チェ・ヨンは、とっくに目覚め…ウンスの身体を腕に抱き…悪戯に柔らかな首筋へ食むような口づけを繰り返す…
ウンスは時折くすぐったそうに首をすくめ、ふふっと頬を緩め暖かな吐息をチェ・ヨンの胸に吹きかけている。
このところ…悪夢に追われることが少なくなってきたウンスの寝顔を、蕩けるような笑顔で見つめていた。
毎朝、ウンスの重みに悦ぶ甘く痺れた腕…何とも言えない心持ちだった。チェ・ヨンは柔らかな亜麻色の髪を撫でながら思った。いつまでもこのままでと…
だがそろそろ出仕せねばならん…イムジャをどうするか…まだ危険は去ってはおらん…迂達赤を増やすか…?いや…ここは…
そうだ…!
チェ・ヨンは一人ほくそ笑むと、ウンスを優しく目覚めさせる…
唇を重ね舌で唇をなぞって行くと、甘い囁きと共にウンスがもぞもぞと動き出し、ゆっくりと瞼を開いた…
「あっ…チェ・ヨン…おはよう…」
一瞬、恥ずかしそうに微笑むと伸び上がり、チェ・ヨンにキスをした。
「イムジャ…少し頬が腫れてしまったようだ。痛みは?」
ウンスの左頬をいたわるように撫でる。
「大丈夫よ…少しお腹がまだ痛むけど…」
「イムジャ…すまぬな。本当は休ませてやりたいのだが…家に置いておくのも不安なのだ。しばらく俺と共に出仕してくれぬか?」
「ん?どういうこと?」
ウンスは不思議そうにチェ・ヨンの眸を見上げた。
「イムジャを連れ去ろうとした奴らは、おそらく元の摂紅使達の仲間であろうと思う。奴らには、陛下から正式にイムジャの件は断ってあるのだが、それを良しとしていないのだろう。元の高官の中には、おなごを攫って行く者も珍しくはないのだ。此度の相手…かなりの使い手がおるようだ。迂達赤を数名つけようかとも思ったのだが…やめた。イムジャは俺の妻だ。俺が守らねばならん…」
「ずっと一緒に居てくれるの?大護軍のあなたが?昔みたいに?」
ウンスは不謹慎だがつい嬉しくなって、微笑んでしまった。
「ええ…奴らが元に帰ったとわかるまで。また迂達赤の隊員になってもらう。良いか?」
「うん!嬉しい!早く行きましょ!」
****************
「では、陛下…そのようにお願いします」
チェ・ヨンとウンスは王のところへ行き、ウンスの迂達赤への入隊の許可をもらった。
「ええ、大護軍に任せます。医仙よ…此度のことすまなかった。私にもう少し力があれば良いのだが…とにかく無事で良かった」
「王様のせいではありません。私って攫われやすいみたいです!あははっ」
と、笑うウンスをチェ・ヨンが上から睨みつける。
「イムジャ!笑うところではない!もう少し気をつけねば!」
「あ…はい」
「相変わらずであるな…またこのような二人の姿を見られるとは…はは」
王は声をあげて笑い出した。
「「う、うん…では陛下!失礼いたします」
_________「うわ~懐かしい。ここは全然変わっていないのね?あら?隊員がずいぶん増えたのね?」
「ええ、だいぶ人を増やしたのだ。イムジャのことを知っておるものの方が少ないかもしれんな」
前からトクマンとチュモ、チュンソクが二人を見つけ、走ってきていた。
「みんな、今日からまたしばらくお世話になります!よろしくね」
「医仙様…その格好は…大護軍どうされたのですか?」
髪こそ束ねては居ないが、4年前に見た迂達赤の格好をしたウンスそのままの姿に、チュンソクは驚いていた。
「ああ…まだイムジャを攫った奴らがこの国におる。此度は少々相手が悪い。俺が守ることにしたのだ。チュンソク!すまんが俺は忙しい。細かいことはお前に任せる」
「はっ!」
トクマンとチュモは嬉しそうにウンスと話していた。
「イムジャ!皆に紹介する!こちらへ」
「は~い」
鍛練場では多くの隊員たちが各々、身体を鍛えたり、剣の稽古をしていた。チュンソクが大声で集合をかけると、あっという間に隊員たちが整列をする。
