S E K A I N O O W A R I / L I P


昨年の日本レコード大賞、大賞受賞アーティストだそう。
3日くらいまで誰が受賞したか知らなかったのですが、あるブロガーさんが教えて下さいました。
ありがとうございます。
近年、もう長らく活躍してましたので、その実績が評価されたのかな、よかったですね、おめでとうございます。
一緒に歩んできたファンの方々の思いを考えると外野の私が軽々しくおめでとうと言っていいものなのかと思ったりもしますが。
明 菜 さん を 通して聴衆としてのレコード大賞には並ならない思いがありますので。
もちろん私の中では、昨年も38年連続で 明 菜 様 が大賞ですけれど!!
…ということで、記念に彼らのこのアルバムを記事にさせていただきますね。
以前、別の記事でこのアルバムについては、少し取り上げさせていただきました。
一部そこから抜粋させていただくかと思います。
そもそもは聴いたあるシングルのカップリング曲「Error」という曲がとても気に入っていて、収録のアルバムを聴きたいとずっと思っていて、やっと手にしたアルバムでした。
「Error」を聴いたちょうどその頃、自分の状況だったり、心境などから、特にその詞の世界観に心奪われました。
涙もしたけれど、考えさせてくれたし、励まされたし、守りたいものを守るその勇気、前向きな気持ち、持たせてもらえたように思います。
穏やかに流れるようなメロディー、歌の数々。
ノスタルジックだけど、温かさを感じる歌声。
そして何より、優しげな柔らかさも感じる。
初期のアルバムも聴いたけれど、その柔らかさは、何年かの時を重ねて優しさと同時に凛とした強さみたいなものを纏って深みのある奥行きのある柔らかさに変化した。
当時の柔らかさは物理的みたいなところがあったし、トンガリや歪さもあったように思うが、今は抱擁力のある柔らかさに包まれるようだ。
平和、戦争、命、死といったものをダイレクトにテーマにしていた。
このアルバムにももちろん、そういったものは変わらずに流れている。
けれど、日常や生活、はたまたその延長線上にある夢や空想、そういったもっと身近なものに具体性にクローズアップしてスポットを当てているなと感じる。
時を重ねて重ねただけの変化はあったが、彼らの根底は何も変わっていない。そう思った。
私にとって、より馴染みやすくて聴きやすいアルバムになった。
スーッと入ってくる。きた。
このアルバム、やっぱり、聴けてよかった。
冒頭の「YOKOHAMA blues」。
まさに精神的にもブルースって感覚がする感じ。
以前記事にさせていただいたが、心折れておかしくなってしまった頃、横浜の町を彷徨ったことを思い出させる。
もうあの頃に戻ってはいけない。
続く、「Rain」。
♪魔法は〜 という歌い出しが、ファンタスティックでありながらも目の前がパーッと開けるようなそんな感覚で歌の世界に一気に引き込まれる。
まるでディズニーかなんかの映画の世界へ入り込んだような錯覚に陥る。
(実際に日本のアニメーション映画の主題歌だったそう。)
せつなくありつつも明日への希望に満ち溢れた歌。
「千夜一夜物語」。
私にとっては、明 菜 さん の「SAND BEIGE ~砂漠へ~」を思い出させる。
まさに物語。童話やおとぎ話の世界に誘われるよう。
彼らの根底に変わりがないと感じる一曲でもあるように思う。
温かさに優しく包まれる「サザンカ」。
何だかサーカスやピエロを思い起こさせるようなリズミカルな「ラフレシア」。
歌の世界の緊張感がそのまま伝わってくるアレンジの「Missing」。
雪に映えるカラフルなイルミネーション、私たちの色はどんな色だろう、していこう、温もりを感じる「イルミネーション」。
珠玉の13曲。
「Error」。
この歌と出会ってから数年が経った。
今改めて聴いても、思わず、目に涙が浮かぶ。
喜びの涙である。
守るべきものがあること。
何かを守ろうとしている自分がいること。
喜びである。
そして、今はどうだろう。
気持ちを新たにする。
男に生まれてきてよかった。
とも思う。
ありがとう。
SEKAI NO OWARI の みなさん。
改めて、
日本レコード大賞 大賞受賞 おめでとう!
やったねっ!!
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