真っ白な光の世界…
天門に吐き出された…
目を見開くと…
ここは…
イムジャの世だ…
3度目の同じ光景…
イムジャは?
俺の腕の中…青白い顔で眠っているようだ…
「イムジャ!イムジャ!…なぜ?!」
首の脈を診る…生きている!
ここは天界…ここでならイムジャが助かるかもしれない!チェ・ヨンはウンスを腕に抱きしめながら、近くにいた人、全てに聞こえるように叫んだ!
「すまぬ!このあたりに医院はないであろうか?」
「いいんて…病院のこと?何科?もうこんな時間、開いてないよ!急病なら、救急車呼んだら?」
「すまぬ!…それを呼んでもらえぬだろうか?イムジャが…イムジャが…」
「うわ!背中に矢が刺さってんの?あれ…あんたどっかで…」
もしかして…
あのときの王様?
「陛下!?」
「王様?ここってあの時の…まさか…!ねぇ!チェ・ヨン、私が刺した傷見せて!」
ウンスが王様や迂達赤の驚きもお構いなしに、チェ・ヨンの合わせを解き、1年前に自分が刺した傷を見る。ヒューっと口笛の音が聞こえる。
……ない……私がつけた刺し傷がどこにもない……
「えっ?もしかしてここって…チュソクさんにトルベさんも生きているんじゃない?」
「イムジャ…まさか…チュソク!トルベ!居るか?」
「はっ!ここに」
「チェ・ヨン!チャン先生も生きてるのよ!またここからやり直せるの!」
「じゃああの時の我らは?」
「違う時間の枠の中に行ったはずよ…あなたには説明が難しいけど…あの時の私たちもきっと大丈夫…だって私とあなたよ!ふふ」
「イムジャ…イムジャと出逢ってからのあの1年を…もう一度やり直せるのか?」
「うん…そうよ!天が私達にもう一度チャンスをくれたの!チェ・ヨン…もう間違うことはないわ!同じ事を繰り返さないようにしましょう!みんな助けなくちゃ!」
ウンスは嬉しさのあまりチェ・ヨンに抱きつきキスをしてしまった…
「イムジャ…俺の体面が…」
「それ…私より大切?」
いいえと言って笑ったチェ・ヨンの唇がもう一度深く長くウンスを捉える。











