1.陰陽 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

長い夜最終話からの続きです。この前、読んでいて続きが書きたくなりました。たくさんの方が書いていらっしゃるので、どうかなぁ~?とも思ったのですが……そして思考が最後まで続くか心配でもあるのですが…。

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ウンスはチェ・ヨンと馬車に乗り、相変わらずの座り心地の悪さに少し辟易としていた。でもその揺れは、本当に高麗へ戻って来られたのだとやっと実感させてくれる心地よい痛みであった。
1年前と同じ道を辿る…。あなたと共に。そう思うだけで、果てることの無い泉のように歓びが心の奥底より湧き上がってくるのを感じる…。あの時とは全く心の内にある思いが異なるのだ…。不安など何もない。


…チェ・ヨンにもたれ肩を抱きよせてもらい、眸を閉じ彼の温もりに心を躍らせる…。こうしているだけで、自分には望むものが全てあると己の魂を満たしてくれる存在…

またいつもの夢の中に居るのではないかと思ってしまう。彼だけ隣にいてくれたら…抱きしめてさえいてくれたら、もう何も望まない…そんな存在に巡り会わせてくれた天に感謝しきれない…。


私と彼との600年の時間(とき)を、なきものとしてくれた。その長く深い歳月に比べたら私の一年間など砂の粒のようなもの…。

彼と離されていたこの一年、辛かったこと、危険な事もたくさんあった…。でも、それすら今では感謝に値する記憶である。熱いものが込み上げてくる。

「イムジャ…大丈夫ですか?何を考えてますか?」

チェ・ヨンはあまりに大人しいウンスを心配し、顔を覗き込む。その腕は二度と離すものかと、しっかりとウンスを抱いている。

「やっとあなたの元に帰ってきたなって考えてたの…。私は1年だったけど、あなたは4年も、帰ってくるかどうかわからない私を待っていてくれていた…ほんとにありがとう…」

ウンスの頬を涙が伝う…

そんなウンスの涙を優しく拭いながら、
「今の俺の心の内が分かりますか?イムジャ…天門をくぐった時、一度ならず二度までもイムジャの世に通じたのでしょう?それなのに天へ戻らず、再び天門を通り俺の腕の中に戻って下さいました。これ以上の喜びはないのです…俺はもうイムジャを手放したりは致しませぬ。決して…
俺の隣でいつも笑うておって下さい。たかが4年…。イムジャを思うての4年など、あっと言う間でございました。これから2人共に生きていける長き日々に比べたら…。」

ウンスは揺れる馬車の中…思わずチェ・ヨンの首に手を回し、ぎゅーっと抱き締める。

「…ずっとこうしてあげたかったの…。あなたが泣いている気がしてた…。ううん…夢の中のあなたは泣いていたの…これからは私があなたを幸せにしてあげるわね…」


「イムジャ…本当にあなたなのですね。俺も何度も何度もイムジャの夢を見ました…。あなたがどこか異国の地におるようで…笑ろうておるのに、淋しげで…。これを…」

チェ・ヨンは、懐から二つのアスピリンの瓶を取り出した。

「あっ…それ…ちゃんとあなたの近くにあった?一生懸命思い出して、場所を決めたのよ。そして、たくさんあなたとの思い出の花を植えたわ…。私は過去に飛ばされてしまったと、あなたにどうしても伝えたかったの。」

「俺の、すぐ近くにありました。あの時…イムジャの涙のような暖かな雨が、ポツリポツリと俺に降り注ぎ、死にかけた俺を溶かしてくれたのですよ。そして気付いた時には、これが手元に…。俺は、あの時キ・チョルになど遅れをとってしまった…。イムジャの事が心配で、心が暴れ…おかしくなりそうな時もありました。ですが、あなたの事…きっと無理にでも笑って強く生きてくれていると信じておりました。ですが、これからはイムジャの微笑みも俺がお守り致しますゆえ、無理などせんで下さい。」

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「ありがとう…私もよ。あなたはきっと生きている…。そう信じていたからこそ、戻ってきたの。あなたの元へ…。あなたのこの温もりを何度夢見たことか…………ねぇチェ・ヨン…少しこのまま眠ってもいい…?とても温かくて気持ちが良いの…。」

「ん?はい。もちろん…。ちゃんと俺が椅子から落ちぬように抱いておりますので…」

「ありがとう…」

ウンスはようやく自分があるべき場所に戻ることが出来て、力が抜けてしまった。チェ・ヨンと離れていた1年は、ゆっくりと安心して眠れることが出来ず、頭のどこかが常に覚醒していたのだ。


「あなたの声を聞きながら眠りたいわ…何か話していてくれる?眠るまでで良いから…」

「はい、わかりました…では…」


無口な方のチェ・ヨンであったが、ウンスの願いとあらばと、これから二人で生活を共にする家の中の様子などをつらつらと語っていく…。低く柔らかな愛に溢れたその声で…。

あまり話す間もなく、ウンスは吐息をたて始める。チェ・ヨンはその長い睫毛を見つめ口付けを一つ落とした…。本当に幸福な優しい時間。チェ・ヨンもまた涙が溢れそうだった…。

イムジャ…余程神経を張り詰めておったのですね…。ようやっと俺があなたを守れます…。いつも俺の腕の中、柔らかな夢をみられますように…。


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おはようございます

新シリーズ始まりました

また、いつもの如く何も考えず発進してしまいました

ある意味



ところで昨日のAmebaアプリおかしくなかったですか地域性auだけいや、私のiPhoneだけ

NETに繋がらないとかで、何度やってもアプリが開きませんでした…なんかやらかして、レッドカードで退場になったのかと焦ったりもしたのですが、深夜…無事繋がり、お話は書き終わりました



そして、今日は二人面接に来てくれるのですよ
うちの長は、即決なので多分どちらかに決まるかな普通の人が来ますように

普通じゃない人が良く来るのヨン一番酷かったのは、全身ショッキングピンクのピンクオバチャーマンビビりまっせ目がチカチカ

バッグに靴、ストッキングにもちろん洋服も。頭にはピンクのカチューシャ歳は40過ぎ。特技…どこでも寝られるっておいっ履歴書にそれを書いちまうのか

仕事中寝る気満々じゃねえっかっってな事で、大抵の人は全て入社させちまう弊社の長も、さすがに断りましたヨン

全てノンフィクションでございます



では、今日も一日アジャ←やっぱり好き







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