出逢い…28 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

お父さんお母さん、お元気ですか?病気などしていませんか?体調が悪かったら、自己判断などしないで、すぐに病院へ行ってね。私が…一人娘であり医師であるのに側に居てあげられない…。本当にごめんなさい。でも本当に約束よ?私の通ってた大学病院は、とても良い医師が居るから、少し遠いけど何かあれば行ってね?

今日は…とても辛いことを伝えなければいけないわ…。こちらの世界で、私がお母さんと思って慕っていた叔母様が…。

あの日、叔母様が突然訪ねて来たの。この所、私は典医寺に行くことも少なくなっていたから、とてもお久しぶりにお会いしたの。だいぶお年を取られて、髪も白くなっていらしたわ。

お乳も片方ないから、猫背になってしまわれたけど、多分再発はしていなかったと思いたい…。オペから9年たったんだもの…叔母様は、乳癌のステージII 期、抗がん剤治療をしていれば、10年生存率は80%…。ここには、もちろん抗がん剤なんかないわ。本人の免疫力をあげていくしか治療法はないの。だから、いつも笑っていて下さいねとお願いしたわ。それが、とても良いお薬になるからと…。

叔母様は、約束通りいつも笑っておられた…。武閣氏のお仕事は、もう全て譲られて尚宮のお仕事だけされていらしたの。チェ・ヨンなんか、それも辞めて家に居てくれと言っていたけど、叔母様は辞めなかった。私も、叔母様は仕事されていた方が生き生きとされて居るから、その方が良いとアドバイスしたわ。チェ・ヨンにも、叔母様から仕事とったら、また病気になるわよと脅してやった位よ。でも、尚宮の仕事も王様が世子様に王位を譲られてからは、辞められて叔母様ものんびりされて居たみたいね…。

ちょうどチェ・ヨンのお休みのあの日、お酒を持って遊びにいらしたの。久しぶりにお逢いしたので、3人で夜遅くまで呑みながら話したわ。

叔母様が、私に言ったの。甥をここまで生かしてくれて、本当に医仙にはなんとお礼を言って良いやら…。何度、そなたに生かしてもらったのか…。あの折も私の願いを聞き届けて下さり、死に行くこやつを止めに行ってくださった。そして、医仙が居なかった4年間さえも、甥は生き生きとしておった…。

こいつは遠き昔、皇宮で過ごした7年間、何の思い出もなく守るものもないと申しておった。医仙に逢うまでこやつは死んでおったのだ。
そんな甥が、そなたと出逢い生き、笑って泣いて怒って…。こんなこやつの姿を見られるとは思っても居なかった。あちらへ逝ったら兄と杯を合わせながら、話すことがたくさんありすぎるわ。

そう言って笑っていらしたわ。

チェ・ヨンは隣で私を見つめ、微笑みながら飲んでいたの。そしたらいつものように、叔母様に頭を殴られていたわ!鼻の下を伸ばすでないって、楽しそうにね。

チェ・ヨンがね、叔母上はそのように元気なのに、父上の元へなどまだまだ逝けるわけがありません。三途の川で追い返されますよ、なんて軽口叩いていたわ。

その位お元気そうに見えたの…。でも今考えればお酒も殆ど召し上がっていなくて…。時折顔を顰めていらしたわ。どうしたのか聞くと、笑過ぎてお腹が痛いっておっしゃって…。それを聞いて私もチェ・ヨンもまた笑って。とても楽しい夜だったの。

だいぶ夜もふけてきたから、泊まって頂くことにしたの。せっかくだから、みんなで食堂で寝ることにしたわ。キャンプみたいでとても子供達は喜んでいた。チェ・ヨンも初めてだったらしいわ、叔母様と眠るのは…。ハヌルとパダがいつもの癖で、お休みなさいとチェ・ヨンと私、それに叔母様にもハグをしたわ。

叔母様驚かれて居たけど、そのまま私の所に歩いて来られて…私を抱き締めてくれた。叔母様が、医仙…本当にありがとう…。私の病を治し、孫達まで下さった。感謝してもしきれぬ。…これからも甥を頼みますって。そして、チェ・ヨンの前に行き、また頭を小突いて、守るものが増えた喜びを噛みしめながら、生きていくのだぞ、くれぐれも医仙より先に逝くでないと、おっしゃったわ。チェ・ヨンは、俺を幾つだと思っているのだって怒ってたけど、そんなことはわかっておる。今の俺ならキ・チョルにも負けないって、私を見て笑ったわ。

そして、ハヌルとパダは叔母様と、私はいつもの通りチェ・ヨンの横で寝ていたら、夜チェ・ヨンが突然起き出して慌てて叔母様の所に…。叔母様、おそらく息を引き取られて、すぐだったと思うわ…。まだ、暖かくて、両脇にいるハヌルとパダと手を繋いで居たわ…。

チェ・ヨンがとても静かに泣いていたわ…。私は彼を抱き締めてあげることしか出来なかった…。

お葬式は、国葬でと言われたけれど、チェ・ヨンが断って…。でも本当にたくさんの人が会葬に来てくれたわ。恭愍王も、あっ、今は王じゃないけど、2人でお忍びで来てくださったの…。お二人とも涙を流されて…。

叔母様、いえお母様…本当にありがとう…。いつかまたお酒を呑みましょうね。

お父さん、お母さん…長生きしてね。
私の心からのお願いよ。

                       1375年5月    ウンス



ーチェ・尚宮さん、ウンスの事を娘のように思って下さって本当に感謝しています。長生きしなくちゃね、お父さん…。

ーあぁ…、良い方だったんだろうな。ウンスを守ってくれていたのだろう。ありがとうございました…。







汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗

皆様こんにちは。

叔母様、お年もお年なのでそろそろとは思っていたのですが、大好きな人だったので悩んでおりました…

それも一人じゃなく最後はみんなの側でと…。


昨日はちょっとガーン←こんな顔になるような事があり、何も考えたくなくてパソコンで信義観ながら、好きな場面で一時停止、トリミング&保存を3時まで、ちまちま繰り返しておりました信義のお陰で元気に(笑)なりました

コメ返も出来ずすみません
今夜、お返事しますね



笑うと免疫力アップ!本当らしいですヨン

では あと少しお仕事頑張りましょう
明日も仕事だった

ファイティンラブラブ






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