パラレルワールド 21 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

武器庫から火が出たと報告をうけ、すぐに兵士総動員の人海戦術を試みたのだが…冬に近づき乾燥していたために、燃え盛る炎に為すすべがなかった…

子の刻になりようやく白い煙を上げて、炎は下火になってきた。

荼毘にふされていた者たちは、櫓が崩れ落ち…それでもまだ空へと向かい轟々と炎を上げ続けている…

チェ・ヨンはウンスの側を離れたくなかったのだが、周瑜に頼まれ仕方なく兵達に消火の指示を出すため動き回り、ウンスは火傷をした兵達を孔明と共に治療にあたっていた。

その人数は増えるばかりであった。火傷の薬までは現代から持ってきていないので、傷を洗い流し、包帯を巻く位しか出来ないウンスはもどかしくあった…

「孔明さん、ごめんなさいね。火傷の薬を持ってきていないの…何もしてあげられなくて…」

「いえ、お気になさらずに。皆の顔を見てください…あなたに診てもらいたくて、何やら楽しそうに見えませんか?病は気からと申します…まじないと同じです。あなたに触れてもらい、すぐ治ると言ってもらいたいのでしょう」

「それなら得意よ。まかせて」

「あなたは面白い方だ…一緒にいて飽きません」

「あら?褒め言葉かしら?」

「ええ、もちろん。あなたのような方は初めてです。先の世を知る天のお方…」

「えっ…どうしてそれを?…あっ?」


*********


チェ・ヨンが周瑜と共にウンスの元へ戻ろうとした時…ピシャン…と本当に微かな水音がした…二人は顔を見合わせ、目元だけで笑い合うと足音を忍ばせ、水音のした方へと歩いていく…

この男…あの音が聞こえるとは…殺気もなければ足音も全くさせぬ。敵にしたらなかなか面倒な男だとチェ・ヨンは考えていた。

船着場につくと一艘の小船がゆっくりと対岸に向け水面を滑り出したところであった…

「どうするのだ?このまま行かせるのか?今ならまだ俺が止められるが…」

しばらく考えていた周瑜は、何かを思いついたように顔をあげると
「捕らえられるのであれば、頼んでもよろしいですか?」

チェ・ヨンは右手を前に出し狙いを定め、軽く雷攻を放つとドンと言う大きな音とともに一瞬辺りは光り輝き、小船は破壊され乗っていた人間は船から投げ飛ばされ、ぶくぶくと沈みかけてしまっている。

「あ、あなたは今何をしたのですか?手から光が…?」
普段冷静な周瑜が慌てていた…

「説明はあとだ!早くせんとあの者が死ぬぞ!」
軽く放った雷攻とは言え、かなりの音がしたので何事かと皆が集まってきた。周瑜が兵に船を出させ、男を川から引き上げた。雷攻をあびて、気を失いぐったりとしている男の頬を叩き目覚めさせる。

「お前は何者だ!曹操の手の者であるな?お前が武器庫に火をつけたのであろう!」

男は息を吸うのもやっとのようで、かなり苦しそうにしているが口を結んだまま何も語ろうとしない…

「お前もあの炎の中に、生きたまま放り込んだら…何か語りたくなるだろう…曹操などへの忠誠と、己の命…どちらが大切なのだ?」

「くっ!や、やればよい!どの道俺は殺されるのであろう?」

ふっと笑った周瑜が、顎で兵達にやれと命を出すと、引きずられ炎の前に連れて行かれた男は、やめてくれ、何でも話すから殺さないでくれと叫びだした。炎の中の物言わぬ骸骨が…自分を見つめ誘っているように感じ…心底恐怖を感じたのだ。

