ー?!
足元から子供の泣き声が聞こえる。
ボロボロの服を着て、顔も薄汚れている。
ーあら?迷子になってしまったのかしら?あなた、お母さんかお父さんと来たの?おいで、怖くないから…。
ウンスは子供を抱き上げた。2歳位であろうか…。
ーねぇ、チェ・ヨン…?
もう少しだったのに、邪魔をされて少し不機嫌なチェ・ヨン…。
ー……はぁ、わかりました。
そう言うとウンスからその子供を引き受け、肩車をしてやる。
ーイムジャ、俺は両手が塞がってしまうのでちゃんと俺のどこかに捕まってて下さい。絶対に離れないで下さいね。
ーふふ、わかってるわ。これで良い?
この時代にはなかったであろうが…ウンスはチェ・ヨンにぎゅーっと腕を絡める。
ウンスの膨らみが腕に当たり、全神経がそこにいってしまい、にやけるチェ・ヨン…。
ーうぅん…。おい、ボウズ…そこから母を探すのだぞ?良いな?
子供はうんと頷いた。
先程よりも更に人出の増えた町へ出る。
二人はゆっくりと人混みの中を歩いて回る。
時間をかけ歩いてみたが、両親らしき者達は居なかった。もしいれば子供を捜しておるはずなのだが…。
ーボウズ、母は居なかったのか?
ーうん…
また泣き出しそうになる。
ー泣かないで…。きっとお母さんもあなたを捜して居ると思うわ…。
ーあっ!お前はヘスの所のヨンスじゃないか?
近くを歩いていた女子に声をかけられる。
ーこの子を知っておるのか?迷子になっておったので、両親を捜して居たのだが…。
ーはい、どなたか存じませんが、ありがとうございました。うちの隣の家なので私が連れて参ります。
チェ・ヨンが、ヨンスを肩から降ろそうとすると、髪に掴まって降りたくないと言う。
ークスッ チェ・ヨン気に入られちゃったみたいね。どうせ急がないんだから、家まで肩車してあげて?ねっ?
ーはぁ~。
チェ・ヨンは、早くウンスと二人になりたかったのだが、そんなに可愛らしい顔で覗き込まれたら断われなくなってしまう。
ーわかりました。して、家はどちらで?
ーすみませんねぇ~。こちらです。
その者について行くと、あまり裕福とは言えぬ小さな、風が吹けば飛んでしまいそうな家が建ち並ぶ一帯に着いた。
ーこちらでございます…。
その家の扉に手をかけた時、嫌な予感がした。
ーイムジャ、この子を抱いて下がって居て下さい。
祭りだからと、鬼剣を置いて来たことが悔やまれるが仕方ない。足に括り付けられている小刀を取り出す。
ー…ん?チェ・ヨン?
ー下がって!
チェ・ヨンが扉を開けるとそこには…!?
イタkiss大好きおばさんさん

水戸黄門のように毎回印籠は、出て来ませぬが
(王命はそんなに出せず
)事件性も絡めてみました
(王命はそんなに出せず
)事件性も絡めてみました
上手く行くかなと心配ですが

失敗しても笑って許して下さいませ

本日はココまでヨ~ン

そしてまたまたコインランドリー作

また書いたらアップしたくなっちゃうけど、ガマンガマン


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