36.冀求 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

チェ・ヨンが、馬車から降りようと戸を開けると、チュンソクが隣に馬を寄せる。


「大護軍!ここはお任せを!医仙様をお守り下さい!」



「何事だ!」



 「昨夜…何かありましたか?お二人の後をつけていたようなのですが…」



 「ちっ!やはり…気配が途中で消えたので、今の今まで忘れておった…。たいした奴らではない!斬らずに捕らえよ!シウル!ファジャ!ヨンホ!お前達もだ。殺すなよ!そう言えばジホは?」



「昨日のうちに、マンボ姐さんのところに行ったよ!今日にもあたしらが到着すると報告にね!もうそろそろ着いてるんじゃないのかい?だから、こんなところで遊んでる場合じゃないのさっ!」



ファジャは華麗な鞭さばきで、相手の男達を数人まとめて締め上げている。



 「あっ!おいテマン!そいつを捕らえて連れて来い!」



 「はい!」



テマンはファジャが締め上げている男達の中の一人を連れ出し、腕を後ろ手に縛りあげ馬車の中に連れて行った。



 

「いてててっ!何すんだよ!離せって!」


 

「おい!坊主…お前はまた何をやっておるのだ!」


 

「あっ…あなた昨日の…怪我してるじゃない…診せて!」


 

「この位…いつもの事だ!おいらに触るな!」


 

「きゃ!」
ウンスは、それでなくてもふらふらしているのに、その男に膝を横から蹴られそうになり、避けようとして体制を崩してしまった。寸での所でチェ・ヨンが片手でウンスを支え、その足を蹴り飛ばし男を床に転がした。ウンスを座らせると、鬼剣を鞘から引き抜き男の首に剣先をあてがう…


 

「お前…死にたいのか!ガキだろうと容赦はせん!あまり俺を怒らせるなよ…」


 「チェ・ヨン、やめて!大丈夫だったんだから…君、名前は?傷を診させて」



「……ドユン」



 「ドユン君ね…顔…怪我してるわ。治療をさせてね…ここに座って」



 

チェ・ヨンは剣をひき、ドユンを睨みつけながら鞘に納める。ドユンはびくつきながらも、ウンスの横に座り、大人しくしていた。傷を消毒し薬を塗りながら、何故こんなことをしているのか…ウンスは尋ねてみることにした。


 

「あなた…4年前もお金が欲しくて私達を捕まえようとしたのよね…何か理由があるの?剣なんか持ったことないような子供だったのに…力になれるかもしれないわ…話してみない?」



「……うちは…父ちゃんがいないんだ…おいらの下にまだ小さな弟と妹が…母ちゃんはずっと働きっぱなしさ。おいらも始めは近所の畑仕事なんかを手伝ってたんだけど…母ちゃんが病気になっちまって…薬代も馬鹿にならねぇんだ。それで金が欲しいならと誘われたのが今の仕事さ。借金取りをして、取った金の一部をくれるんだ。だから、どんなことをしても金を…」



 
ウンスは、泣きながら話すドユンをふわっと胸に抱きしめた。でも、もちろんほんの一瞬のこと…チェ・ヨンが許すはずもない…直ぐに引き離される。



 

「良く、頑張ってきたわね…お母さんの病気、私に診させてくれる?ねぇ…チェ・ヨン、お願い」


 

「はぁ…イムジャ!今日、開京まで着かねばならんのですよ!もうジホが先に報告に行っておる!皆あなたを待ちわびていると言うのに、そんな時間は…」


 

「ちょっとだけで良いから…ねっ?お願い」



「俺の言うことなど聞かぬのでしょう…捕らえた奴らを役所に届ける間だけなら…」




「ありがとう!チェ・ヨン…ドユン君、じゃあ、あなたの家まで案内してくれるかしら?」



「本当に母ちゃんを診てくれるのか?金が無くても?あんた…良い人なんだな…それに綺麗だし良い匂いだ…」



それを聞き、再び鬼剣に手を伸ばすチェ・ヨンをなんとか宥める…急ぎチュンソクに捕らえた男達を引き渡す指示を出し、テマンに馬を2頭用意してもらった。




チェ・ヨンはウンスを抱き上げ、馬に乗せる。もう1頭には、ドユンとテマンが乗っていた。


「イムジャ…大事ないですか?」



「大丈夫よ。少し痛むけど…あなたに寄りかかるから…もっと側に来て…」



「チュンソク!後を頼む!ドユン、案内しろ!」











皆様、おはようございます


昨日は


別バージョン


良かったよ~~の


声を頂き


本当に嬉しいです


目指すは


深みのある美エロ


ただのエロじゃなく


お話の通過点としての


意味のある物にしたいのですが


なってますかね


最近こんなのばっかり書いてるので


はる変鯛説浮上


正解ですクラッカー



そして…


例の男の子


わっかりやすい


水戸黄門話でガーン


大変申し訳ない


はるの頭の中は


こんな程度でやんす


笑って許して


今テレビ観てびっくり


四国の皆様


雪大丈夫


全国的なのかな


無理に慣れない雪道の運転


あっぶないからね


私チェーンつけても


1回転したことあるよ


超怖かった


気をつけてね~


では、今日も1日


ファイティン




追記


くまみやさんプロデュース


クリパの企画案


深夜に発表されました~


いつものポチッとな


ダウン


続・シンイ(信義)最終回からのブログ   byくまみやさん



私の立てる掲示板まだ決定じゃないです


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