七夕の夜の…6 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「あはははは!あ~~もうダメ!!お腹が痛い!3人のあ、あの顔!ぶっあはははははは!」

 

ウンスはチェ・ヨンの手の中で、こぼれ落ちそうになりながら、字の如く…お腹を抱えて笑っていた。

 

チェ・ヨンも思っていた以上の3人の反応に、堪えようにも耐え切れず、くっと声を出して吹き出していた。ウンスと一緒になってからというもの…自分がこんな風に笑えるのだと、思い出すことが出来た。

 

「て、大護軍!!医仙様っ!?な、なのですか?!あ、あのこれは…ど、どういうことなのでしょうか?な、何故こんなにお小さく…?い、いや、幻ですか?ゆ、夢?」

 

チュンソクは自分の頬を何度も叩いてみたが、目の前の出来事に何ら変化はなく、ウンスは小さいままチェ・ヨンの掌で、弾けるように笑い続けていた…

 

「驚かせてすまんな。我らにもわからんのだ…今朝起きたら、イムジャがこのように小さな身体となってしまっておった…故に、俺の出陣の間に何かあってはいかんのでな…連れて参ることに決めたのだ。まぁ…常に俺の懐におることになるはずだ。お前達に、頼むことはないかもしれんが…念のためだ。もし俺が守れぬ時は……頼む」

 

ようやく自分を取り戻したトクマンが、打った頭を撫でながら頷いた。

 

「は、はい!お任せ下さい!命に代えましても!そ、それにしても…この様な事が…本当に小さくなられて…」

 

チェ・ヨンは、軽くトクマンの尻を蹴り上げた。

 

「またそれか!?簡単に命を懸けるなどと言うなと、いつも言っているだろう!お前にはいくつも命があるのか?危ない時は背負って…いや掴んで逃げろ!生きることだけ考えるのだ!」

 

「へ?お身体を、この手でぐっと握りしめても…?ぐっふ!!!いってぇ!!」

 

トクマンが両手を広げ、胸を揉むように指を動かすと、容赦なく…これでもかとチェ・ヨンの蹴りが飛んできた…

 

打ったばかりの尻を…また蹴り上げられ、うずくまる…相変わらず、要領の悪いトクマンであった…

 

「ちょっと!チェ・ヨン、可哀想よ…と言う訳なの…信じられないかもしれないけど…見ての通り、こんなに小さくなっちゃった…どうしてだか…私達にもわからないのよ。これから…どうぞよろしくお願いしますね!あはは、それとさっきは驚かせてごめんね!皆さんに迷惑かけないように頑張ります!……あと、この身体だからオペが出来ないの…みんな、怪我しないようにね?」

 

ウンスが可愛らしくチマを広げながら頭を下げると、そのあまりに現実感のない美しさに、3人とも夢見心地でため息を吐いた。

 

「い、医仙様…おいらにお任せ下さい!」

 

「うん、テマン君、またよろしくね?」

 

「これは、ここにいる者と陛下のみ…知る事として欲しい。くれぐれも内密に頼む。何があるか…わからんからな。俺はこれから2人で、陛下にご報告に行って参る。お前達は出立の準備を終え、ここで待機していてくれ」

 

チェ・ヨンは、顔を引き締め3人の顔を確かめる様に眺めた。

 

「はっ!かしこまりました」

 

3人は、恭しく跪き頭を垂れた。

 

 

 

*********

 

 

 

「失礼いたします、陛下」

 

チェ・ヨンは入室の許可をもらうと、足音もさせず王が政をしている宣政殿へ入った。陛下は、難しい顔で書に目を通しているところだった。チラッと視線だけでチェ・ヨンを捉えた。

 

「お~大護軍、待っていました。朝早くの伝令…」

 

「陛下、申し訳ないがお人払い願えますか?」

 

チェ・ヨンは、先まで言わせぬよう言葉を被せ、小さく頭を下げた。王は頷きすぐ全員を退室させると、チェ・ヨンに目線を戻した。その力強い視線の先にいたドチを振り返り、首を横に振った。最後の一人が部屋を出ると、チェ・ヨンは静かに切り出した。

 

「陛下、ありがとうございます。内密にお知らせ致したく…手間を取らせてしまい申し訳ございません」

 

「前置きは良い。どうしたのだ、あの手紙は…意味が分からぬ」

 

王は、眉をしかめながら困惑顔で言った。

 

「お見せしたほうが早いかと…ですが陛下…あまり驚かれませぬよう…」

 

チェ・ヨンは、珍しく口ごもるように見えた。懐にしまってあった巾着袋を首から外すと、王の机に大事そうに置いた。ゆっくりと袋の紐を緩め、一気に下へおろした。

 

王は…自分に向かい頭を下げる、小さなウンスを見て…思わず逃れようと背後に下がり…椅子ごとひっくり返りそうになってしまった!慌てたチェ・ヨンに、椅子の背を掴まれ何とか事なきを得た…だが、さすがに大声を上げることはなく、王の品格は何とか保たれた。

 

