パラレルワールド 23 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「私も行くわ!危険はないんでしょ?それなら一緒に行っても良いじゃない!」

「イムジャ直ぐに戻る…俺とてあなたと離れるのは不安なのだが…此度は周瑜殿の家に居て欲しい…」

「なぜ?やっぱり危険なのね?たったこれだけの人で…何をしようというの?」

「心配は無用です。イムジャ…言う事を聞いてくれぬか?」

「嫌よ!私も行くわ!」

「あなた方は実に愉快です。チェ・ヨン殿は昨夜大都督と剣を交え…息も乱さず、その場から3歩以上動くこともせず…刀を弾き飛ばし勝利しました…大都督は恐らくこの同盟軍の中でも3本の指に入るお方…あなたはその方を事も無げに打ち負かした…」

「いや…それは言い過ぎであろう。周瑜殿はかなりの腕前であった…俺はここを斬られて…久
しぶりに俺も本気で戦う事が出来て楽しかったのだが…」

チェ・ヨンが切れた袖をひらひらと孔明に見せた。

「ふふっそんなあなたが、ウンス殿には全く頭が上がらぬとは…実におもしろい…」

「面白がってる場合じゃありません!孔明さんからも言って下さい!一人で行くだなんて無茶よ!あっちは80万人もいるんでしょ?そこからどうやって矢を10万本も盗んでくるって言うの?私がおとりになるわ…曹操は私を殺したりしないから。その隙に盗んで逃げて」

「イムジャ!いい加減にせぬと縛ってでもここに置いていきます!もう夜が明ける…急がねば」

「あなたはチェ・ヨン殿のために命をかけ曹操の元へ行くと…?本当にうらやましいお二人だ。ウンス殿…私が共に参りますのでご心配には及びません…私にお任せ下さいませんか?」

あの独特の柔らかい物腰で羽扇を胸に置き、頭を下げる…

「…一人が二人になったからといってどうなるものでもないでしょ?」

「イムジャ…もちろん策があっての事…必ずあなたの元へ無傷で戻ると約束する」

「はぁ…絶対よ?怪我…しないで…孔明さんもよ?…気をつけていってらっしゃい」

「ええ…では行って参ります」


* *********


20艘の小船の中心にはチェ・ヨンと孔明が乗り、のんびりと酒を酌み交わしている。ゆっくりと対岸の曹操軍との距離をとり近づいていく。チェ・ヨンが止まれと大きな声で叫んだ!


「ここ辺りが限界であろう…良し!太鼓を打ち鳴らし船を横一列に移動させよ!」

「あなたはこの濃い霧の中…向こう側が見えるのですか?」

「ああ…霧などないもののように見える。あちらもとっくに気付いておるようだ。弓隊が数百名構えている。来るぞ!…太鼓の音と共に矢が放たれたようだ。もっと打ち鳴らせ!向こうに的を教えてやるのだ!」

この小船…乗組員と言えば…太鼓を打ち鳴らす者、そして舵をとる者…この二人のみ。

あとは船の周りを矢が刺さりやすいよう藁で囲い、人に見せかけた案山子を外に配置してあるのみ…

なぜ今朝の決行になったのか…この濃霧を待っていたのである。一寸先も見えぬ、身体に纏わりつくような霧の中では、曹操軍はこちらの船団の規模が把握できず、恐れて追って来られないからだ。

「さぁ…一杯いかがです?後は待つばかりですね」


「ああ…孔明殿…先ほどは助かった。あの方は頑固で怖いもの知らずなのだ。一度言い出したら聞かぬので困っておる」

チェ・ヨンは孔明に酒を注ぎながら礼を言った。その間も小船の中にまで沢山の矢が音を立てて飛んでくる。一本の矢がチェ・ヨンの前髪を掠めた。二人は目を合わせて微笑む…


「あのような女の方は初めて見ました…強い方なのですね。そして美しい…初めはあなたが彼女を縛っているのかと思っておりましたが…そうではないようです。あなた方は船を結ぶ縄のように、お互いを必要とし、解けぬ絆としているようにお見受けしました」

「…あの方は全てを捨てて俺と共に生きると言って下さった…死ぬためだけに息をしていた俺に、力の限り生きろと蹴りを入れて下さった方だ…あの方を守るためだけに俺は生きている……やはり似ているな。孔明殿は俺の友に…他人にこのような話をするなど初めての事だ」

チェ・ヨンは杯の酒をぐいっと飲み干し手酌で注ぎ、孔明の杯にもなみなみと酒を注いだ。

「それは光栄です…私がウンス殿にほんの少しばかり惹かれていたのは…あなたに心を寄せる彼女だったからなのだと気付きました…あの輝くような美しさ…あなたが居てこそなのですね」

「やはりイムジャに?ふっ…」

「ご安心を…お二人の間に私の入る隙間などないことはわかっておりますから…おっと!矢の重みで船が傾き酒が溢れます…そろそろ船を反転させねば」

「ああ!太鼓やめ!船を反転させよ!」

チェ・ヨンが命令を出すとまた違う太鼓の音が刻まれ船が反対側を向く…


何万本と言う矢が、豪雨のように凄まじい音を立てて降ってくる…後から後から止まることはなかった。

しばらくすると傾いていた船が平に戻る。

「もうそろそろ良いであろう…戻ることにしよう…!太鼓やめ!撤退!」

チェ・ヨンの声と共に、船はウンスの待つ赤壁へと戻っていく…弓は揃った…怪我もない…早くイムジャの元へ戻らねば…


その時一瞬…緩んだ心に止まらぬ雨が降って来た…


「危ない!」







ビックリビックリビックリビックリビックリビックリビックリ

皆様こんばんは

先ほど一瞬アメ限記事があ゛ぁ゛っ

あがってしまい・・・・・!!!!!!!!!!

申し訳ありませんでしたガクリ

FC2がおかしいのか・・・・・・怒

アメーバがおかしいのか・・・・・・怒

はたまた

私がおかしいのか(変鯛だからか?・・・・・・・2


FC2のパスがなくなってしまいました
・・・・・!!!!!!!!!!

それから…もしかしたら

その記事じゃなく

ホームに行ってしまうかも
ガクリ

読者様に教えていただき
走る

いじり倒していたのですが
うがっ

ギブです
なにっ!?

何もそこは触ってないのに

おかしくなっちゃいました
ガーン

なのでFC2へ飛ぶときはパスなしなので

更に
矢印矢印指差し確認を( ー`дー´)キリッあたふた


今見たら直ったようです…


何だったのやら…


お騒がせ致しました




リクエストたくさんありがとうございました泣

そろそろ終わりのお時間となります怒

ぽちぽちとアップさせていただきますねハートハート

娘へのお祝いコメもありがとうでしたハート2


甘い物の苦手な親子の


好きなケーキ


フロマージュクリュ


つまみにもなります

あっ


長男次男の男組は


ワンホール位食べちゃう程の


甘党です

{1D4A1FB7-FC2C-4433-906D-3A8937D27382:01}

レッドクリフのこのシーン

とても好きなのでどうしても

入れたかったのです

孔明って本当に頭の良い人

だったのでしょうね





涙今回は束縛涙


考えてみたのですが…

でもね

お互いに今の状態を

束縛と考えていない(思っていない)

のではないかと…

だからこの二人には

束縛は当てはまらないんじゃないか・・・・

そう思いました
ハートハート

なので
笑9

おわり束縛はこれにて終了おわり



パトカー緊急事態ですねパトカー

あっ

時間過ぎちゃったので

巻き戻しますね


ではおやすみなさい居眠り