70.焦慮 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

町へ行くいつもの通り道…行商の運ぶ大木が転がり落ち、道を塞ぎ通れなかった…

あの時引き返していれば…

あれは罠だった…?

でも誰がなんのために…?

チェ・ヨン…

ウンスが愛しい人の名を想った時…暗い闇の中へ落ちていった…


****************


「なんだと!チョンス!?それは誠か?」


チェ・ヨンは、王様とチュンソク、アンジェとの軍議の最中に、火急の要件があると部屋の外に呼び出され、チョンスから報告をうけていた。

チョンスは、チェ・ヨンのあまりの怒声と剣幕に…思わず跪き、俯いてしまったほどであった。

「は!も、申し訳ございません!テマンさんも何度もお止めしておられたのですが…医仙様が、いつも忙しい大護軍に時間を取らせ、わざわざ付き合ってもらうのは悪いからとおっしゃられて…侍医とトギさんも一緒に行かれました…某は、大護軍に報告せよとテマンさんに言われ、参った次第でございます!」

「わかった!お前は、ここにいる迂達赤を連れ、すぐに向かうのだ!イムジャを頼む!トクマン、チュモ、すまぬが、お前たちが指揮をとり、イムジャの護衛に行ってくれるか?!もしかしたら…少々危険かもしれぬ。俺も軍議が終わり次第…参る。それまで頼む!何事もなければ良いのだが…」

チェ・ヨンは焦る心を押さえ込み、眉間に皺を寄せると、王の護衛のために廊下にいた数名も迂達赤に向かい、声をかけた。

「はっ!」
みな、それ以上何も言わず、我先にとチョンスの後を追いかける!

チェ・ヨンはその姿を、祈るように見送り…軍議に戻るため戸に手をかけると、中から戸が開き、王が歩いて来られるのが目に入った。チェ・ヨンの声が大きかったため、全て聞こえてしまっていたのである。

「大護軍よ、医仙に何かあったようですね。軍議など後でも良い。皆を連れ、早く行って下さい。」

「陛下!かたじけない。そうさせて頂きます。チュンソク、トクマン達を借りていくぞ!兵舎から休みの迂達赤を代わりにここへ!アンジェそれまでの間、陛下を頼む」

「はっ!某も共に参ります!」

「ああ、わかった…しかしただ町へ行っただけなのであろう?そのようなこと、今までもあったであろうに…何をそんなに慌てておるのだ?」
アンジェは、チェ・ヨンの肩に手を置きながら聞いた。

「今は…時期が悪い。……共に町へ行く時も、毎日時間を変え、帰りは散歩でもと…道まで変えていたのだ。行く場所は同じ所なのだから、あまり意味もないのだか…それでも時折、人の気配を感じていたというのに…」

「また、誰かに狙われておるのか?お前の細君は…天女を娶ると苦労が絶えぬな」

チェ・ヨンはフッと口元を緩めると
「ああ…わかっておったことである。俺の度量が足りぬだけなのだ…では、陛下!失礼致します!チュンソク!参るぞ!」

「はっ!」


**************


ここは…どこ…何かの中ね…うっ…お腹が痛い…殴られたのかしら…あっ!トギは?!みんなは?どうしたのかしら!?

ウンスは自分の姿を見ようとしたのだが、身体が全く動かない。硬い板の上に縄で括りつけられているようだった。口には猿轡をされ、身体の上に布がかけられており、その上を何かで覆い尽くされていた。その隙間から微かだが灯りがこぼれてくる。

この匂いは…


横に目をやると、人らしきものが横たわっていた。ようやく暗闇に目が慣れてきて、よく見るとトギであった!ウンスはホッとして鼻から大きく息を吐きだした。

ガタガタと揺れている…恐らく荷車に括りつけられているのだろう…体中が軋むように痛い…大きくガタンと揺れた時、トギが目を覚ました!驚いた顔でこちらを見ている。

トギは猿轡をされていなかった…そうだ…あの男達はわからない言葉でトギを見て笑っていたのだ…それを聞いたテマン君がカッとなって…

声が出せない事を何か言われたのかもしれない…

トギの口元を見ると血がこびり付いていた…トギも殴られたようだ。ここはどこかとその口が一所懸命に訴えていた。

私は小さく首を振ることしか出来なかった…ごめんなさい…チェ・ヨン…トギを助けて…私のせいで…みんなは無事かしら…

ガタン…と音を立てて荷車が止まった…

「検閲だ!お前たちは何処へ行く?この荷はなんだ?」

トクマン君だ!私はここよ!気がついて!お願い!!

二人は必死に縄から抜け出そうと体をくねらせるが、ビクともしない…

ここを出てしまえばもう2度と気づいてもらえないかもしれない…トクマン君!気がついて!

「へ、へい…牧草を隣町まで、は、運んでいます」

「荷を検めるぞ!」

そういうと、トクマンは持っていた槍の柄で、藁を数回突き刺していく。槍は、二人の間に綺麗に落ちてきた…

「何もないようだな!良し!行け!」

トクマン君!お願いよ!トギと二人顔を見合わせた!

その時……












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皆様こんにちは
遅くなりました
昨日はへとへとで11時には
バタンキュー←(これも死語?)
朝、5時から書いたのですが終わりませんでした
ごめんね~

例の事務員がまだ休んでまして
軽くパニックになりそうな私でした
壊れかけのはる(´▽`*)アハハ
昨夜、竹鶴呑んで
無心でちまって
パワーアップ
アップ
(えっ?お話書きやがれって?
今日は元気だから大丈夫よ~キスマーク

明日は花金合格

後一日頑張りましょ~~クラッカー

どSなみんなが書いてくれ~と
言ってくれるので書けてますひらめき電球
(じゃなきゃサボってる叫び)
いつもツッコミありがと~ドキドキ
今日は短くてごめんよ
ガーン

それからアメンバーの申請についてですが
今日まで頂いている分は
終わっています。

申請したのに
まだアメンバーじゃないよという皆様
私の過去記事の中にやり方が載っています
そんなに難しくはないと思いますので
良くお読みになってから再度申請を
お願い致します

今日もあと少し
アジャ