ーイムジャ、今日は夏祭りがあるのですが、一緒に行きませんか?
ーえっ?良いの?チェ・ヨンも一緒に?行くわよ!行くに決まってるじゃない!お祭り大好きなのよ!
ウンスはチェ・ヨンに抱きつき喜ぶ。
喜んで下さるとは思ったが、こんなに楽しみにしてくれるとは…チェ・ヨンは嬉しくて仕方ない。
ついこの間、イムジャが俺の元へ戻って来てくださり婚儀を終えたばかり…。
二人ともなかなか忙しく、出掛けるのは初めての事…。
ー大変な人出となりますので、迷子にならぬようにしておって下さい。
ーチェ・ヨンが、ちゃんと捕まえててくれたら良いのよ!
ーそれもそうですね。あと一つ二つやる事があるので、暫しお待ちを。
満月の月明かりの中…町へ出ると、本当にものすごい人の数であった。人の波で前を歩くのも一苦労。道の両脇には、たくさんの店が立ち並び、色んな匂いがたち込め、ウンスのお腹を刺激する。可愛い髪飾りやかんざしのお店もある。マンボさんのクッパのお店もすごい人だ。
しかしあまりの人出に、チェ・ヨンと繋いでいる手も何度も離れてしまいそうになる。チェ・ヨンは、危険を感じ一旦ウンスを連れ、人が一人通れる位の狭い路地へ入る。
ーイムジャ、大丈夫ですか?ここまでとは思いませんでした…。祭りなど大人になってからは、来たこともなく…。
ーそうなの?私なら平気よ!お祭りだもの。天界もお祭りはこんなものよ!美味しそうな食べ物がいっぱい!髪飾りも欲しいし、早く行きましょ?
とチェ・ヨンの手を引くが、逆に連れ戻されてしまう。
チェ・ヨンは、ウンスの髪が人混みで乱れてしまっていたのがどうしても気になり、ウンスに後ろを向かせ、合わせから櫛を出し、ウンスの赤い柔らかな髪を梳く。
ー良いのに…。ありがとうチェ・ヨン。
ウンスの香りがふわりと舞い上がり、チェ・ヨンの鼻腔を刺激する。思わずウンスの少し汗ばんだ首筋に唇を這わせ、白に首に赤い花弁を散らす。熱い吐息と共に耳を噛む。前に回された手は、忙しくウンスの胸を上へ下へと蠢いている。
ウンスは甘い吐息を吐きつつも、その腕を掴む…。
ーもう…こんな所で何してるの?
チェ・ヨンはウンスをこちらに向かせ、身体を密着させ動けぬようにし、唇を奪う。ウンスは息も出来ずだんだん足の力も抜けてしまい、チェ・ヨンの肩を必死に叩いた。チェ・ヨンは名残惜しそうに唇を離す。
ーはぁ…チェ・ヨンたら…。お祭りに来たんでしょ?
ーイムジャが悪いのです。貴女の香りが俺を惑わすのですよ。
真顔で自分の正当性を語るチェ・ヨンに呆れるウンス。
ーはぁ~…さぁ、お祭りに行きましょう?ねっ!?私達二人、初めてのお祭りよ?ほら!
ーだからこそもう少しだけ…夜は長いのですから…
そう言うとウンスの指に自分の指を絡め、動けないようにし、ウンスを見つめる。
ウンスは、この目に弱いのだ。
それに、もちろん嫌な訳ではない。
チェ・ヨンの元に戻ってから、交わしたキスの度に彼は私を魅了する…。身体の芯が熱くなり溶けてしまいそうになるのだ…。立っている事も出来なくなる。
小さなため息をつき、もうお手上げよとコクリと頷き微笑んだ。
イタズラを許された子供の様な顔をして、満面の笑みを浮かべ、ウンスの唇に溺れるべく近づこうとするチェ・ヨンの動きがぱたりと止まる…。
おはようございます

あっこさん、リクエスト…

若かりし頃のLOVELOVE話…

あれ
なんかちゃう
なんかちゃう
と、思いつつ…スタート

溺愛
使ってみたかった
だけ…
使ってみたかった
だけ…
さて、どこへ向かうのか

まだ考えてまへん

台風
皆様のお住まいの地域は、大丈夫でしょうか?私の所は、本当に災害等の少ない県で、今年も台風直撃!?って事もあり思い切り通り抜けて行ったのですが、全くたいした事もなく…。何かに護られているのかしら~んて思えるほど、自然災害は少ないです。
大雨の地域の皆様、本当に気を付けて下さいね。
今日も一日アンニョン


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