80.心和 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「チェ・ヨン?どうしたの?そんなに引っ張ったら痛いってば」

チェ・ヨンはドンッと扉を足で蹴り飛ばし、鬼剣を入口で放り投げるとウンスを部屋の真ん中の椅子に無理矢理座らせ、自分も隣に乱暴に腰を下ろした。

やっと解放されたウンスの手首は、少し赤くなってしまっていた。

「…チェ・ヨン…急にどうかした?何かあったの?」

ウンスは手首を摩りながらチェ・ヨンに小首をかしげた。

「…あなたは今何を?!」

チェ・ヨンの顔は怒りでひきつっているようだった。

(私…何かやったかしら…えっと…)

「何って…食堂に…」

(あっ?もしかしてイルソン君のこと?…違うか?あとは…なんだろう)

「あっ!あなたより先にご飯を食べようとし…」

「そのようなことではない!イムジャ!あなたは俺の妻なのだ!その立場をもう少し考えてくれねば!」

チェ・ヨンは語気を強めウンスに詰め寄った。

「考えてるわ!いつもあなたの役に立ちたいって…それが今どう関係があるの?」

「わからないのならもう良い!」

(やっぱりそうか…はぁ…やっちゃった…)

チェ・ヨンが怒りに任せ立ち上がった拍子に、椅子が後ろへバタンと倒れた。そのままウンスに背を向け大股で扉へ向かって行く。慌てたウンスが走ってチェ・ヨンを追いかけ、その手をつかもうと手を伸ばしたのだが、触れる寸前でするりと外されてしまった。

「チェ・ヨン!ちょっと待って!どこに行くの?」

チェ・ヨンはその声を無視して進んでいく。

「あっ!つっ!」

足が縺れたウンスはその場に蹴躓き、その拍子に割れていた床板で
手のひらを切ってしまった。

気づいたチェ・ヨンが、慌ててウンスへと伸ばした指先は間に合わず、空を切った。

「イムジャ!あなたは何を!どうやったら何もないところで転べるのだ!ほら、こちらへ」

まるで重さがないかのように軽やかにウンスを抱き上げると、先ほどの椅子に座らせた。しゃがみこみ、ウンスの手を取ると、迷うことなく傷口に唇をあて血を口に含む。

「あっ…チェ・ヨン、このくらい大丈夫よ…それより…さっきのこと…謝るわ…」

チェ・ヨンは何も言わず、下を向いたままだった…

「あなた…イルソン君の手に触れたから…怒ってる…のよね?ごめんなさい…つい」

「つい…なんだと言うのだ…」

チェ・ヨンの声はとても静かだった。それでもそこに込められた重い響きに、ウンスはチェ・ヨンの頬に伸ばしかけた手をビクッと止めた。

(はぁ…やっぱり…ただのコミニュケーションなのに…でも兄弟にすら足首も見せたらいけないこの時代には、通じないか…それにしたってそんなに怒らなくたって…)

「迂達赤の新人のイルソン君がね…とても悩んでいたの…私はあなたの妻だけど…その前に医者でもあるわ…医師として彼の悩みを聞いてアドバイス…えっと、助言をしていたの…元気付けようと手を握った…ただそれだけよ」

「…奴の悩みとは?医員とは病だけでなく人の悩みまで相談に乗るのか?」

チェ・ヨンは唇の端を皮肉に曲げ、ちらっとウンスを見上げすぐに視線を戻した。

「…イルソン君の事は…言えないわ…そうよ、心の病を治すのも医者の仕事。それにね…医者は患者の事は自分の家族にも話したらいけないの。彼に触れたこと…怒ってるのよね?ごめんなさい…もうしないわ…だからそんなに怒らないで」

