またあの夢…
彼が私の腕の中…
どんどん冷たくなっていく…
典医寺の暗い部屋の中、ウンスは震える体を自分で抱きしめた。
チェ・ヨンはこの所忙しいようで今日も顔を見ていない。
彼に逢いたい…
声だけでも聞きたい…
あの人無茶して怪我してないかな…
少しは私のこと…
考えてくれてる…?
でもこんな時間に…
逢いになんか行けるわけない。
ウンスは大きな溜息を吐いた…
「そこにいる?…」
居る訳もないのに、漏れる声…
「…はい…おります」
躊躇いがちな声が部屋の外から聞こえてきた。
「えっ!?チェ・ヨンさん?どうして…」
ドクンと心臓が跳ね上がる…
逢いたい…
「今宵は俺が歩哨を勤めております。どうかしたのですか?医仙…」
毎夜うなされているウンスが心配で、ここ数日…
なんとか時間を作りチェ・ヨン自らが夜の歩哨に立っていたのだ。
「ううん…何でもないの…夢を見ただけよ。でも…眠れないの…ここに来て?」
顔が見たい…ただそれだけだった。
「いえ…ここで…」
「じゃあ私が行くから良いわ」
あなたの困ったような眸に私を写して欲しい…
ウンスは夜着のままチェ・ヨンの元へ向かう。
「なりません!イムジャ!誰の目に触れるか!」
チェ・ヨンがウンスの部屋に慌てて入ると、入口で微笑みながら立っていたウンスが、チェ・ヨンの腕の中にふわっと飛び込んできた。
柔らかな花の香を運びながら…
「ふふ、騙されたわね。お願い…少しだけでいい…このままでいて?」
「震えておるではないですか?どうかしましたか?」
ウンスの華奢な体に腕を回し、子をあやすように背中を叩く。
「ううん…何でもない…眠るまでで良い…側にいてくれる?」
ウンスは夜着1枚しか着ていない体を、強く彼に押し付けた。
「いえ…誰が見ているとも限りませぬ。もう俺は行かねば」
ウンスは、チェ・ヨンの顔を見上げると、すがるように見つめ首を振る。
「イムジャ…あなたのため…」
突然だった…
唇に温かく柔らかな感触…
一瞬何が起こったのかわからなかった…
だめだ。
頭では分かっていたのに…
触れ合う唇が甘く痺れ、身体中にあなたの想いが流れ出す…
そして…
凍えた俺の心をどこまでも満たして行く…
止められなかった…
微笑み頷くイムジャを、壊してしまいそうになるほどに…
あなたに溺れ…
声が枯れるほどあなたを哭かせ…
汗ばむ身体を貪るように何度も熱をわけあった…
腕の中…縋り付くように眠るあなたの温もりを、俺は生涯忘れえぬことだろう…
あなたをお帰しするその時まで…
この想いを胸に抱いても良いでしょうか…
イムジャ、恋慕っております…

皆様、こんばんは
本日のはるは酔ってます
本編やはり書けませんでした
なので
グルっぽネタ
1本お送りいたします
このあと…
もう1本別館へお連れできるでしょうか…
昨日も申し上げましたが…
そちらにつきましては
ノークレーム
ノーリターンで
(読まなきゃ良かったと返されても困るのよ~
)
それから、今回のグルっぽの祭り
もともと居る人しか参加出来ないのです
申し訳ないっす
でもお話は別館に上げていきますね
コメ返ですが、GWに
なっちまいそう
大丈夫?
カレンダー通りの休日なうちの会社
ムカつきます
本当に申し訳ない
みんな
本当にいつもありがとv(*'-^*)-☆
ではもう少しお待ちくださいね

