Listening NOW!《57》



没後、「川の流れのように」にスポットが当たる中、新進気鋭の作家を起用した作品として話題となったアルバム。
秋元康さんプロデュース、全作詞。
後藤次利さん、中崎英也さん、見岳章さん、高橋研さん、そして、今やシティポップの筆頭的作家として注目を浴びている林哲司さんらが作曲を担当。
冒頭2曲「孔雀の雨」「ワルツを踊らせて」、林哲司さん作曲。
「孔雀の雨」がとにかく印象的、メロディーが脳内に心地よく響き続ける。
改めて今こうして聴いているとひばりさんの歌唱に相応しいナンバーだなと感じる。逆で、ひばりさんが歌うからそう思わせるのか。
「ワルツを踊らせて」。
まさに" ひばりさんワルツ " に心地よく身を任せてしまう。おだやかにゆるやかなまったりとしたその流れに。
ラスト2曲、見岳章さん作曲「いつか」、そして、「川の流れのように」。
このアルバムを初めて聴いた時思ったこと。
この2曲は、このアルバムの流れで最後に2曲セットで聴いてこそ!!
もちろん単体でもいい曲だけれど、2曲あわせて聴いていくとより魅力が増す。
それぞれにいろんなことがあった人生。
おだやかに、伸びやかに、健やかな人生でありますように。願う。
死ぬその瞬間を迎えるまで、人生これから。
そんな人生でありますように。
近年のシティポップブームを知るにつれ、当時の歌が何でもかんでもシティポップくくりにされていることにとまどう。
でも、だとするならば、復興発展に向け日本をずっと元気づけてきたその歌声が歌うこのアルバムは、紛れもなく、元祖が歌う元祖 " シティポップ " 作品だと思う。
ありがとう、ひばりさん。
なぜ、今日、このアルバムか。
私、ひばりさんが亡くなったのと同い年になっていることに今日気づきました!
どれだけ凝縮された人生だったんだろう。
いやいや。まだまだ。
生きることを経験しなくっちゃ!
まだまだやらなくっちゃ!
まだまだ人生これから♡
揺蕩うように身を委ねながらも
そんな湧き上がるものを感じています。
がんばろっ!
ありがとう。
ヾ(˙❥˙)ノ
