パラレルワールド 31 FIN | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

真っ白な光の世界…
天門に吐き出された…
目を見開くと…
ここは…
イムジャの世だ…
3度目の同じ光景…



イムジャは?
俺の腕の中…青白い顔で眠っているようだ…

「イムジャ!イムジャ!…なぜ?!」
首の脈を診る…生きている!

ここは天界…ここでならイムジャが助かるかもしれない!チェ・ヨンはウンスを腕に抱きしめながら、近くにいた人、全てに聞こえるように叫んだ!

「すまぬ!このあたりに医院はないであろうか?」

「いいんて…病院のこと?何科?もうこんな時間、開いてないよ!急病なら、救急車呼んだら?」

「すまぬ!…それを呼んでもらえぬだろうか?イムジャが…イムジャが…」

「うわ!背中に矢が刺さってんの?あれ…あんたどっかで…」

「この人さっきテレビで誘拐犯って出てた人じゃない?!」

周りに居た数人は、叫び声をあげながら、あっという間に姿を消した…

「あっ!待ってくれぬか!」

イムジャ…頼む…俺を置いて行かないでくれ…あなたが居なければ俺は何者でもない…生きている価値もないのだ。俺の命をあなたに半分捧げよう…そうすれば死する時は同じであろう…

イムジャ…あなたに息を吹き込めばまた笑ってくださるのか…

チェ・ヨンの涙がウンスの頬に零れ落ちる…



誰…あったかい…

「げほっ!あっ…チェ・ヨン?ここは…?」

「イムジャ!大丈夫ですか?医院にいきましょう!ここは…天界ですから」

「…現代なのね…私はたぶん大丈夫よ…これに助けてもらったみたいね…」

ウンスが背負っていたリュックサックを下ろすと、背中には傷一つなかった…リュックを開けると…弓矢はあの手帳に刺さっていたのだった…

「イムジャ…!生きた心地がしなかった!あなたが居ないのなら俺も生きている意味がないと…イムジャ…頼むからもう二度と…俺を庇うなどしないでくれ!矢が刺さった位では俺は死なぬ」

「…ごめんなさい。身体が勝手に…でも大丈夫だったじゃない…私…何度同じことがあっても…きっと今日と同じことをすると思う。あなたが一番大切だから…」

「イムジャ!どの道…あなたが居ない世など俺には何の意味もない…あなたが俺を庇い…何かあれば、俺も同じ道を辿るだけと覚えていて欲しい…」

「…心配かけて本当にごめんね…わかった…約束は出来ないけど…逆の立場なら辛すぎるもの…さあ戻りましょう」

「ここです!このふたりです!」

さっきの二人が警察官を連れてきた!

「止まれ!身分証明書を見せろ!」

ウンスは開いたままのリュックを背負う。

「あっ…ごめんなさい…酔っ払って飲んだお店に置いてきっちゃったみたいなの」

ウンスはチェ・ヨンに目配せをする。早く高麗に戻らなければ…二人はゆっくりと天門へ下がる…

「動くなと言っているだろう!」

二人は手を繋ぎ光の中へ落ちていった…

お願い…高麗へ…
イムジャと共に…

あっ!なぜ?持って行ったらいけないものなの?

光の中で、ウンスのリュックから手帳とプロジェクターが浮かび上がり、眩い光の中に吸い込まれて行くのが見えた…



**************



最後の時間旅行…

えっ?ここはどこ?






















もしかして…

あのときの王様?


「陛下!?」

「王様?ここってあの時の…まさか…!ねぇ!チェ・ヨン、私が刺した傷見せて!」

ウンスが王様や迂達赤の驚きもお構いなしに、チェ・ヨンの合わせを解き、1年前に自分が刺した傷を見る。ヒューっと
口笛の音が聞こえる。

……ない……私がつけた刺し傷がどこにもない……

「えっ?もしかしてここって…チュソクさんにトルベさんも生きているんじゃない?」

「イムジャ…まさか…チュソク!トルベ!居るか?」

「はっ!ここに」

「チェ・ヨン!チャン先生も生きてるのよ!またここからやり直せるの!」

「じゃああの時の我らは?」

「違う時間の枠の中に行ったはずよ…あなたには説明が難しいけど…あの時の私たちもきっと大丈夫…だって私とあなたよ!ふふ」

「イムジャ…イムジャと出逢ってからのあの1年を…もう一度やり直せるのか?」

「うん…そうよ!天が私達にもう一度チャンスをくれたの!チェ・ヨン…もう間違うことはないわ!同じ事を繰り返さないようにしましょう!みんな助けなくちゃ!」

ウンスは嬉しさのあまりチェ・ヨンに抱きつきキスをしてしまった…

「イムジャ…俺の体面が…」

「それ…私より大切?」

いいえと言って笑ったチェ・ヨンの唇がもう一度深く長くウンスを捉える。

「た、隊長!ど、とうしたのですか?」
あ、あの、隊長が女子に…く、口付けを!?チュンソクがただ一人慌てている!トクマンやトルベはニヤついて二人を見ていた!

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「迂達赤チェ・ヨン!頭がおかしくなったのか?御前であるぞ!」
チョ・イルシンが顔を真っ赤にして怒っている!

「近衛隊長チェ・ヨンよ!何があったのか?その者は神医なのか?」


「…はい陛下!失礼致しました 。この目で確かめて参りました。この方、ユ・ウンスは神医であり…そして私の妻となる方…天界より連れて参りました……」





二人は顔を見合わせ微笑み合う…

この先何が起こるか…

二人は知っている…

怖いものはない…

二人なら乗り越えられる…

運命は変えられる…

新たな未来へ向けて…

一歩

踏み出そう…




FIN









皆様おはようございます( ー`дー´)キリッ  

パラレルワールド

永らくお付き合いくださり

ありがとうございます

ハッピーエンド好きな私

ラスト

いかがだったでしょうか

お話ってラストが

つまらないと

あか~んですから

緊急事態

あちこち緊急事態という事で

お許しを

皆様からの感想

ジャンジャン

お待ちしております

普段コメント、しにくいなぁ~ってな

皆様も

一言でも嬉しいです

では今日も一日

ファイティン




ちなみに

ウオッカに負け

二日酔いです