「あ〜はお、王様!おはようございます!驚かせてしまってごめんなさい…私もチェ・ヨンも何でこうなってしまったのか…見当もつかないんです。朝起きたらこの状態で…しばらくお身体を診て差し上げられません。ごめんなさい」

 

と、ウンスはペコリと頭を下げた。

 

しばらく呆然とウンスとチェ・ヨンを見比べていた王が、ややあって再び口を開いた。

 

「…ほ、本当に医仙であるのだな?1尺程しかないが…その…なんというか…大事無いのですか?」

 

王は、ウンスに合わせ、少し身体を屈め、躊躇いがちに言った。

 

「はい、小さいって事くらいで…後は何でもないんですけど…食べる物も少なくて済んじゃうんですよ!」

 

ウンスは、いつもの通り物怖じもせず明るく答えた。

 

「陛下…妻は今このような状態で、とても…心配で置いて戦になど行けません…故に異例のことではあろうかと思われますが、此度の遠征に伴って参ること、お許し頂きたいのですが…」

 

思わず…我にもあらず、幾分震える声でチェ・ヨンは言った。

 

「えぇ、もちろんです。許可もなにもないでしょう。私とて王妃がこのような状態になれば…同じことを思うだろう…漸く夫婦になったと言うのに…2人には酷な事であるな…戦になど行かなくても良い!…と、言いたい所ですが…やはり大護軍抜きでは心許ない…すまぬが…二人共怪我のないよう頼みます」

 

王は心配そうに、2人を見つめていた。

 

「はっ!陛下、ありがとうございます!では失礼致します!」

 

「王様、行って参ります!」

 

チェ・ヨンはまた巾着を懐へ戻し、では、参ろう…とウンスに囁くと、足早に兵舎へと戻って行った…

 

 

********

 

 

チェ・ヨンは集まっている、千人を超す兵達に向かい、大声を張り上げた。

 

「此度は、碧瀾渡を下った沿岸地帯に侵入している倭寇を叩くために戦に参る!奴らは、貪欲で残忍だ!子供であろうと容赦せん奴らだ!大人数で臨海戦術に打って出てくるだろう。だが、こちらも負けてはおらん!命は一つしかない!大事にせよ!気を引き締めて戦に備えるのだ!では、いざ出陣っ!!」

 

「はっ!」

 

昨夜の雨が嘘のように、洗いたてのような真っ青に輝く青空に、兵達の轟くような声が響き渡り、大地は揺れた…

 

ウンスは、鎧の中で守られているので前が見えなかったのだが、夫チェ・ヨンの勇ましい声に圧倒されていた。

 

いつもの甘く優しく響いてくる低音ではなく、この国を背負って立つ…大護軍としての力強い声に、感動すら覚えていたのだった…

 

 

 

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皆様おはようございます照れ

晴天ですはれはれ

ライブ日よりですsei

いや…暑くてやばそうです滝汗

 

あっライブとは…昔で言うところのコンサートってやつですねWハート

 

私、今だにたまにコンサートって言う時があって、娘に馬鹿にされやすけっ!

 

今日の小噺ですが

久々にうちの糞ババア…おばあさん

もとい…母の話

新しい読者様は知らないかなぁ…

所々小噺に出てくる、危険な婆さんです魔女

 

最近もね…相変わらず賞味期限てなんだべ?って生活ですよ( ̄◇ ̄;)

 

この間は2週間前に賞味期限切れた豆腐…自分で味見して、うん!大丈夫!…とジジイに食わせてまして…

 

お前は食わんのかい!!…と声を大にして言いたかった…あせ

 

そんな婆さんと私…

不思議な力(笑)がありまして…

例えば、今日はカレーが食べたいな~って月に1回くらい思うんですが…

 

仕事から、○ーモントカレー買って帰ると…匂うんです…カレーが。すごくないですか?

 

昨日もね…うちの爺さん、数の子わさび笑が好きで、毎日食卓にあったのに、ここ数ヶ月見かけないなぁって、スーパーでそれを見たときに思ったんで、買って帰りましてん高島忠夫

 

はい!皆さんの思ったとおりです!

 

ばぁさまも昨日買ってたんです!!

 

こんな風に買うものが重なることが、本当に良くあって…

 

やっぱり親子なのか…と、落ち込むはるでしたなく

 

 

今日、明日はライブでパソコン、スマホ触れません。ごめんなさい(近場なのに泊まるので)

 

しかも、このお話に追いつかれちゃって、7は書き途中なの…(´▽`*)アハハ   ごめんでござる

 

なので、明日はお休み…もしくはチェ・ヨンの作り方でも、大丈夫ですか?

 

パソコンとスマホとじゃ文字サイズが違うので、直しが入ったり小噺書くと、変な感じになっちゃうと思いますが、その辺ご了承くださいませ!

 

そうだ!相変わらずのトクマン滝汗

使い古したセリフですがほんと

好きなのでテヘッ☆

今日も入れ込んでおきましたペコッ

 

お話…大丈夫ですか?

つまらなくない?

突拍子もないお話だから…ポーン

リハビリになってますかね?

ちょっと心配ですガーン

 

では今日も一日アジャちゅっ

 

ライブ楽しんで来ますいえーいピース

 

 

 

 

 

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