「ふん!そのような不抜けた面で何が体面だ!そんな顔で大護軍が務まるとでも思うておるのか!鼻の下を伸ばしおって!お前の目には医仙しか映らんのか!全く…お前たちにここ数日で何があったかなど…男女の中に疎い私でもわかるというもの。まぁ4年もお前はただひたすら医仙だけを待っておったのだから…仕方がないといえばそれまでだが。お前にも男としての欲があったのだという事が此度でようわかったわ。…で、婚儀はどうするつもりなのだ?」
ウンスは武閣氏を伴い、弾むようにどんどん一人で先を歩いていく。途中、迂達赤や禁軍を見かける度にご苦労さまと華やかな香りを振りまき、皆に微笑みかけチェ・ヨンをやきもきとさせている。
チェ・ヨンはと言えば、ニヤけた顔でウンスに熱い視線を送る隊員たちを、岩でも貫きそうな程の鋭い眼孔で一瞥し、皆を震え上がらせながら、ウンスの後を追っていく。
「…実は…簡易な形式だが、帰京の途中で済ませてきた。天界のイムジャの両親が婚儀をしたと言う寺が途中にあったのだ。あの方がどうしてもその寺で婚儀をあげたいと申すので…あの方の願いは何でも叶えてやりたいからな」
また、手が飛んできたが流石にチェ・ヨンは寸でのところで避けた。
「ちっ!避けるでない!あまり幸せ呆けしておると足を掬われるでな!気をつけるのだぞ!よく聞け…ばばあからの忠告だ。己の命なんぞよりも大切に守らねばならぬものが増える…それはお前の強みにもなれば…弱みにもなるのだぞ?わかっておるな。必ず強みに変えるのだ…心しておくがいい…良いな?」
「ああ、わかっておる。もう二度と危険な目に合わせるようなことはせん。ふっ…見てくれ、あの方を…俺はあの方の微笑む顔を一番近くで見ていたいのだ。何があろうと必ず守ってみせる。俺が側におられぬ時は頼む、叔母上…忠告感謝する」
ウンスが宣仁殿の入口で早く早くと手招きをしている。
「子供のような天真爛漫さは変わらぬのだな。不思議なお方だ…お前がずっと言い続けていた通り、本当に戻られた。お前の元に戻って下さったのだな…医仙はお前を人に戻してくれた…感謝してもしきれぬわ…」
「ああ、俺もだ。今だにイムジャが戻ったのは夢ではないかと時折…夜半に目が覚め…腕の中の温もりを確かめては安堵してい…いてっ!叔母上!」
「惚気けとる場合か!全く!…4年もの長き時…それでも諦めなかったお前達の強き想いを、お互いを思いやる確固たる胸の内を…しかと、天も見定めて下さったという事だ…二人で幸せになるのだぞ」
「二人共早く~~」
ウンスが手を振りながら、立ち止まり話していた二人を呼んでいる。
「ああ、ありがとう…叔母上…いや、良い。さあ陛下の元へ参ろう」
しばらく会わないうちに、すっかり歳をとり涙脆くなってしまった叔母の背を見つめ軽く頭を下げる。
チェ・尚宮が前を歩き、その後ろを二人が手を繋ぎ宣仁殿へとゆっくりと入っていくと、両脇には重臣たちまでもが出迎えてくれていた。真正面の王座には…王様と王妃様がこちらを向き微笑んで下さっている。
「…実は…簡易な形式だが、帰京の途中で済ませてきた。天界のイムジャの両親が婚儀をしたと言う寺が途中にあったのだ。あの方がどうしてもその寺で婚儀をあげたいと申すので…あの方の願いは何でも叶えてやりたいからな」
また、手が飛んできたが流石にチェ・ヨンは寸でのところで避けた。
「ちっ!避けるでない!あまり幸せ呆けしておると足を掬われるでな!気をつけるのだぞ!よく聞け…ばばあからの忠告だ。己の命なんぞよりも大切に守らねばならぬものが増える…それはお前の強みにもなれば…弱みにもなるのだぞ?わかっておるな。必ず強みに変えるのだ…心しておくがいい…良いな?」
「ああ、わかっておる。もう二度と危険な目に合わせるようなことはせん。ふっ…見てくれ、あの方を…俺はあの方の微笑む顔を一番近くで見ていたいのだ。何があろうと必ず守ってみせる。俺が側におられぬ時は頼む、叔母上…忠告感謝する」
ウンスが宣仁殿の入口で早く早くと手招きをしている。
「子供のような天真爛漫さは変わらぬのだな。不思議なお方だ…お前がずっと言い続けていた通り、本当に戻られた。お前の元に戻って下さったのだな…医仙はお前を人に戻してくれた…感謝してもしきれぬわ…」
「ああ、俺もだ。今だにイムジャが戻ったのは夢ではないかと時折…夜半に目が覚め…腕の中の温もりを確かめては安堵してい…いてっ!叔母上!」
「惚気けとる場合か!全く!…4年もの長き時…それでも諦めなかったお前達の強き想いを、お互いを思いやる確固たる胸の内を…しかと、天も見定めて下さったという事だ…二人で幸せになるのだぞ」
「二人共早く~~」
ウンスが手を振りながら、立ち止まり話していた二人を呼んでいる。
「ああ、ありがとう…叔母上…いや、良い。さあ陛下の元へ参ろう」
