85.見附 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

少し日が陰り、辺りには涼しい風が吹き始めた頃…1台の馬車が王宮の裏門から静かに出て行った。

それは…周りを黒く塗り固め、模様も入っていない馬車だった。王宮の物ではないと言う事は確かだ。

馬を操る御者にいたっては、こちらも黒ずくめで頭からは蓑笠を深く被り、その顔をうかがい知ることは出来なかった。

その後ろを、気配を殺して音もなく跡を追う者たちがいた。

3人は目配せをして、ばらばらに散っていった…




___________その数刻前…

「イムジャ!俺が!」

「えっ…でも…」

ウンスが男に向かい腕を伸ばすと、チェ・ヨンに肩を掴まれ止められてしまった。

男にサラシを巻く際、どうしても抱きつくような体勢になってしまう。医師としては、どうということもないのだが、相手が相手なだけにチェ・ヨンには到底許せるはずもなかった。

チェ・ヨンはウンスの腕を掴み、立ち上がらせると、有無を言わさずその手にあるサラシを奪い取り、代わりに持っていた鬼剣をその手に納めた。

「16から
戦場で生きてきたのだ。俺とてこの程度のことは出来る」

チェ・ヨンは男の背後に回り、体にサラシを巻き付ける。

「ぐっ!放っておけっ!触るな!・・・・・・・・・・・・・」

男は、呻き声をあげながら、突然元の言葉で話しだした。

「テマン、この男なんと?」

「はっはい!この屈辱…か、必ず晴らす。お、お前を捕らえ、その女をお前の目の前で俺の物にしてやるから覚えていろと…」

チェ・ヨンは口の端で笑うと、ぐっとサラシをきつく締め直した。ミシミシッと骨の軋む音が聞こえてきた。男の口からは、更なる呻き声が漏れる。

「チェ・ヨン!きつく締め過ぎよ!それじゃあ他の場所まで折れちゃうわ!…うん、そのくらいで。結び目は、折れていない方の脇腹に。そう…これをあと2本巻いてくれる?…ちょっとあなた!まだそんなこと言ってるの?何度も言うけど、私はこの人の妻よ!物じゃありません!私は、私の意思でしか動かないわよ!絶対にね!」

男はウンスを睨みつけ言葉を発しようと口を開くが、その都度チェ・ヨンに限界まできつく締め上げれ、その声は言葉にはならなかった。

「ふっイムジャ、これで良いか?さあ、もう参りましょう」

「ええ、チェ・ヨンありがとう…。良い?安静にしてないと治るものも治らないわよ!まぁ、この中じゃ暴れることも出来ないでしょうけど…14日間は無茶しないようにね。お大事に!」

男はその場に崩れ落ち、肩で息をしながら二人の後ろ姿を射るように睨みつけていた。



牢を出た3人は、王のいる康安殿の方へと向かう。

「ねえチェ・ヨン…これからどこへ行くの?」

「あの者の処分について、陛下に相談に参ります」

ウンスはチェ・ヨンの袖口を掴むと、不安げな顔で立ち止まり、彼を見上げた。

「やっぱり…死罪とかになっちゃうの?…元の人間を罰したりして…後から問題にならない?あなたの事が…心配だわ。私なら大丈夫よ。もう絶対勝手に行動したりしな…勝手…に…?あっ!思い出した!後で妓楼に付き合ってくれる?テヒさんの抜糸を忘れていたわ!」

「心配はいらぬ。二度と此度のような事にならぬよう…奴らに知らしめねばならん。今後…あなたに手出しはさせませぬ。妓楼ですか…ええ、もちろん共に…ただ、少々遅くなっても構わぬか?」

「うん、あなたの空いた時間でいいわ。忙しいのにありがとう」

チェ・ヨンは深く考えを巡らせ…暫く難しい顔をしていたが、心配そうに自分を見つめるウンスの眸に気づくと、安心させるように微笑んだ。

「イムジャ…あなたは余計なことを考えず…いつもの通り笑うて下さい。それが一番…俺の気を漲(みなぎ)らせてくれるのだ」

「ふふ…うん。わかった。任せて!じゃあ行きましょ」



3人が、康安殿の入口に差し掛かった時…数人の男の声が響いてきた。

ハッと立ち止まったウンスは、縋るようにチェ・ヨンの腕を取る。

「イムジャ?どうしたのだ?」

急に目を閉じたウンスは、その声に集中しているようだった。

「この声…覚えがあるの…もしかしてあの時の…」

そこへ、声の主たちが現れた。身につけているものから、元の人間だということがわかる。

チェ・ヨンの鋭い視線が、その中の一人の男を捉える。

警戒するようにウンスの手首を掴み、自分の後ろへ退がらせた。

男たちも二人に気づき、話をやめ足を止める。

チェ・ヨンは身動ぎひとつせず、
その男…ただ一人だけを不躾なまでの強い視線で睨みつけ、網膜に焼き付けた。

そう…その男の右手には…包帯が巻かれていたのである…
















皆様こんばんは
別館の【拍手】本当にありがとうございますペコ
本当に嬉しいですハート
十分パワー頂きましたぁあげ
…故に…
もう【第二部】書き始めてますよ~きゃ


え~~っと…そして
今日はご報告イヨッ

先日…次男からのびっくり発言が
ありまして…
な、なんとビックリビックリ

彼女と籍を入れると…

お~~!?
お前まで出来ちゃった婚?!
いいえ
えへへ…
…ちゃいました。(;´Д`)ハァ…
彼女は1個上の23歳なのですが
何故だか結婚に焦っていると…
ただそれだけの理由(笑)

でもまぁ、高2から付き合いだし今年で6年…
彼女の家には毎週泊まってはいたのですじゅる・・
ですが…・・・・・!!!!!!!!!!
まさか、結婚とはへ?

でもきっと
この家から出たいと言うのも
正直あるのかな(´-ω-`;)
だってそれは
私が20で結婚した理由だからなく

ありえない祖父母(私の両親)ですからムカムカムカムカムカムカ
子供達にも本当に
小さい時から苦労をさせました
ううっ...


親の結婚が早いと、子供も早いとは言いますが…
まさか男の子までこんなに早く行くとは思わなかったえへへ…

昨日…彼女のご両親にご挨拶に行ったらペコ
泣かれてしまったそうですううっ...ビックリ

なんの涙?と聞いたら
嬉し涙だったと…ハァ

(;´Д`)ハァ…
とりあえず良かったねあげ

残る娘は…
え~~~
(´・ω・`;)
(」゜ロ゜)」マジカヨ。。。。
私が一番遅いのかぁと
嘆いておりました笑

「もう母ちゃん、最終的にあんたのとこに
行くしかないから(
笑)
金持ち宜しく!孫の面倒は見るぜ!」

「金持ち?
あの人(162CM、28歳)しかいないじゃん」

…と昨日、グアムから帰った娘と語り合っておりましたきらきら


やらねばならぬことが
いっぱいです
忙すぃ~~~
でも
良い加減にやっていきます
ケ・セラ・セラですな

では(*^-^*)ノ~~マタネー
あっ
小噺でお話飛んじゃったらごめんね(;・∀・)

アンニョン