倖 田 來 未 / Dreaming Now! | to the LAST DESTINATION

倖 田 來 未 / Dreaming Now!




CD   
 倖 田 來 未  /  Dreaming Now!
 世界に挑戦する全ての人たちのために、
 倖田來未、ニュー "ダンス" シングル。
[RZCD-59499盤]
2013.11.13.発売
CD






小比類巻かほるさん、アルバム「kOHHY Ⅰ」。
そのアルバムのバラードナンバー、「MISTER 〜今なら素直にいえる〜」、
「HELLO AGAIN」あたりを聴いていて思い出した歌声があった。
後に2000年代に入って登場し、世間を席巻した倖田來未さんだ。
ともに力強く豊かなスケール感のある歌声。
小比類巻かほるさんが、あっさりめの倖田來未さんなら、
倖田來未さんは、濃いめの小比類巻かほるさんと言ったところか。
私のイメージは。

とにもかくにも、彼女·倖田來未さんの歌声も聴きたくなった。
それで引っ張り出してきて聴いたのが、このマキシシングル。
大のお気に入りの "倖田來未さんのマキシシングル" だ。
たった3曲だけれど、その構成含め、トータルで大好きなマキシシングル。
それぞれタイプは違うけれど、いずれも彼女十八番タイプのナンバーだなと感じる3曲が並んでいる。

冒頭2曲は、ダンスナンバー。
一曲目は、勢いで突っ走るのではなく、
小気味よいリズムでラフに体を動かしたくなるような、
個人的には、マーチ的にも感じるようなダンスナンバー。
2曲目は、ヒップホップ的でもあり、
ブラックテイストなデジタルダンスナンバーとでも言ったところか。
ジャンル的な言い方ってちゃんとあるのかもしれないけれど、私にはよくわからない。

ラストは、場面を大きく変えて、
壮大なバラードナンバーをスタジアムライブから。
臨場感たっぷり、情感豊かな迫力で聴かせてくれる。
明菜さん同様、スタジオ録音より、ライブでの歌唱が映える人だなと、相通ずるものを感じる。
ファンへの思いが伝わってくる。
ここではファンへの感謝の気持ちを歌っている。乗せている。

このシングルを初めて手にしたのは、5年半ほど前だっただろうか。
精神的に慰めてもらった歌、録音だ。
あの頃、猛烈に燃えるような恋をしていた。
苦しかった。
それも今となっては、懐かしい思い出。
それが、今の私にも繋がっている。

今年の冬は、また時折、この録音のこの歌を聴いて、温まろう。

「愛のうた」

ふと明菜さんがライブで発したある言葉の場面が頭をよぎる。

"歌って思い出がありますものね。
 この歌の頃、あんなことしてたな。
 あの歌の頃、こんなことしてたなって。"

そう言えば、この歌、明菜さんもカバーしてたっけ。


ありがとう。