強い願いは縁(えにし)を結び、記憶だけが2人を巡り合わせる…
必ずあなたの元へ帰るわ!必ずね!
チェ・ヨン、あなたも祈っていてね…
ウンスは天門をくぐり、また一度現代に戻った…しかしすぐ様チェ・ヨンの元へ向かう。両親には本当に申し訳ないと思うが、チェ・ヨンのためだけに生きたい…ごめんね、父さん母さん…本当にごめんなさい。
5回目の天門…ウンスは天に祈った…お願い!私、テスト頑張ったでしょ?チェ・ヨンに逢わせて!
ウンスが天門に入ると声が聞こえてきた…
イム…ジャ…イムジャ…こちら…です…
チェ・ヨン?!
どこなの?
ウンスが天門を出るとそこには…
ーチェ・ヨン…
ーイムジャ…お待ちいたしておりました…
ーチェ・ヨン…逢いたかった…
2人は固く抱き締めあった…
ーイムジャ、泣かないで下さい…
そう言ってチェ・ヨンがウンスの涙を拭ってくれた。そして傘をとり顔を見つめる…
ーあなたこそ…ふふ
チェ・ヨンも泣いていた…ウンスは両手で彼の涙を拭いて、彼の顔を引き寄せ自分からKissをした。
チェ・ヨンもそれに応え、確かめ合う様に何度も口付けをする。
お互い居なかった時間を埋めるかの様に…
ウンスはチェ・ヨンの髭を触りながら、くすぐったい、チクチクするわと笑った…
ー本当にあなたなのね…逢いたくて逢いたくて…良くわかったわね。今日私が戻ると…
ウンスとチェ・ヨンは、手を繋ぎ歩きながらあの木の下までやってきて、いつもの様に座った…
ーイムジャが戻って来られる事は確信しておりましたので、この天穴のある地にいつでも安全に来られる様に、元国より奪還致し、ここは高麗の地となりました。
そして、あの時よりずっと人を貼り付かせ、天穴を見張らせていたのです…
そして一昨日、やっと異変があるとの知らせを受けて色々手筈を整えこちらで待っておりました。
夢ではないのですね…もう俺のそばに一生居てくださるのですね?夫婦になって下さいますか?
ーふふ!逢っていきなりのプロポーズ?!嬉しい…はい、よろしくお願いします。そのために戻って来たのよ!一生守ってくれるのよね。私を守るの大変なの、知ってるでしょ?
ーふふっ!ねえチェ・ヨン?それはそうとこっちは、あの時からどの位時間がたったの?
ーあれから4年が経ちました…
もう離さないとばかりに、抱き寄せる手に力を込めチェ・ヨンが答えた。
ーでもイムジャが必ず戻ると信じておりましたので…焼けにはなっておりませんよ。飯も食い、正面突破もやめました。
陛下からは大護軍の任を頂き、忙しくしておりましたし…イムジャも4年もお一人で100年前の世へ?危険だったのでは?
ー4年も私を信じて待っていてくれたの?
うぅん、私はたったの1年よ…でも…あなたがいなくて本当に淋しかったわ…寄りかかるのが癖になっちゃったのね…向こうでも医者をしていたの。危険…なことはあまり…なかったわ…ただただあなたに逢いたかった…
チェ・ヨンが優しく背中を叩く…
ー大護軍~!
遠くから声が聞こえて来た。ウンスが慌ててチェ・ヨンから離れようとしたのだが、チェ・ヨンは抱き締める手を緩める事はなくビクともしない…
ーねぇチェ・ヨン、誰か来るわよ!体面を守らなくて良いの?クスクス、ねぇ髭がくすぐったいってば…
ー体面など今の俺にはどうでも良い事です。この手を離してまた消えてしまってはなりませぬゆえ…もう少しこのままで…それにきっとテマンとトクマンです。馬車をもって来るよう言っておきましたので…
二人は立ち上がる…今度は後ろからチェ・ヨンがウンスを抱き締めウンスの首に唇を這わせる…
ーくすぐったってば!チクチクするわ…チェ・ヨンやめて!二人が来たわよ…
ー医仙様~!
ーテマンさんにトクマンさん!二人とも元気にしてた?大人になったわね~!ねぇちょっとチェ・ヨン離してよ。2人にも挨拶したいの!
…と、得意の蹴りを、後ろに居るチェ・ヨンの脛に一発食らわせた…
ーうぅっ!イムジャ…
チェ・ヨンはたまらず腕を離し、ピョンピョン片足で跳ねている…
高麗広しと言えど、大護軍チェ・ヨンに蹴りを入れられるのはウンスただ1人であろう…
ウンスが2人にも飛び付こうとするのを、目の端に捉え、慌てて襟首を捕まえる!
ーイムジャ!あ~しぃ!おやめ下さい!握手もいけませぬ!
