨン…どうしたの?ねぇちょっと!!私にも見せてよ!敵とかじゃないんでしょ?」

 

懐のウンスがモソモソと動いて、巾着から出ようと試みている。チェ・ヨンはウンスを出してやり、空に昇る…見たこともないような大きな月を見せた…

 

「うわぁ~綺麗ね…スーパームーンじゃない!この時代って、やっぱり空気が綺麗に澄んでるのね…今まで見た中で、一番の大きさだわ…大きさも輝きも30%アップね…ほんと、綺麗…」

 

ウンスはチェ・ヨンの手の中で、うっとりと月を眺めていた…ウンスと月を見比べていたチェ・ヨンは、驚きが収まらない様子でウンスに尋ねた。

 

「すーぱー…イムジャは、この月がなぜこのように明るく大きいのか、知っておるのか?」

 

「ええ、もちろん!天文学は得意よ!これはね、スーパームーンって呼ばれてて…ん~簡単に言うと、月とここ私達の生きている地球の距離が一番近くなったから、大きく見えるのよ!すごく輝いてるでしょ?でもね、月が光ってるわけじゃないのよ。太陽の光を反射してるだけなの」

 

ウンスは、チェ・ヨンの大きな手を太陽…自分の手を地球と月に見立てて、一生懸命説明したが…地球という概念すらない高麗時代…さすがのチェ・ヨンにも理解不能だった…

 

「ん~難しいわね…まぁでも天変地異が起こるとか、そういう事はないから安心して!ちょっと引力が強くなるかもだけど…この後ね、もっと大きくなるわよ!楽しみにしてて!」

 

テマンとトクマンはほっとしたような表情を浮かべ、さすが医仙様だなと頷きあった。

 

「な、何?どうしたの?チェ・ヨン…そんな顔して…」

 

チェ・ヨンは、ウンスを眩しそうに見つめていた…

 

「いや…ふっイムジャがおって良かった…先の世を知る天女…か。我らだけでは、慌てておったかもしれん…ありがとうイムジャ」

 

「小さくても…あなたのお役に立てて光栄よ!ふふ」

 

チェ・ヨンは愛妻を誇らしく思い、二人がいることをつい…失念し、ウンスの頬に唇を寄せてしまった…二人が見てるわよとウンスに小声で言われ、我に返ったチェ・ヨンは、二人に睨みを利かせることは忘れなかった…

 

「う、うん…見てみろよ…テ、テマン…海が綺麗だなぁ」

 

トクマンは、蹴り飛ばされる前に気を利かせ、目を逸らしながら後ろを振り向くと、月に照らし出された明るい大海原に…大小合わせて10艘程の船の一段が見えた!

 

「大護軍!あそこに船です!船が見えます!倭寇かもしれません!南へ向かっているようです!岸辺に近づいて来てるように見えませんか?!」

 

チェ・ヨンは慌てて、トクマンの指差す方を見た。かなりの大型船が1艘…あれが母船であろう…この昼間のような月明かりの中…もう一つ村を襲う気か…クソッ!そうはさせん!

 

その周りを守るように、小型船が少し遅れて進んでいるのが、はっきりと見てとれた…

 

「テマン!この先に村はあるかすぐに確認してこい!この1本奥の道を行け!奴らに見つかるなよ!」

 

「はいっ!」

 

テマンは颯爽と馬に跨り、海岸沿いから少し中に入った、松の木に覆われた脇道を飛ぶように疾走していった。

 

「トクマン!お前はチュンソクの所へ戻り、急ぎ兵達を連れて来い!取り敢えずお前に付いてこられる迂達赤だけでも構わん!お前も脇道を走れ!俺はテマンの後を行く!この先の村まで急ぐのだ!行け!」

 

「はっ!」

 

トクマンが駆けて行くのを見送ると…ウンスを懐へ戻し、チェ・ヨンもまたチュホンに飛び乗り、テマンを追いかけるように走り出した。

 

「イムジャ…少し急ぎます!舌を噛まぬよう気をつけて!」

 

「うん!わかった!…チェ・ヨン…どうするつもり?」

 

ウンスは巾着の紐を少しだけ開けてもらっていたので、僅かに汗を滲ませたチェ・ヨンの顔を仰ぎ見ながら、大声を張り上げた。

 

「もう…殺させはせん…イムジャ、恐ろしいと思うが…やはりあなたを人には任せられん。俺は最前線に出ねばならん…それが一番兵達の犠牲が少なく済むからだ…故に…」

 

「うん、わかってる。私はここで…耳を塞いで大人しくしているわ…だから私の事は気にしないで!皆を守ってあげて?」

 

ウンスはまだ何か言いたそうなチェ・ヨンに、畳み掛けるように言った。

 

「大丈夫!この中は…高麗一安全な場所でしょ?ふふ」

 

と、チェ・ヨンの胸を叩いた。

 

チェ・ヨンは、チラッとウンスを見やると…はにかんだ微笑みを浮かべた。

 

「護ります…必ず。倭寇などに負ける気はせん」

 

これから始まるであろう…倭寇との戦を前に、優しい月明かりに照らし出された二人は、波の音に背を押されるように、先へ先へとチュホンを駆った…

 

 

 

 

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皆様、こんにちははれ

今日は早いじゃん…とお思いの皆様

またこれから内職と言う名の

お仕事が(´;Д;`)あるので

早めに頑張りましたなみだ

連休中、2日間何をやっていたのかと

聞かれれば…????何も(笑)

ネイルに行ったくらいですフレンチネイル

 

あっ!お話は書いてましたよ!!

今、書き始めの頃の気分で

書いていて楽しいんですよねドキドキ

 

でこれが先日間違って

やっちまったカレンダーです汗

 

ちょっと重ねただけなので

ちまったうちにも入りませんが

影絵のカレンダー見たいと

言われてたので…

 

 

月の話を書くつもりでいたので

その時にアップしようと思っていたのに

(´▽`*)アハハ

間抜けです苦笑

 

 

 

 

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これは庭の唐辛子です辛っ!!!

ある方のブログに唐辛子のお話が青唐辛子

書いてあってうちもあるよ~と思って(笑)

 

私は異常な激辛好きなので

ポリポリ食べちゃいますハバネロ・完熟

1回に5本くらいは食べちゃうので

ばさまが、また追加してくれました。

 

すっごい辛くて涙が出るのもあります(´▽`*)アハハ

 

えっ?なんで食べるのかって?

ん~そこに唐辛子があるから爆笑

相変わらずマイ豆板醤持ち歩いてまっせ!

 

激辛党の皆様

お尻はお大事に( ー`дー´)キリッ

 

では3連休最後照れ

良い休日をペコ。

 

アジャ!!

 

 

 

はる

 

 

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