チェ・ヨンの逞しい腕が、自分を包み込むように軀に乗せられていた…寝ぼけ眼でよく見ると、その手は私の手を握りしめている。
起きてるのかな?握る手に力を込めてみた…ふふ…寝てるみたいね。良し!いたずらしちゃおう…
頭を支えてくれている腕を思い切り吸ってみる…あれ?つかないわね…もっと?
もう一度試そうとした時、羽交い締めにされチェ・ヨンがうなじに吸い付いてきた!
「あっ!そんな所だめよ…ちょっと、離して!ずるいわ!」
「こうするのです。イムジャが悪いのですよ」
「もう!いつから起きてたの?私があなたに気付かれずに、あなたより早く起きるなんて一生無理な事なのかもしれないわね」
「薬でも盛られれば別ですが…イムジャは全く警戒心がなく目覚めがわかりやすいのです」
「だってあなたと一緒なんだもの。警戒心なんてなくなっちゃうわよ…チェ・ヨン、おはよう」
二人は挨拶のきっすを交わす…
「名残惜しいが、今朝は外でトクマンが待っているようです。そろそろ行かねば」
「もう、そんな時間?わかったわ」
立ち上がろうとしたウンスだったのだが、やはり今朝もへたり込んでしまった…
「イムジャ!大丈夫ですか?」
「大丈夫かですって?そう思うならもう少し加減してくれても…」
「出来ぬと初めに申したはずですが…それともイムジャ…いやなのですか?」
「い、いやじゃないわ、いやじゃないけど…でも毎日これじゃ…」
「イムジャがもう少し鍛えればよろしい。さあ早く着替えを」
「もう!チェ・ヨンの馬鹿!」
「トクマン!一刻もせぬ内に参る!医院へ寄りドユンを診た後、開京へ向け帰還の途に就く!良いか?準備をしておけ!」
「はっ!大護軍」
はぁ…小さく溜息をつくトクマンでした…
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抱き上げられたまま医院の扉をくぐると、ドユンが起き上がっていた。
「まだ、起き上がったらダメよ!お腹の中を縫ったのよ!傷が裂けたら大変なの!それからオナラが出るまで何も食べたらだめよ?良い?傷を診せて?…うん。大丈夫そうね…。先生、ちゃんと消毒して包帯も替えて下さったのね」
「はい。医仙様に教わった通りに…」
「医仙様、本当にありがとう。おいら、死んだ気になって頑張って働くよ」
「ふふ、ちゃんと怪我を治してからね!熱もないし、脈もしっかりしてるわね。これなら大丈夫よ!先生、ドユン君のオナラが出たら、重湯からゆっくりと食事を与えて下さいね。もし、何かあればこの町のスリバンに連絡して。すぐに私が飛んでくるから」
「う、うん、イムジャ…さぁ参らねば」
「そうね…では、皆さんまたいつか逢いましょうね…さようなら」
「医仙様、ありがとうございます」
「ドユンよ。あの質屋の主人だがな、店は取り壊され、金は国庫へと納められる予定だ!奴本人は鞭打ち100回の後、2年間の徒刑に処されると聞いた!もう二度とここへは戻らぬだろう…安心せよ。母と弟妹を大切にするのだぞ!」
「大護軍様、何から何までありがとうございました。おいら頑張ります!」
こうしてドユンの晴れ晴れとした顔を土産に、一行は開京へ向かって急ぎ馬を駆るのでした…












皆様、こんにちは

久々のコインランドリー作品

相変わらずAmebaアプリがおかしくて

違う所からのアップになります

なので絵文字なし

下書き保存も出来ないので

今書いたものを

そのままアップしちゃいますね

家に帰ってパソコンから絵文字足します~

大掃除、全く終わりません

どうしよう

誰か…マジで助けて

年越しの話もまだ6話まで

やば~~い



本当に続くになっちゃいそう

あと3日です

もう少し頑張ります

寒いので風邪ひかないでね

では、アンニョン

カレンダーその②です