しばらく会わないうちに、すっかり歳をとり涙脆くなってしまった叔母の背を見つめ軽く頭を下げる。
チェ・尚宮が前を歩き、その後ろを二人が手を繋ぎ宣仁殿へとゆっくりと入っていくと、両脇には重臣たちまでもが出迎えてくれていた。真正面の王座には…王様と王妃様がこちらを向き微笑んで下さっている。
帰ってきた…ウンスは懐かしさや、嬉しさで胸が一杯になり、走り出したい想いをチェ・ヨンと繋ぐ手によって引き止められていた。
王座の前まで行くとチェ・尚宮とチェ・ヨンは跪き深々と頭を垂れる。ウンスは立ったまま軽く頭を下げると、唇を噛みしめていても溢れてしまう涙が頬を伝い零れ落ちる…
「医仙よ…良くぞ戻られた。我らはそなたの帰りを首を長くしてを待っておった。」
「王様…只今戻りました。こんなに遅くなってしまって…すみません」
「医仙…お待ちしていました…お元気でしたか?」
「王妃様!相変わらずお綺麗で…はい…見ての通り元気です」
王妃の黒い大きな眸からも大粒の涙が頬を流れ落ちる。
「陛下、大護軍チェ・ヨン、遅れ馳せながら我が妻ユ・ウンスを伴い天穴の地より只今無事に帰還致しました」
王座の前まで行くとチェ・尚宮とチェ・ヨンは跪き深々と頭を垂れる。ウンスは立ったまま軽く頭を下げると、唇を噛みしめていても溢れてしまう涙が頬を伝い零れ落ちる…
「医仙よ…良くぞ戻られた。我らはそなたの帰りを首を長くしてを待っておった。」
「王様…只今戻りました。こんなに遅くなってしまって…すみません」
「医仙…お待ちしていました…お元気でしたか?」
「王妃様!相変わらずお綺麗で…はい…見ての通り元気です」
王妃の黒い大きな眸からも大粒の涙が頬を流れ落ちる。
「陛下、大護軍チェ・ヨン、遅れ馳せながら我が妻ユ・ウンスを伴い天穴の地より只今無事に帰還致しました」
「大護軍、ご苦労であった!此度は本当にめでたい事だ。ようやっとそなたの想い女(ひと)を手に入れたのだな。大護軍、我が妻と申したのか?既に婚儀を済ませてしもうたのか?」
「はっ!有り難きお言葉感謝致します!ええ、略式ではございますが帰還の途中に、妻の所縁のある寺がございまして…そちらにて二人だけで婚儀は済ませて参りました」
「はっ!有り難きお言葉感謝致します!ええ、略式ではございますが帰還の途中に、妻の所縁のある寺がございまして…そちらにて二人だけで婚儀は済ませて参りました」
チェ・ヨンは顔を上げ、王と目を合わせると片方の唇だけをを上げ、二人ふっと笑い合う。
「さようか。しかし王妃とチェ・尚宮が連絡をもらってからいうもの、婚儀の準備をあれこれしておったようだ。面倒だろうがこちらでも婚儀をしてくれぬか?」
「もちろんです!こんな嬉しい事なら何度ても!ありがとうございます。王妃様、叔母様」
「はい。御意のままに」
「すまぬな。楽しみにしておるぞ。今日は疲れたであろう。医仙はどうされる?典医寺戻られるか?」
「あっ…えっと…」
「いえ、今宵より我が屋敷で共に…と思うております」
「そうか。では大護軍の家に祝いの品を届けさせよう。もちろん酒もな」
「陛下、その様なお気遣いは無用です」
「その位させてくれぬか。また明日二人で落ち着いたら参内してくれ。決めねばならぬことが山積みでな」
「あっ…えっと…」
「いえ、今宵より我が屋敷で共に…と思うております」
「そうか。では大護軍の家に祝いの品を届けさせよう。もちろん酒もな」
「陛下、その様なお気遣いは無用です」
「その位させてくれぬか。また明日二人で落ち着いたら参内してくれ。決めねばならぬことが山積みでな」
「はっ!御意。ではこれにて失礼致します」
「王様、王妃様…お逢い出来て本当に嬉しかったです。お身体の状態も診たいですし、また明日来ますね」
こうして二人は皇宮を後にし、これから後の生涯を…共に過ごす事になるチェ・ヨンの生家へ向かったのだった…




















皆様、こんばんは

ようやく王様達に逢えました

飛びつき&握手防止の為

チェ・ヨンに手を繋がれている

ウンスです

流石はチェ・ヨンですね

そしてうちのインフル菌

私は今の所大丈夫そうですが

次男が38℃

身体は痛くないと言うので
ただの風邪かもしれませんが

最悪です

明日から仕事だと言うのに

私は月初めだけは
何があろうと絶対に休めないのです

請求関係と
前月の月報を出すまでは
40℃あろうとも
別室にて隔離して
仕事するしかありませぬ

でも今日で娘との接触後、4日目
大丈夫そうな気がします

ビールよ

ありがとう

娘は会社はしばらくお休みです

熱だけは下がりましたが
まだ動けません

インフルエンザ恐るべし

皆様も気をつけて

では、アンニョン