「皆、やめろ!…では聞こう…お前は何者で、誰に何を頼まれたのだ?ここへどうやって来て、何を為し船で帰るところなのか答えよ」

そこへ、チェ・ヨンの雷攻の音を聞きつけたウンスが、孔明と共にやってきた。

「チェ・ヨン!大丈夫?雷攻を使うなんて…何かあったの?火傷はしてない?」

「ええ、イムジャ怪我などしておらぬ。この者が船で逃げようとしておったので、雷攻を放ったのだ」

「良かった…何かあったのかと心配しちゃった」

孔明はそんな二人のやり取りを目を細め腕を組み眺めていた。

「そ、その女だ!丞相は言ったのだ!その女を見つけて来い…出来るものなら連れて帰って来い…男は邪魔だから殺してしまえと!俺は女を見つけた。だが周りに人が多すぎたのだ…仕方なく帰ろうと思ったところ…武器庫を見つけた。だから火をつけた。丞相が誉めてくれるであろう。どうやってきたかだと?お前達が入れてくれたんじゃないか?華佗が乗ってきた船を…ははは。あの船底に隠れていたのだ。簡単なことよ」

「えっ…華陀さんも知ってたの?」

「いや、あいつは知らない。俺のほうが先に乗っていたからな…そのために奴は殺されずに済んだのだ。丞相を一度でも裏切り、生きておった者など一人も居ない。あの方は常に先を読まれる方…誰も勝てぬ!諦めて降伏すればお前たち全ての命は助かるぞ?どうだ…?」

「ふざけるな。その言葉…そっくり曹操に伝えてくれ。降伏すれば今までのことは、この川に流してやろうと…牢へ連れて行け!」



「お二人共…今の話を聞きましたか?この火事で燃えてしまった矢はおよそ10万本…あなた方を探しに来た曹操の手の者により一瞬で失ってしまった。兵の人数だけではなく…矢まで圧倒的に少ない…この責をどうされるおつもりですか?」

「あっ…本当にごめんなさい…あの…」

「イムジャ、ここは俺が…矢を10万本揃えれば良いのだな?わかった。10日…嫌…5日で良い。待ってくれぬか?それと少し用立ててほしいものがある」

「ふっ…5日で矢を10万本揃えられると?わかりました…なんでもご用意しましょう…」

「あなたは何者なのですか?おそらく私と同じことを…ふふ…お手伝いさせていただいても?」

孔明の申し出にしばらく考えていたチェ・ヨンだったのだが…

「人は多い方が助かる…ありがたい…頼めるか」

「ねぇ…チェ・ヨン…大丈夫なの…?あなたのことだから何か考えがあっての事だと思うけど…私にも何か手伝わせて?」

「ええ、心配には及びません。イムジャは何も心配せずに…」

「うん、わかったわ。あなたを信じてる…あっ周瑜さん、やっと逢えたわね。少しお話したい事があって…」





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こんな感じよーん


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皆様 こんばんは

リンゴをかじると

血が出ませんか涙

年寄りネタ炸裂ですんません決めポーズ

嵐にしやがれ見てたら

遅くなっちまいました

亀梨

かっこいい



えっとレッドクリフを

ご覧になった皆様

この後あの例の場面になります

観ていない方の方が

多いと思うので

その件に関しての

コメントはあお控えくださいませ

どうしても使いたかった場面なので

申し訳ありませんがご協力のほど

よろしくお願いいたしますあ

泣


それからリクエスト企画についてですが

コラボ企画のお話…

申し訳ありません


★romi622様  17. 信長協奏曲のサブロウ
彼が、この時代に放り込まれたら戦国時代から,現代に帰れなくて高句麗にきちゃう!

★じゅりママ様 12.奇皇后

★かりん様   28.ホジュン チャングム

観ていないので書けません

じゅりママ様、かりん様は他にも

リク書いて頂いているので

そちらで大丈夫ですか?

他にあればまたコメくださいね

romi622様、申し訳ありませんが

何か別のリクエストいただけると

助かります

今からドラマを観てしまうと

はまってしまい更新が止まります

26日以降でも良いので

お待ちしております。

皆様

沢山のリクエスト

ありがとうございます

では

おやすみなさい~

ってまだ寝ないけどね

今からちまちましますよ