「俺にも言えぬと?ならば俺は奴から聞くまでのこと…もう良い…」

溜息とともに、チェ・ヨンは言い放ち、顔を引き締め立ち上がると踵をかえした。

ウンスは、立ち上がりその後を追いかけ、チェ・ヨンの前に回り込む。

「チェ・ヨン!待って!これだけはわかって欲しい…私は医者だからこれからもこいうことがあるかもしれない…でもそれは医者だからで…」

「わかりました…もう良いと言ったはずですが」

チェ・ヨンは冷たく言い放ち、無視して進もうとする。

「チェ・ヨン!お願いよ…」

ウンスはチェ・ヨンの行く手を塞ぎ、その大きな体にぶつかっていった。下から顔を覗き込むと、まだその目は怒りを含んでいる…

「本当にごめんなさい…そんな哀しそうな顔をして一人で出ていかないで……躓いてまた怪我をすれば良い?…そうしたら立ち止まって私を抱き上げてくれるの?だったら何度だって転ぶわ…お願いよ…ね?」

ウンスは、薄っすらと眸に涙を浮かべ、チェ・ヨンの顔を見つめている。

ふっと鼻から息を吐くように微笑むと、チェ・ヨンの眸が柔らかく綻び、ゆっくりとウンスに近付いてくる。触れ合うだけの口づけが徐々に深くなり、ウンスに誘われたチェ・ヨンの舌が、優しい生き物のように口内に入ってきた。

背中をすべる大きな手は、ウンスの身体を優しく抱く。その手が次第に下へとさがり、丸みのある膨らみに悪戯に触れていく…


すると…そこに欠伸をしながらトクマンがやってきた。
「てほっ!!??」
慌てて自分の口を塞いだ!

トクマンはチュンソクに言われ、二人を呼びに来たのだが…執務室に足を踏み入れるや否や…二人の濃厚な接吻を目の当たりにして、その場から動けず、柱の陰に隠れゴクリと生唾を飲み込んだ…

トクマンが居る事など、とっくに気がついていたチェ・ヨンは、瞼を開くと面倒くさそうにトクマンを睨みつけ、あっちへ行けと片手で追い払った。



長い抱擁に力を奪われてしまったウンスは、チェ・ヨンの腕に支えてもらっていた。

「う…ん…チェ・ヨン…今誰か来た?」

「ふっトクマンが我らを心配して呼びに参ったようだ。だが気にせずとも良い…もう夫婦なのだから…」

「そうよね…私たち…あの時とは違うのよね…結婚って大きい…なんだか嬉しいわ。ねぇ…チェ・ヨン?この際だから言っておくわね。あなたには私がふらふらしてるように見えるのかもしれない…でもそんなことはないわ…あなただけ居てくれたら私は何もいらないの」

「…すまぬ…わかってはおるのだが…」

その時ウンスのお腹がグーッと鳴った…

二人は顔を見合わせて、子供のようにあどけなく笑いあったのだった…



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皆様おはようございます
申し訳ない
夜にアップする予定が
小噺書く前に寝てしまった( ̄◇ ̄;)
前のお話覚えてる?
笑9
読んできて~アハハ
私、自分でも忘れちゃってて
ふ
読み直しに行っちゃった
汗
昨日会社の昼休み
R読んでびっくり
ううっ...
誰だよ

こんなの書いたの

……あたしだよ

はぁ
ううっ...
夜書いたやつは

昼間に読んじゃいかんね

削除しようかと思ったよ




聞いて~
がーん
ずっと休んでた事務員
昨日ね辞めに来たの!

挨拶もなし!
!!
(来社時も退社時も)
一言も言葉を交わすことなく
辞めていきました
・・・・・・・2
嘘じゃないよ
!!


3年だよ?
気の合う人でははなかったけど
顔に縦線2
一緒に仕事して3年…

ありがとう
お世話になりました
ご迷惑かけて…
一言もなく辞めていきました
菓子折りひとつなし
親も来てたんだよ?


本来なら
次の事務員にひと月
仕事を教えて引き継ぎを…
という形なんだけど
それもせず…

工場長曰く
そういう人間だから
こういう結末になるんだよと


いやいや…
そんな人間
入れとるのは
お前だろ~~

…と言いたかった私でした

ちょっとへとへと
涙
愚痴ってすまぬ

では
今日も一日
ファイティン
泣


ちま友笑のさかねちゃんに
おねだりして
お借りしちゃいました
さかねちゃん(´▽`)アリガト!わー
タイムボカン キ・チョルあ
可愛いでしょ?