天泣~トクマン~ | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

俺は医仙様が大好きだ。初めてお逢いした時、この世の女人ではないと思った…まあ…まさに天から来られた天女なのだが…

その美しさも明るさも…お辛い時であろうといつも微笑を絶やさない強さも…誰彼構わず気さくに話しかけてくれる医仙様を見ているだけで俺は幸せにだった…


だからあの時、大護軍から医仙様の護衛を任され俺は…本当に嬉しかった。命に代えてもお守りすると誓ったんだ。俺は思ったことが直ぐ口から出ちまうから、大護軍に命などかけるなと怒られたけど…逃げられない状況にでもなったら…捨て身で行くつもりだった。もちろん、今でもその気持ちは変わらない。


医仙様のお側に居た俺は…途中で気付いてしまったんだ。医仙様は大護軍がお好きなのだと…大護軍が医仙様を憎からず思われていたのは周知の事実…一番初めにそう言ったのは、色恋に詳しいトルベだったか…

みな、そんなわけ無いとあいつに言ったけど、あのお二人を見ていたら…トルベの言っていた意味がすぐ理解できた…

俺の儚い想いは、暫らく心に燻っていたけれど…いつの間にか消えてなくなっていたんだ…なぜかって?大護軍に想いを寄せる医仙様が好きだったんだと気付いたからさ。

それに俺は…俺たち迂達赤には大護軍が全てなんだ。

その大護軍の想い人…何があろうと守ると皆で何度誓い合ったことか…



1年前…医仙様が大護軍の元へ帰って来て下さって、また大護軍に微笑みが戻ってきた。ようやくお二人の時が動き出してくれたんだ…

赤子が出来たと聞いたときは本当に嬉しかった!俺たちに家族が増えるんだ!あのお二人のお子だ…この国にとってもとても重要な子になるだろう…テマンと二人…気を引き締め直し、暇さえあれば鍛錬に励んでいる。もっと強くなるために…



この間、少し腹のふっくらした医仙様を典医寺までお送りし、護衛についていたんだが…

「パク先生、ちょっとお伺いしても?パク先生は出産もお詳しいの?私…研修医の時に少しかじったくらいで…専門ではなくて自信がないのよ…」

「ふぉふぉふぉ任せてくれぬかのぉ~わしゃ自分の子だけでも15人は取り上げておるのじゃぞ。それ以外にものぉ…」

「断る!」

「あら?あなたいつの間に来たの?断るって…私に一人で産めと?」

「そうじゃぞ?大護軍よ!わしに任せておくのじゃ…大船に乗ったつもりでおってくれ!ふぉふぉふぉ」

「イムジャ!このような輩にあなたの身体を触れさせたくないのだ…子はイムジャ一人で産めぬのか?俺も出来ることはなんでもしよう。医女もおることだし…」

「大護軍よ…無理をいっちゃあいかん…お主、出産を軽う考えておるようじゃな…おなごにとって出産は命懸けじゃ…あの小さき穴よりこんなに大きな赤子が出てくるのじゃぞ?その痛みたるや…わしら男では死してしまうくらいの痛みなのじゃ…」

「イムジャ!本当なのか?イムジャの作ってくれた書にはそのようなこと書いていなかったが…」

ウンスは心配性のチェ・ヨンに、不安を抱かせたくなくて、その部分は省いていたのだ…

「えっと…うん、まぁそうなの…この痛みだけは…天界でも同じなのよ…きっと大丈夫…女は痛みには強いから…」

「それに…ち、小さき穴とは…まさか?!考えられん!イムジャだめです!この爺にあなたを任せられぬ!」

「そうよね…あなたなら絶対にそういうと思ったわ…考えていたんだけど…やっぱりあの方法しかないわね…あれならあなたと二人で赤ちゃんが産めるかもしれない!そのためには、王様にお願いがあるのよ…」

「これ!医仙よ!それはないじゃろう…わしが取り上げてやると申しておるのに…遠慮はいらぬのだぞ?人の親切は受けておいた方がえぇ…のう…この通りじゃ!年寄りの数少ない楽しみを奪うのか!」

俺は何を言っているのか…よく理解できなかったが…パク侍医が医仙様と大護軍を拝み倒していたんだ。しまいにはいつものように医仙様に触れようとして大護軍にどなりつけられて…全くパク侍医も懲りない方だ。俺は、このパク侍医からも医仙様を守ってくれと大護軍に言われている。

「侍医は黙っておれ!イムジャ!何か良い方法が?」

「ええ…でもお風呂をもう一つ作ってもらわなくてはいけなくて…」

「風呂?何故?」

「私の居た世界では、水中出産て言うのがあってね…お風呂の中で赤ちゃんを産むのよ。これなら私一人でも産めると思うわ…それにあなたにも手伝ってもらえるし。やっぱり赤ちゃんを産む時はあなたも一緒にいてもらいたいもの…」

「爺が関わらぬのは大歓迎なのだが…赤子が風呂で溺れたりせぬのか?」

ウンスはチェヨンの手を取り、自分のお腹に触れさせた。

「この中にはね…赤ちゃんを守るために羊水っていう水が入っていて、今は呼吸していないのよ。赤ちゃんはお臍からいろいろな物を吸収するの。だからね産まれて直ぐなら呼吸しなくても危険はないのよ。すぐにお風呂から抱き上げれば良いんだし…ね?ね?私を信じて?」

医仙様のこの顔に、大護軍はめっぽう弱い…わかりましたと言うのも時間の問題だ。…ハナ…トゥ…セッ!…ほら!くっくっ!

「わかりました。本当に危険はないのですね?…俺もあなたと一緒におれるとは願ってもないこと…イムジャありがとう」

「医仙よ、確かに理にかなった方法ではあるようじゃが…本当に大丈夫なのであろうか?やはりここはわしが…ちょちょいと…」

「しつこいぞ!侍医!では陛下と…叔母上を説得せねばなるまい。叔母上は頑固であるから…そのような方法…認めぬかもしれん」

「大丈夫よ!私が説得するから…さあ行きましょう!きゃっ!」

「イムジャ!気を付けてくれぬか?これでは…心配であなたから少しも離れられん…」

階段に躓き、転びそうになったウンスを、チェ・ヨンが慌てて腕を掴んで引き寄せる。

「はぁ…ありがとう。」

「トクマン!イムジャから目を離さないでくれ!それでなくとも、そそっかしいのに…腹が少しでかくなり体のつりあいが取れぬようだ!転びそうになったら支えてやってくれぬか?」

「えっ!?では医仙様のお体にに触れても?!いてっ!」

また一言多かったようだ…蹴り飛ばされた…

「…ああ…頼んだぞ!」

「はっ!」

こうして医仙様の赤子を産む方法が決まったんだ。この時の大護軍の顔…皆にみせてやりたかったなぁ…

そしてそれから数ヶ月がたった…




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皆様、こんにちは
本日は水中出産になった訳
お送り至りました

爺のせいでしたね

今日もお仕事辛いです
目を閉じれば
そこにお花畑が見えますブーケ2

そして今日もまた会社で書きました
会社だと結構すらっと書けます
きっと家には
私を誘惑するものが
多いからだと思われます

残念ながら
男ではございません
誰か誘惑しやがれってんだ

たくさんのお酒の数々
ちまちま
DVD
娘とのアホ話
グルッぽ
LINE

そして一番私を誘惑しやがるのは
睡魔くん&布団のセット
確実に負けます
勝ったためしがありません
自分に甘々なはるでした

恐らく今日も…
Rまで行かず
Qくらいで止まってしまうかも
なるべく頑張りやす

では午後からもアジャ