ーえ~握手位いいじゃないの。じゃあ、ハイタッチは?
ーあなたは私の妻になるのでしょう?もうそのような振る舞いはおやめ下さい。
ーけちなんだから!私は現代人なの!まったく…2人とも元気そう!背も伸びたのね!かっこ良くなっちゃって!
ーはい、元気にしておりました。医仙様もお変わりなく、相変わらずお美しい…お戻り本当に嬉しいです。大護軍がどんなに待たれて居たか…
トクマンは、チェ・ヨンにギロリと睨まれ下を向く…
ーい 医仙様、お久しぶりにご ございます!!…ご無事のお帰りお待ちしておりました。
テマンも少し涙ぐんでいるようだ。
ーそれと、実は…
と後ろを振り向くと、チュンソクまで出迎えに来ていた!
ーチュンソク!お前、何をやっているのだ!?部隊は大丈夫なのか?全く…
ー副隊長!わざわざ来て下さったのね?嬉しいわ!
…と、ウンスが両手を出しチュンソクの手を握ろうとしたので、すかさずチェ・ヨンがその手を掴み止めに入る!
ーイムジャ…何度言えば分かりますか?
ーばれたか…
ペロッと舌をだす。
チェ・ヨンはそんな可愛いしぐさのウンスを抱き締めそうになるのを、ぐっと堪え手を繋ぎ自分の側に引き止める。
ー医仙殿…良くぞご無事で…ぐっ…
大護軍はずっと医仙殿を待たれていらっしゃいました…時間さえあればこの地へ参って…お二人のお姿を共にまた拝見することが出来、チュンソクこの上なき幸せにございます…
チュンソクは、ボロボロと泣いていた。
ー副隊長…テマンさんに、トクマンさん…私の居ない間、チェ・ヨンを支えてくれて本当にありがとう…。これからは私共々、お世話になります。またよろしくね!
3人とも嬉しそうに、はいと声を揃える。
ーでは、急ぎ参りましょうか。
ーどこへ行くの、チェ・ヨン?
ー開京へこのまま馬車で私と参ります。
テマンとトクマンが御者となり、護衛もはたします。良いな?
ーはっ!馬車の中に食料と医仙様の衣服に寝具など全て整えてございます。大護軍!
ーこんなに急いで行かなくちゃだめなの?
ーはい。天穴に異変があると、知らせを受けてから、すでにイムジャを迎える準備を始めておりましたので…
順番はこうなります。まずイムジャが戻られた事を誰にも知られる前に、王の元へ参ります。そして急ぎ婚儀をあげます。大護軍の妻となれば誰も手出しは出来ぬでしょうから。こちらの事はすでにチュンソクに申し付けてあります。王にも伝令を飛ばしましたので、イムジャをお待ちになっているはずです。あなたは大変目立つので、今回は馬車で移動します。ただ、王室の馬車ではないので粗末なものですが…
ーそうなの…他のみんなにも会いたかったけど、仕方ないわね。じゃあ行きましょう…。副隊長さん、また会いましょうねと、手を振る。
ーはい。婚儀に行きとうございましたが…
道中お気をつけて!
本当に残念そうだ…
ー二人ともよろしくお願いします。
ーはい!医仙様、どうぞこちらへ…
ーイムジャ、さぁ…
ウンスはチェ・ヨンの腕を組み、二人は微笑みあいながら歩き出す…
輝ける未来に向かって…
いかがだったでしょうか?
ってか軽いな…うん。
読み直すと軽い!(TωT)
直さないとね…
もう最後どこで終わらせようかと…

勝手に二人が妄想の中で動き出しちゃうので…

この後の二人は、他の方のお話をたくさん読ませて頂いてて、それが素晴らしくって、ソン・ジナSSIでは?位感動した作品もあって、私の中では “完” なのです。読む方が楽しい



















今日はなんと言わずと知れたチェ・ヨン役、イ・ミンホSSIのお誕生日

イ・ミンホSSI関連のブログ、Twitterなどお祝いムード一色ですね

おめでとうございます~

生まれて来てくれて本当にありがとう

イ・ミンホSSIにとって素晴らしい1年になりますように

今日はこれから娘とお出掛けです

では、アンニョン

10月9日
追記~~

でも書いちゃいますね

自分が書いたらどうなるんだろって先日思いまして…。

でもあちこちでたくさん読んでると思うので、目新しさはないと思いますけど

では、みなさま…これからもどうぞよろしくお願い致します





















