顔にかかった艶やかな髪を、起こさぬように払い、おでこに口付けをする。昨夜の事を思い出して、ついついにやけてしまう。
やはり何度か思い出し、震えだしてしまったが、その度に目をつぶらずに、俺だけを見て感じてと言うと、微笑んでくれた。
こんなに美しい人が、俺の嫁さんになってくれるなんて…。自分の頬をつねってみた。夢じゃないんだ!早く兵舎に帰り皆に話したくて仕方ない。あっ!今度の休み親の所に行こう!などど、考えていた。
ピョルがもぞもぞ動いて俺に背を向ける。彼女に近付き肌を合わせる。冷たくて滑らかでとても気持ちが良い…。
あっ…ヤバイ…。煩悩がムクムクと…。落ち着け、落ち着くんだ俺!
ピョルも目が覚めたようだ。俺は寝たふりをしてみた。こっちを振り向き、俺の唇に触れる。そのまま起き上がろうとしていたので、まだ行かないで…と引き寄せる。
ーやっぱり起きてたのね?ふふ。
ー昨日の全ては夢じゃないんですよね?本当に俺の嫁さんになってくれますか?
ーえぇ…武士の約束でしょ?
トクマンは舞い上がり、ピョルを抱きしめ、今度の休みに親に会って祝言の日取りを決めたいと言った。
ピョルは目を潤ませながら…
ーはい。でも反対されたらと思うと…。
ーその時は駆け落ちでも致します。俺はもう子供ではないですから。大護軍や医仙様、迂達赤のみんなは絶対喜んでくれるから、心配しないで下さい。
ピョルの傷跡にチュッと口付けた…。
ジフは、疲れていた。
はぁ、こう毎日連投じゃあ疲れちまう…
早く探りださなけりゃ…
ここの主は女と酒だけじゃなく、何か売っているようなんだが…。
さてどうするか。
突然、寝所に男が入ってきた。
ーおい!なんのつもりだ!
その男は意識があるのかないのか…フラフラと歩いている。なにやらその男から甘い匂いがした。バタリと倒れ泡を吹く…
これは…
そこへ、店の男達がやってきてその男を連れて行く。
ー旦那、大変失礼致しました…。今宵もう一晩お泊り下さい。今宵の分のお代は結構ですから。
ーあぁ、悪いな。そうさせてもらう。さっきの男はどうしたのだ?
ー酒でも飲み過ぎたのでしょう…。では。
ーまたかい?最近あぁいう客が多くてね。
ーそうなのか?
ーフラフラと意識がないのさ。酒は強い人だったけどね。
怪しい…ジフは大護軍に連絡を、取らねばと考えていた。
おはようございます

トクマンくん褒めてやって下さい

頑張りましたよ

あ…チェ・ヨン&ウンス忘れてました

次回登場するかな
するかも…
するかも…
今日は、二人とも弁当なしなので楽チンです

ではアンニョ~ン


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