俺の腕の中…青白い顔で眠っているようだ…
「イムジャ!イムジャ!…なぜ?!」
首の脈を診る…生きている!
ここは天界…ここでならイムジャが助かるかもしれない!チェ・ヨンはウンスを腕に抱きしめながら、近くにいた人、全てに聞こえるように叫んだ!
「すまぬ!このあたりに医院はないであろうか?」
「いいんて…病院のこと?何科?もうこんな時間、開いてないよ!急病なら、救急車呼んだら?」
「すまぬ!…それを呼んでもらえぬだろうか?イムジャが…イムジャが…」
「うわ!背中に矢が刺さってんの?あれ…あんたどっかで…」
「この人さっきテレビで誘拐犯って出てた人じゃない?!」
周りに居た数人は、叫び声をあげながら、あっという間に姿を消した…
「あっ!待ってくれぬか!」
イムジャ…頼む…俺を置いて行かないでくれ…あなたが居なければ俺は何者でもない…生きている価値もないのだ。俺の命をあなたに半分捧げよう…そうすれば死する時は同じであろう…
周りに居た数人は、叫び声をあげながら、あっという間に姿を消した…
「あっ!待ってくれぬか!」
イムジャ…頼む…俺を置いて行かないでくれ…あなたが居なければ俺は何者でもない…生きている価値もないのだ。俺の命をあなたに半分捧げよう…そうすれば死する時は同じであろう…
イムジャ…あなたに息を吹き込めばまた笑ってくださるのか…
チェ・ヨンの涙がウンスの頬に零れ落ちる…
「げほっ!あっ…チェ・ヨン?ここは…?」
「イムジャ!大丈夫ですか?医院にいきましょう!ここは…天界ですから」
「…現代なのね…私はたぶん大丈夫よ…これに助けてもらったみたいね…」
チェ・ヨンの涙がウンスの頬に零れ落ちる…
誰…あったかい…
「げほっ!あっ…チェ・ヨン?ここは…?」
「イムジャ!大丈夫ですか?医院にいきましょう!ここは…天界ですから」
「…現代なのね…私はたぶん大丈夫よ…これに助けてもらったみたいね…」
ウンスが背負っていたリュックサックを下ろすと、背中には傷一つなかった…リュックを開けると…弓矢はあの手帳に刺さっていたのだった…
「イムジャ…!生きた心地がしなかった!あなたが居ないのなら俺も生きている意味がないと…イムジャ…頼むからもう二度と…俺を庇うなどしないでくれ!矢が刺さった位では俺は死なぬ」
「…ごめんなさい。身体が勝手に…でも大丈夫だったじゃない…私…何度同じことがあっても…きっと今日と同じことをすると思う。あなたが一番大切だから…」
「イムジャ!どの道…あなたが居ない世など俺には何の意味もない…あなたが俺を庇い…何かあれば、俺も同じ道を辿るだけと覚えていて欲しい…」
「…心配かけて本当にごめんね…わかった…約束は出来ないけど…逆の立場なら辛すぎるもの…さあ戻りましょう」
「ここです!このふたりです!」
さっきの二人が警察官を連れてきた!
「止まれ!身分証明書を見せろ!」
「イムジャ…!生きた心地がしなかった!あなたが居ないのなら俺も生きている意味がないと…イムジャ…頼むからもう二度と…俺を庇うなどしないでくれ!矢が刺さった位では俺は死なぬ」
「…ごめんなさい。身体が勝手に…でも大丈夫だったじゃない…私…何度同じことがあっても…きっと今日と同じことをすると思う。あなたが一番大切だから…」
「イムジャ!どの道…あなたが居ない世など俺には何の意味もない…あなたが俺を庇い…何かあれば、俺も同じ道を辿るだけと覚えていて欲しい…」
「…心配かけて本当にごめんね…わかった…約束は出来ないけど…逆の立場なら辛すぎるもの…さあ戻りましょう」
「ここです!このふたりです!」
さっきの二人が警察官を連れてきた!
「止まれ!身分証明書を見せろ!」
ウンスは開いたままのリュックを背負う。
「あっ…ごめんなさい…酔っ払って飲んだお店に置いてきっちゃったみたいなの」
ウンスはチェ・ヨンに目配せをする。早く高麗に戻らなければ…二人はゆっくりと天門へ下がる…
「動くなと言っているだろう!」
二人は手を繋ぎ光の中へ落ちていった…
お願い…高麗へ…
イムジャと共に…
「あっ…ごめんなさい…酔っ払って飲んだお店に置いてきっちゃったみたいなの」
ウンスはチェ・ヨンに目配せをする。早く高麗に戻らなければ…二人はゆっくりと天門へ下がる…
「動くなと言っているだろう!」
二人は手を繋ぎ光の中へ落ちていった…
お願い…高麗へ…
イムジャと共に…
あっ!なぜ?持って行ったらいけないものなの?
光の中で、ウンスのリュックから手帳とプロジェクターが浮かび上がり、眩い光の中に吸い込まれて行くのが見えた…
**************
最後の時間旅行…
最後の時間旅行…
えっ?ここはどこ?
もしかして…
あのときの王様?
「陛下!?」
「王様?ここってあの時の…まさか…!ねぇ!チェ・ヨン、私が刺した傷見せて!」
ウンスが王様や迂達赤の驚きもお構いなしに、チェ・ヨンの合わせを解き、1年前に自分が刺した傷を見る。ヒューっと口笛の音が聞こえる。
……ない……私がつけた刺し傷がどこにもない……
「えっ?もしかしてここって…チュソクさんにトルベさんも生きているんじゃない?」
「イムジャ…まさか…チュソク!トルベ!居るか?」
「はっ!ここに」
「チェ・ヨン!チャン先生も生きてるのよ!またここからやり直せるの!」
「じゃああの時の我らは?」
「違う時間の枠の中に行ったはずよ…あなたには説明が難しいけど…あの時の私たちもきっと大丈夫…だって私とあなたよ!ふふ」
「イムジャ…イムジャと出逢ってからのあの1年を…もう一度やり直せるのか?」
「うん…そうよ!天が私達にもう一度チャンスをくれたの!チェ・ヨン…もう間違うことはないわ!同じ事を繰り返さないようにしましょう!みんな助けなくちゃ!」
ウンスは嬉しさのあまりチェ・ヨンに抱きつきキスをしてしまった…
「イムジャ…俺の体面が…」
「それ…私より大切?」
いいえと言って笑ったチェ・ヨンの唇がもう一度深く長くウンスを捉える。
「た、隊長!ど、とうしたのですか?」
あ、あの、隊長が女子に…く、口付けを!?チュンソクがただ一人慌てている!トクマンやトルベはニヤついて二人を見ていた!
あ、あの、隊長が女子に…く、口付けを!?チュンソクがただ一人慌てている!トクマンやトルベはニヤついて二人を見ていた!
「迂達赤チェ・ヨン!頭がおかしくなったのか?御前であるぞ!」
チョ・イルシンが顔を真っ赤にして怒っている!
「近衛隊長チェ・ヨンよ!何があったのか?その者は神医なのか?」
「…はい陛下!失礼致しました 。この目で確かめて参りました。この方、ユ・ウンスは神医であり…そして私の妻となる方…天界より連れて参りました……」
チョ・イルシンが顔を真っ赤にして怒っている!
「近衛隊長チェ・ヨンよ!何があったのか?その者は神医なのか?」
「…はい陛下!失礼致しました 。この目で確かめて参りました。この方、ユ・ウンスは神医であり…そして私の妻となる方…天界より連れて参りました……」
二人は顔を見合わせ微笑み合う…
この先何が起こるか…
二人は知っている…
怖いものはない…
二人なら乗り越えられる…
運命は変えられる…
新たな未来へ向けて…
一歩
踏み出そう…
FIN











皆様おはようございます( ー`дー´)キリッ
パラレルワールド
永らくお付き合いくださり
ありがとうございます

ハッピーエンド好きな私

ラスト
いかがだったでしょうか

お話ってラストが
つまらないと
あか~んですから

緊急事態
あちこち緊急事態という事で

お許しを

皆様からの感想
ジャンジャン
お待ちしております

普段コメント、しにくいなぁ~ってな
皆様も
一言でも嬉しいです

では今日も一日
ファイティン

ちなみに
ウオッカに負け
二日酔いです