「皆!よく聞いてくれ!今日からしばらく大護軍の細君である医仙様が迂達赤に入隊することになった!皆も知っておる通り、昨日何者かに連れ去られた!もう二度とこのようなことがないよう、皆で医仙様をお守りするんだ!良いな!」
「はっ!!」
「みなに迷惑をかけてすまない。奴らが帰るまでの間…面倒をかける」
「はっ!」
ウンスは見知った顔を見つけるたびに、手を振って笑いかけている。
「イムジャ!何をしておるのだ!みなに挨拶を!」
「あっ!はい…えっと私の名前はユ・ウンスと言います。医仙とも呼ばれてるわね。昨日は皆さん本当にありがとう。何も出来ないけれど、怪我なら治療してあげられるわ。しばらくの間、よろしくお願いします」
すると、ウンスを初めて見る迂達赤の間から、ため息が漏れた。
「おい!お前たち!返事は?」
「は、はい!」
はぁ…先が思いやられる…とチュンソクは一人胃が痛くなるのを感じていた…
前からトクマンとチュモ、チュンソクが二人を見つけ、走ってきていた。
「みんな、今日からまたしばらくお世話になります!よろしくね」
「医仙様…その格好は…大護軍どうされたのですか?」
髪こそ束ねては居ないが、4年前に見た迂達赤の格好をしたウンスそのままの姿に、チュンソクは驚いていた。
「ああ…まだイムジャを攫った奴らがこの国におる。此度は少々相手が悪い。俺が守ることにしたのだ。チュンソク!すまんが俺は忙しい。細かいことはお前に任せる」
「はっ!」
トクマンとチュモは嬉しそうにウンスと話していた。
「イムジャ!皆に紹介する!こちらへ」
「は~い」
鍛練場では多くの隊員たちが各々、身体を鍛えたり、剣の稽古をしていた。チュンソクが大声で集合をかけると、あっという間に隊員たちが整列をする。
「皆!よく聞いてくれ!今日からしばらく大護軍の細君である医仙様が迂達赤に入隊することになった!皆も知っておる通り、昨日何者かに連れ去られた!もう二度とこのようなことがないよう、皆で医仙様をお守りするんだ!良いな!」
「はっ!!」
「みなに迷惑をかけてすまない。奴らが帰るまでの間…面倒をかける」
「はっ!」
ウンスは見知った顔を見つけるたびに、手を振って笑いかけている。
「イムジャ!何をしておるのだ!みなに挨拶を!」
「あっ!はい…えっと私の名前はユ・ウンスと言います。医仙とも呼ばれてるわね。昨日は皆さん本当にありがとう。何も出来ないけれど、怪我なら治療してあげられるわ。しばらくの間、よろしくお願いします」
すると、ウンスを初めて見る迂達赤の間から、ため息が漏れた。
「おい!お前たち!返事は?」
「は、はい!」
はぁ…先が思いやられる…とチュンソクは一人胃が痛くなるのを感じていた…
皆様、おはようございます

本篇にも
リクエストのお話を
盛り込んでみました!
NO8、n様
大護軍ヨンの一日社会見学です。大護軍てどんなお仕事してるの?いつ身体を鍛えてるの?筋トレは?なんて細かいことが知りたいと思いました。やっぱりヨンとウンスの絡みが好きなので、ウンスにもそばにいて欲しい。ドラマの中で迂達赤に入隊したウンスも可愛かったので、一日大護軍秘書って感じでも…
大護軍ヨンの一日社会見学です。大護軍てどんなお仕事してるの?いつ身体を鍛えてるの?筋トレは?なんて細かいことが知りたいと思いました。やっぱりヨンとウンスの絡みが好きなので、ウンスにもそばにいて欲しい。ドラマの中で迂達赤に入隊したウンスも可愛かったので、一日大護軍秘書って感じでも…
続きましてぽんたさん

かまぼこ娘にほとんど食われました

美味しかったです

ありがとv(*'-^*)-☆
ぽんたさんも書き始めの頃から
読んで下さっています

私のアメンバーナンバー様1番です














