パラレルワールド 1 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

 
皆様こんばんはキラキラ

いよいよ始まりましたすげ~

りえ様プロデュースお~

「シンイで年越し」

はるは今日一日

お話を何本かアップしていきます矢印

その中に

「友達以上恋人未満」

「危険」

「束縛」


入れる(まだ完ではないので涙)つもりなのですが

どうなのでしょうえ? 




そしてこんな連続アップ

二度とございません

最初で最後でしょうかね‥‥



もしかしたら真新しいお話では

ないかもしれません

つまらんかったらごめんね




それから書いてすぐアップもあるかと

誤字脱字
必ずあります(´;ω;`)

遠慮しないで教えて下さいね┏○))

ある方が恥ずかしいのです

すぐ直しますので、お願いします~





皆様怒

飽きずにハート2

お付き合いをアオキラ

お願いいたします鏡餅



私次第ですな

では物語はまたここから…始まります







「キ・チョル!」
「キ・チョルさん?!」

キ・チョルが二人に向かってゆっくりと歩いてきた。

「天門が開きました…」

キ・チョルは恐ろしい程に静寂ではあるが、深く…どこまでも暗い気を身に纏っていた…どうしたと言うのだろう…せっかく天門が開いたというのに…

「そのようね。私の計算が合っていたみたい。キ・チョルさん…どうして天門をくぐって私の世界に行っていないの?あれ程行きたがっていたのに…あっ!それから私もチェ・ヨンも天門はくぐらないわ!行きたければ一人でどうぞ!私はここで…チェ・ヨンの側で生きると決めたから…何度攫われても答えは一緒よ!わかった?」

この人にはどこまでも強気で行かなくちゃ…

ウンスの震える手をチェ・ヨンが後ろ手に握り締め、自分の後ろに庇い牽制する。この気…こやつから初めて感じる…なんなんだ…

「教えてください!どうすれば天門をくぐれるのですか?」

「ただ光の中に入るだけでしょ?」

何を言ってるの?私だってわからないわ…

「最後の最後まで私を騙すのですか?私の切実な、心からの願いを…こんな残酷に!」

「私だって無理矢理連れてこられた1回しか天門の中に入ったことはないの!ルールなんて知らないわ」

「イムジャ…危ない!俺の後ろに隠れておって下さい!」

キ・チョルの怒りが冷ややかな冷気と共に雪崩のように伝わってくる。危険だ…

「答えろ~~~~!!!」

ついにキ・チョルの怒りが、辺り全てを凍らせるような冷気を放ちながら爆発してしまった!


「諦めるんだな!お前のような不埒な者を天はお認めにならぬのだろう!来るなと言う事だ!ここで…ここがお前の死に場所となろう!」

二度とイムジャに手出しはさせん…

「私にはもうこの世しかないのか…死んだら終わりか?この先の続きはないのか?」

「あぁ…人は誰しも死んだら終わりだ!行くぞ!」

チェ・ヨンは鬼剣を抜き放ち、キ・チョルに斬りかかる!

キ・チョルは悠々とその太刀をかわし、ウンスの元へ走った!キ・チョルにはウンスただ一人しか目に入っていないようだ…

「待て!そうはさせん!キ・チョル!!お前の相手はこの俺だ!」

チェ・ヨンはキ・チョルの背に向かい鬼剣を矢のように放つと、その背に深々と刺さり、息も絶え絶えになる…チェ・ヨンが鬼剣を捻じるように引き抜くと、キ・チョルから恐ろしいほどの怒号があがった!

キ・チョルにとどめを刺そうと前へ回り込みウンスを更に後ろに押しやった。

「ぐはははは!チェ・ヨンよ!我と共に行こうではないか!道連れだ…お前だけこの世で幸せになどさせん!この先の世界へ一緒に行こうではないか…ぶっ、ぐっはは、お前も行きたがっていた黄泉の世界だ…お前が殺めた者達が首を長くしてお前を待っていることだろう!共に地獄へ落ちようぞ!」

口から血を流したキ・チョルはまさに鬼の形相…己の冷気を内に込め、凍りつきそうであった…

チェ・ヨンの、鬼剣を振り下ろした腕は掴まれ、キ・チョルの氷攻を受けてしまう!雷攻を放つがその勢いに及ばない!

どこにこんな力が残って…

体が凍りつき動かぬ…

キ・チョルはヤンサの薬を飲んでいたため、普段の何倍もの力を出せたのだ…まさに生死をかけた争い…

チェ・ヨンはキ・チョルの腕を振り払う事が出来なかった…指先からだんだんと凍りつき、その手から鬼剣が零れ落ちる…意識も徐々に遠のき…

イムジャは…イムジャは無事であろうか…後ろを振り向くこともできぬ…

俺はこのままキ・チョルに勝てぬのか?

父上…やっと見つけました‥‥俺は遅かったのでしょうか?

イムジャ…イムジャ…

その時、突然キ・チョルの力が弱まった…脇腹をおさえ蹲ってる…隣には血のついた小刀を手にしたウンスが立っているのがぼんやりと見えた…


「チェ・ヨン!大丈夫?しっかりして!こんなに冷たくなって…立てる?どうしてこんなことに……あっ!そうよ…天門をくぐりましょう!あそこなら治療ができるわ!さぁ私に掴まって!」

「イ…イム…ジャ…」

ウンスは鬼剣を鞘に収め、杖の代わりにとチェ・ヨンに持たせた。現代では邪魔になるだろうが、この剣はチェヨンと共になければならないとウンスは思ったからだ。

二人はキ・チョルを振り返ることもなく、ゆっくりと天門へ向けて歩き出した。


ウンスのどこにこんな力があったのだろう…

チェ・ヨンの大きな体を背負うようにして一歩一歩進んでいく…

愛する人の命と共に…未来へと向けて…

「はぁはぁ…チェ・ヨン!大丈夫?着いたわ!お願い…しっかりして?」

「イムジャ…俺は大丈夫…ですから…」

「さぁ…行くわよ!お願い…2012年に繋がっていて!」

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