中森明菜 / BEST FINGER ~25th anniversary selection | to the LAST DESTINATION

中森明菜 / BEST FINGER ~25th anniversary selection



CD 
中  森  明  菜
BEST FINGER ~25th anniversary selection
[UMCK-1200盤]
2006.01.11.発売
CD


落花流水 / スローモーション (95 renewal) 

DESIRE -情熱- (2005新録) / 少女A (2005新録) 

初めて出逢った日のように / 北ウイング (2005新録)

十戒〈1984〉(2005新録) / Days / ミ·アモーレ (95 renewal)

TATTOO (95 renewal)  / 1/2の神話 (2005新録)

難破船 (95 renewal) / 赤い花 / The Heat ~musica fiesta~

TANGO NOlR (95 renewal) 

飾りじゃないのよ涙は(歌姫DD ver.) / 華 -HANA-

🍀

✻パッケージ·歌詞カード等は諸事情により喪失。








明菜さん、25周年を記念したベストアルバム。

アルバムタイトルの由来は、5本の指に入る歌といったような趣旨だったと記憶している。


25周年!!

ついこの間のことだったのに、早いもので、もうじき18年も経とうとしている。

時の流れは本当に早いものですね。あれから私の人生にもいろんなことがあった。それにもかかわらず。

今を、この今を、この今の自分の時を、大切に生きていたい。




90年代初めまで所属していたワーナー時代のシングルを中心に、近年のシングルを織り交ぜて、これまでの25年を基盤に、これからの明菜さんをワクワクと想像させてくれるようなアルバムになったと思う。


「The HEAT」「Days」「赤い花」などのそれぞれ全くタイプの違った近年の楽曲群。

今、明菜さんが歌っている歌、歌いたい歌。これからは。。。


「スローモーション」「ミ·アモーレ」「TATTOO」「難破船」「TANGO NOlR」は、95年のリニューアルバージョンを採用している。

混沌とし続けた90年代。前に進もうと思うのに、なかなか思うようには前に進めない。

そんな葛藤、苦悩が伝わってくるようなリニューアル録音だった。


「飾りじゃないのよ涙は」は、新たな船出となった2002年紅白で歌唱した歌姫ダブルディケイドバージョン。

 " 私が明菜 "  " 私こそが明菜 " "明菜、ここに見参"。

神々しいばかりにマイク片手にセリ上がってくるカッコいい明菜様。

私たちにとって、そんな忘れることのないステージになった。


「DESIRE」「少女A」「北ウイング」「十戒」「1/2の神話」は、この時点での新録音。

これまでの明菜を、いつでもない、今の明菜が歌う。今を乗せて歌う。

大切な歌たちを、これからどんなふうに歌い継いでいくのか。。。


でも、実は、この5曲、このアルバムのために新録音されたものではなかった。

ライセンス上、新録音せざるをえなかったのだと思う。





パチンコ台。

明菜さんのパチンコ台が登場したのだ!!






今年の5月中旬すぎ。

息子(のような)クンが、電話口でモジモジしながら、意を決したように言ってきた。

断られることを覚悟で。


"パチンコに一緒に行かない?"


年内いっぱいで彼が遠方へ引っ越すことが確定してしばらくの頃だった。

私は呆気にとられたまま、いくよ!、と返事した。

これまで、パチンコの結果報告や仕組みみたいなものをよく話しはしてくれていたけれど。

彼が人目のつくところで私とは一緒に出歩きたくないというのは、痛いほどに伝わってきていた。

気持ちが変化したのだと言う。

2人での楽しい思い出をいっぱいつくりたい、そう言ってくれた。

嬉しかったです。


計画から、いよいよ実行へ。

私がパチンコ、トンチンカンだから、必ず2人隣り同士で座る。

でも、2人隣り同士だと2人とも大当たりで連チャンなんて難しいかな。そんなふうに言っていた。

そして、いつか私に明菜さんのパチンコ台を打たせてあげたい。そうも言ってくれていた。


そんな矢先。

今日はおしまい。2人で出口に向かう。

通りすがりに明菜さんのパチンコ台が2台。

やってみる?

2人揃って座る。

彼が大当たりして連チャンを始める。

まもなくして、私が大当たりして連チャンを始める。

まさかまさかの2人揃っての連チャン♪


白い衣装のDESIREはね、紅白だけの特別な衣装なの。

着物姿の難破船はね、夜ヒットで提供してくれた加藤登紀子さんの前で歌った時の特別な衣装なの。

興奮する私。

いつも嬉しさを上手に表現できず、堅い表情のままの息子クン。

かけがいのない時です。

2人でこうしている時が。




「G」をキーワードに、

ファンクラブ会報で徐々にヴェールを脱いでいったパチンコ台登場。

私には縁のないものだと思っていました。

ついこの間のことですが、早いもので、あれから18年。

私にはやっぱり明菜さんの歌なんだなという喜び。ご縁。

明菜さんの歌を介して生まれた、だからこその思い出。

そして、18年の時を経て、パチンコ台を通して新たな明菜さんの歌との関わり方、楽しみ方ができたこと、嬉しく思います。


すべては、やっぱりご縁。

ありがとう。





"歌って思い出がありますものね。

 この歌の頃、あんなことしてたな。

 あの歌の頃、こんなことしてたなって。"