信義〜2周年記念特別企画?〜チェ・ヨンの日記0.5 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

一昨日、天穴の地に異変があると連絡が来た…。イムジャが、去って4年が経とうとしていた…。
 叔母上も陛下も、皆がもう天へ戻られたなら、こちらには戻って来ぬだろうと言った。しかし、俺には確信があったのだ。
今もイムジャは俺へと道を繋ごうと必死に戦っておられると。

そして、今日イムジャは俺の胸へと戻って来た…。

確信はしていたのだ。

してはいたのだが…。本当に…戻って来て下さった。泣きそうだ、俺。

一人100年前の地で戦い、俺の元へと戻れるかもわからぬのに、また天穴をくぐって下さったイムジャ…。それが、どれほどの思いか…。俺は貴女にどう報いれば良いのですか。

もう一度、武士の誓いをさせて下さい…。俺の全てをかけて、貴女を一生お守り致します。俺と一緒になって下さい。

イムジャは、笑って口付けをしてくれた。
私を守るの、大変よと昔と同じ事をおっしゃる。私があなたを幸せにしてあげるわね、そのために戻って来たんだからと、イムジャらしい事を言う。

あの日の俺は、喉の渇きを癒すかのように、何度も何度もあなたに溺れ、だいぶ無理をさせてしまった。

私は平気よ、夢ではないと想えるから。この心地よさも、気だるさも、あなたの汗の一筋も、全てが現実だと教えてくれるわ。あなたは、そう言って微笑んでくれましたね。



婚儀の日の翌日から、あなたは天界の決まりよと言って、挨拶の変わりに口付けしてね。きっすと言うのよ。後はハグね。こうやって抱き締めるの。わかった?と約束をさせられた。

こんな心踊る約束事なら幾らでも守りましょう。朝起きてあなたにきっすをする、俺の気持ちがわかりますか?

触れたくても触れられなかった貴女が、目の前に居る奇跡。きっすだけでは済むはずがない。

また遅刻するわよと、言われてもイムジャの誘惑には勝てぬのです。




俺の妻は天女である。

あなたの為に生きていきます。

死が二人を分かつまで。








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