22.愛護 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

つんつんと、繋いで居ない方の手でウンスは彼の袖口を引っ張った。

チェ・ヨンは、何か?という顔をして立ち止まる。見るとウンスが手招きをしている。

 

「何です?」

 

「みんなが私達を珍しそうに指差して見てるけど…この時代って男女が手を繋いで歩いたりしたらいけないんじゃないの?」

 

「イムジャらしくないですね。そんなことはどうでも良いが、気になるならやめますか?では俺の前を歩いて下さい。その方が守りやすい」

 

「あっ…やだ違うわよ。あなたが嫌かなって思って…」と慌てて両手でチェ・ヨンの大きな手を包み込み握り直す。

 

チェ・ヨンは目元を綻ばせ、ウンスに風避けを目深に被せ直し

「イムジャが皆に見られるのは嫌です。あなたは目立ちますから…故にこのままで」

 

「あっ!ちょっとねぇ、前が見えないわ!」

 

「俺が手を引いておるので大丈夫です。さぁ参りましょう」

 

ウンスの歩幅に合わせながらゆっくり歩を進めていく。時々歩みを止め、店先を眺めては語らいまたのんびりと歩んでいく。まるでこれからの長い長い二人の行く末のように…優しい時間が、二人を包みこんでくれるかのようだ…

 

突然ウンスが立ち止まった…


チェ・ヨンがウンスの視線の先を追うと“ノリゲ”や“ピニョ”(簪)などを扱う店であった。港が近いため元などから入ってくる高価な品物もおいてあるのだ。色とりどりのノリゲが飾られており、中でもウンスが目を奪われたのは、たくさんの石を使い、婚儀で使うような一際華やかな彩りの豪華なノリゲだった。

 

チェ・ヨンはウンスの手を引きその店へ行くと店主に、これを…と言うと、それに合いそうな色鮮やかなピニョも一緒に渡し金を払う。

 

「あっ…良いのに。見てただけだから。こんなに高いもの要らないわ」

 

「俺のために買うたのです。これを身に付けたイムジャが見た……う、うん、他に何か欲しいものはありますか?」

 

「えっ…ううん、ありがとう…一番欲しかったものはもうあるから…あっ!そういえば前に一度だけ開京で買い物に連れて行ってくれたわね…あの時の事を思い出しちゃった。あなたったら私が悩んでたら、全部まとめて買ってくれたのよね?」

 

「あぁ…そんなことも…あの時はキ・チョルの手の者に狙われておったのです。わかっていたのだが、どうしてもイムジャの喜ぶ顔が見たかった…あなたのあの時の嬉しそうな顔が忘れられぬ…なぜもっと早く買い物くらい…とずっと後悔しておったのです。これからはいつでも見られます。俺の好きに買わせて下さらぬか」

 

「そんなに私を甘やかさないで。あの時、本当にびっくりしたわ。だって周りにあんなに迂達赤を潜ませてたなんて…トルベさんやテマン君まで…私って気付かない間に、あなたにいつも守られているのよね。ありがとう」

 

「あなたを守るために俺がいるのです。さぁ早く薬屋へ参りましょう」

 

チェ・ヨンが辺りにちらりと目をやる。

 

「ねぇ、見て!あそこのお饅頭!おいしそう」

 

「ふっまだ食べるのですか?」

 

「甘いものは別腹なのよ!食べても良い?」

 

「饅頭くらい何個でも」

 

 

 

そんな二人を笑いながら遠く…眺めている人影があった…

 

二人が人気の少ない通りに差し掛かった時、チェ・ヨンがウンスを自分の後ろに隠し叫んだ。



「おい!いい加減出てこい!お遊びはここまでだ!」

 

 

 

 

皆様、こんばんは

本日はお買い物デート

SSで申し訳ない

 

本編でもシナリオにはあったものの

省略されてしまいましたよね

一部、過去の話として

投入させて頂いております

私の尊敬するシン友さんが

訳して下さってます

凄いですよね

私なんかあれから本放置

ホコリが

自分に甘いはるです

こんな奴だから肥る 



コメ返少しづつお返ししております

もう少々お待ち下さいね

それから今回登場のノリゲ…

めちゃくちゃあちこちググり

高麗末期にもあった装飾品と書いてあるのですが

マンボ姐さんが

それらしき物を付けてるのか程度で…

他は誰も付けておらず

ドラマを早送りでほぼ全話

見直してしまいましたよ

未来から来たウンスは

現代でも婚礼で使う事を知っていたので

良しとして下さい

では、アンニョン

 

 

相変わらずの適当ですまぬ
にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村