43.饋還 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

心地良い温もりと重さに目を覚ます…

チェ・ヨンの逞しい腕が、自分を包み込むように軀に乗せられていた…寝ぼけ眼でよく見ると、その手は私の手を握りしめている。

起きてるのかな?握る手に力を込めてみた…ふふ…寝てるみたいね。良し!いたずらしちゃおう…

頭を支えてくれている腕を思い切り吸ってみる…あれ?つかないわね…もっと?

もう一度試そうとした時、羽交い締めにされチェ・ヨンがうなじに吸い付いてきた!

「あっ!そんな所だめよ…ちょっと、離して!ずるいわ!」

「こうするのです。イムジャが悪いのですよ」

「もう!いつから起きてたの?私があなたに気付かれずに、あなたより早く起きるなんて一生無理な事なのかもしれないわね」

「薬でも盛られれば別ですが…イムジャは全く警戒心がなく目覚めがわかりやすいのです」

「だってあなたと一緒なんだもの。警戒心なんてなくなっちゃうわよ…チェ・ヨン、おはよう」
二人は挨拶のきっすを交わす…

「名残惜しいが、今朝は外でトクマンが待っているようです。そろそろ行かねば」

「もう、そんな時間?わかったわ」
立ち上がろうとしたウンスだったのだが、やはり今朝もへたり込んでしまった…

「イムジャ!大丈夫ですか?」

「大丈夫かですって?そう思うならもう少し加減してくれても…」

「出来ぬと初めに申したはずですが…それともイムジャ…いやなのですか?」

「い、いやじゃないわ、いやじゃないけど…でも毎日これじゃ…」

「イムジャがもう少し鍛えればよろしい。さあ早く着替えを」

「もう!チェ・ヨンの馬鹿!」



「トクマン!一刻もせぬ内に参る!医院へ寄りドユンを診た後、開京へ向け帰還の途に就く!良いか?準備をしておけ!」

「はっ!大護軍」
はぁ…小さく溜息をつくトクマンでした…


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抱き上げられたまま医院の扉をくぐると、ドユンが起き上がっていた。

「まだ、起き上がったらダメよ!お腹の中を縫ったのよ!傷が裂けたら大変なの!それからオナラが出るまで何も食べたらだめよ?良い?傷を診せて?…うん。大丈夫そうね…。先生、ちゃんと消毒して包帯も替えて下さったのね」

「はい。医仙様に教わった通りに…」

「医仙様、本当にありがとう。おいら、死んだ気になって頑張って働くよ」

「ふふ、ちゃんと怪我を治してからね!熱もないし、脈もしっかりしてるわね。これなら大丈夫よ!先生、ドユン君のオナラが出たら、重湯からゆっくりと食事を与えて下さいね。もし、何かあればこの町のスリバンに連絡して。すぐに私が飛んでくるから」

「う、うん、イムジャ…さぁ参らねば」

「そうね…では、皆さんまたいつか逢いましょうね…さようなら」

「医仙様、ありがとうございます」

「ドユンよ。あの質屋の主人だがな、店は取り壊され、金は国庫へと納められる予定だ!奴本人は鞭打ち100回の後、2年間の徒刑に処されると聞いた!もう二度とここへは戻らぬだろう…安心せよ。母と弟妹を大切にするのだぞ!」

「大護軍様、何から何までありがとうございました。おいら頑張ります!」




こうしてドユンの晴れ晴れとした顔を土産に、一行は開京へ向かって急ぎ馬を駆るのでした…












皆様、こんにちは

久々のコインランドリー作品


相変わらずAmebaアプリがおかしくて

違う所からのアップになります

なので絵文字なし

下書き保存も出来ないので

今書いたものを

そのままアップしちゃいますね

家に帰ってパソコンから絵文字足します~

大掃除、全く終わりません

どうしよう

誰か…マジで助けて

年越しの話もまだ6話まで

やば~~い

本当に続くになっちゃいそう

あと3日です

もう少し頑張ります

寒いので風邪ひかないでね

では、アンニョン


カレンダーその②です



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