Listening NOW!《62》







東京銀座の山野楽器銀座本店が7月をもって、CDソフトや映像作品の販売を終了するのだそう。
遂にか。
老舗中の老舗。
本当にそんな時代がやってきたんだな。
音楽を聴くスタイルの変化。
そして、買い物のスタイルの変化。
1990年代末、Amazon発足をニュースで見た頃。
将来、ネットでの(書籍の)買い物が主流になるなんて、半信半疑だったけれど。
ブックオフやTSUTAYAで中古CDを巡るのが近年楽しみだったけれど、この数年、掛け持ちで仕事をしていてそれどころじゃなくなった。
で、気づいてみたら、いつのまにやら、我が町にはTSUTAYAが一軒もなくなっていたし。
山野楽器 本店。
高校生の頃から田舎くんだりから鈍行を乗り継いで出掛けていって、よくお世話になった。
明菜さんのこのカバーアルバム『艶華』のリリースプロモーションイベントが印象に残っている。
東京国際フォーラムでの公演時にはついでによく寄ってからコンサートに行ったもの。
山野楽器さんでしか貰えない特典やチラシ、田舎のCDショップには入荷しないボックスセット。などなど。
確か、フォーラムの公演時、山野楽器さんがCD販売に来て下さっていたこともあったんじゃなかったっけ。記憶が定かじゃないけれど。
さびしく感じます。
もう十年、いや、十五年くらい行ってないかな。
明菜さんが東京国際フォーラムでコンサートをすることももうないのかな。
山野楽器に寄った後、いつも高架下のドトールで開場待ちしたな。
コンサート。
一人で行くことが多かったけど、ファンクラブの文通欄で知り合ったファンなりたての年下の男のコと一緒に行ったり。
ゲイの出会い系サイトで当日の同じコンサートに行く人がいないか募集してみたら、奇跡的に連絡があって、コンサート前に会って明菜さん談義したこともあったっけ。
いろんなこと思い出すな。
私にとっての " 明菜さん聖地 "。
ありがとう、山野楽器。
ありがとう、東京国際フォーラム。
ヾ(˙❥˙)ノ