Listening NOW!《72》 | to the LAST DESTINATION

Listening NOW!《72》









CD
河 口 恭 吾
君 を 好 き だ っ た あ の 頃
[CRCP-40188盤]
2007.11.21.発売
CD








ずいぶん前に書いたこのアルバムの記事にコメントをいただいて、また改めて聴いている。

飾ることのないナチュラルで素朴な歌唱、アレンジの世界。そんな風に感じる。ていねいな。
これといった華美な歌唱、音楽ではなくとも、恭吾さんらしい落ち着いた歌の世界が展開されていて、ホッとする。ホッコリとする。
全体的にアコースティックな色合いだからかな。

冒頭、パイプオルガンの響きをバックに歌われる「PIECE OF MY WISH」。
ついついかしこまって深刻になってしまいがちな歌だけれど、本来の音楽の心地よさを楽しむ。おごそか。荘厳。

槇原敬之さんのカバー、「LOVE LETTER」。
誰が歌っても、ああマッキーさんだなって、らしさを感じられる独特のメロディー世界。マッキーさんのメロディーメーカーとしての魅力を改めて感じる。伝えている。もちろん、詞もだけれど。らしさ。ホッコリ。

「ラブ·ストーリーは突然に」や「First Love」などの名曲として名高い楽曲群も現実離れしたドラマティック感よりも日常の中の出来事として感じられる感覚がある。

「LA·LA·LA LOVE SONG」。
もともとはR&Bテイストな歌だけれど、スッキリとしたポップスに感じさせ、聴きやすく、思わず体揺らして心地いい。


最初に華美ではなく飾らない素朴な歌唱だと書いたけれど、ちょっとしたフレーズの端々に表情を感じる。それが自然で、そこに日常というものを感じる。





ブログ。
私自身のブログ。出会うブログ。
その中で、改めて感じることができる歌の魅力。音楽の魅力。アルバムの魅力。きっかけ。
私の歌との日常。
また潤いを増す。
健やかな日々へと。

ありがとう。