トギは元気の無いウンスをなんとか笑わせてあげたかった…でも、言葉の出ない自分ではと…侍医とあれこれ相談したのだが、やはり淋しそうなウンスを微笑ませることは出来なかった…ウンスにとって、チェ・ヨンの存在があまりに大きすぎるのだ。
「大丈夫よ…これからもこういうことはあるんだもの…二人共ありがとう…私はそろそろ家に帰るわね?」
その時であった…
「医仙!医仙はおられるか?おぉ!もう帰られるところであるか?申し訳ないが、この方を診てはくれぬか?げ、元よりの使者なのであるが、急に腹痛を訴えたのだ」
イ・セクが、青ざめた顔をして、数人の男に伴われた元よりの使者だという男を連れてきた。
「大丈夫ですか?あっ!ここに寝かせて!いつからどこがどのように痛みますか?パク先生も見て下さる?」
ウンスは、診察台に横たわった男の腹を触診する。盲腸ではないようだ。胃のあたりが痛むようだが…
「先ほど…昼餉を食し、しばらくしてからここがキリキリと痛み出し、何度か食べたものを吐いてしまいました…うぅ~」
と、その男は胃の辺りを押さえている。
「ど~れ、わしに視せるのじゃ!ん~…元よりの使者と申されたか?そなた…そのようじゃのぉ…胃の腑が少々荒れておるようだ…」
「ええ…食あたりかしら?何かのアレルギーじゃないと良いんだけど…とりあえず大したことはないと思う。トギ!消化薬をお願いできるかしら」
トギがわかったと頷いて、薬を持ってくる。
「さぁ、これを飲んで少し休んでいて?痛みが取れなければまた他の方法を試しましょう。それより…イ・セクさん、どうかされたの?顔が真っ青よ?あなたも同じものを食べましたか?」
ウンスは、真っ青になり、少し手が震えているようなイ・セクが気になった。いつも真正面から自分を見るのに、今日は目も合わせないのだ。
「い、いや私は別のものを食べたので大丈夫です…い、医仙よ、このお方は我が国にとってとても大事なお方なのだ…よ、よろしく頼みます」
イ・セクの様子が何かおかしい…ウンスの頭の中で警鐘が鳴った…しかし、イ・セクに頼まれてしまえば断ることなどできない…
「…はい、今夜は私が付いていますから、大丈夫ですよ」
「どれ。わしも今宵は泊まってしんぜようかのぉ!医仙よ、二人で楽しもうではないか」
と、言うパク侍医をトギが興奮気味に止めている。ウンスを侍医から守ってくれと、チェ・ヨンに常日頃頼まれているのだ。
「はて?聞こえんのぉ~!トギや…ちゃんと口でしゃべりなさ…痛いではないか!足の指が折れてしまうじゃろ~て…わかったわかった!わしゃ帰るとするかのぉ…淋しいのぉ」
イ・セクと、パク侍医はいなくなり、トギは少し離れたところにある自分の部屋に戻っていった。もちろんチェ・ヨンがつけてくれた護衛の迂達赤は常についている。ただ…今回の倭寇討伐に行った精鋭達と、王様の護衛の迂達赤…それがほとんどを占めるために、ウンスの護衛には仕方なく入ったばかりの新人を充てるしかなかったのである。それでも、禁軍5人程度の働きはするであろうが…
ウンスは男の診察台の横で椅子にもたれ、浅い眠りについていた。物音で目が覚める…
なんだろう…音のする方へ行ってみると…護衛の二人が倒れていた!
どうしたの!?と声をかけようとした瞬間、何かの気配に後ろを振り向くと…その男が立っていた…
「あっ!もう大丈夫なのですか?何かあったようです!ここは危険なので中へはい…うっ!」
突然、後ろから羽交い締めにされ体の自由を奪われる!何者かに口もとを押さえつけられ、すーっと体の力が抜けていく…
薄れいく意識の中で…チェ・ヨンを想った…あっこれ麻沸散…?誰が…私を?チェ・ヨン…助け…て…
ウンスが最後に見たのは、元からの使者だという男のいやらしくほくそ笑む顔であった…










皆様、おはようございます
今日は早いでっしゃろ
リクエストがとっても
細かいから書きやすいのでやんす
きっと皆様がハラハラしてると想い
こちらを書き進めちゃました
このあとの展開もドキドキです
(の
はずです
)
頑張りま~す
お話がドキハラなので
画像で癒されていただこうかと
美しい二人ですね
絵の才能がある方は
本当に羨ましい
私はアンパンマンしか
描けない
しかも顔だけ
さすがに園児のように
顔から手は出てませんが
レベルは同じ
手越、中居レベルです
それからご報告
聞きましたよ
同僚に
やはり子供の部活等でいない
土日の昼間に
下だけ脱いでいたしているそうな
(この方、胸が全くないのです
)

聞きましたよ

同僚に

やはり子供の部活等でいない
土日の昼間に
下だけ脱いでいたしているそうな

(この方、胸が全くないのです
)本人曰く
仕方ないから付き合ってあげてると
言ってました
旦那が年下で若いのですよ
そろそろカビが生えそうな
はるからのご報告でした
仕方ないから付き合ってあげてると
言ってました

旦那が年下で若いのですよ

そろそろカビが生えそうな

はるからのご報告でした




