椎 名 恵 / C ' e s t l a v i e | to the LAST DESTINATION

椎 名 恵 / C ' e s t l a v i e






CD
椎 名  恵
C ' e s t    l a    v i e  
[ 292A 70盤 ]
1989.11.21.発売
CD








当時よく聴いていた、椎 名 恵 さん の アルバムの一枚。

女性の思いや気持ち、葛藤を描いた10篇。




明 菜 さん の アルバム「CRIMSON」と

同じような世界観を感じる 椎 名 恵 さん の 歌。

似たような、同じ女性像が思い浮かぶ。

それは私自身でもあったりもするかな。


私にとってどちらが先かとか振り返ったり、考えてしまうとキリがなくなる。

けれど、

私の中の女心的な部分が感じる。

当時は、救われ、癒されたのかな。





当時、恵さんのアルバムは何枚か聴いていた。


今こうして振り返って何枚か聴いてみると、

やっぱり、私にとってはこのアルバムが特に心地いいかな。

当時の思い出とともにではあるけれど。

穏やかさを感じてホッとしながら聴ける。




ラストの3曲、一曲一曲も当然だし、

その流れがお気に入りだった。


恵さんと言えば、どうしても、

ミディアムやバラードナンバーというイメージが浮かんでくるけれど、

大ヒットしたデビューシングル「今夜はANGEL」に代表されるような

カッコいい系ナンバーでも聴かせてくれる。

そんな1曲にも感じる8曲目「すれ違いのTrouble」。

休みのはずの彼。

思わぬところで女性と一緒のところを見かけてしまう。

動揺はしているのだけれど、どこか凛とした強い女性像が思い浮かぶ。

強がりだけなのかもしれない。

恵さんの歌唱に力みがなく、穏やかな余裕を感じて、そう思えるのだと思う。

私も年を重ねたからというのもあるのかな。



今、そんなふうに、一曲一曲思いをはせながら、

のんびり、じっくりと、

穏やかにこのアルバムを聴いています。

楽しんでいます。




続く9曲目、タイトルナンバー。

恵さんを代表するバラードナンバーのひとつだと思う。

私自身も今の思いをこの歌に重ねて聴く。

ありがとうの気持ち。


そして、ラストの「想うこと・・・」。

シンプルな小品バラードと言ったところ。

とにかくこの歌が好きだったな。

当時の私に必ずしも重なる歌ではなかったけれど、

涙しながら聴いたな。

届けることのできない想い。

それでもこの歌に将来への希望を重ねていたのかもしれない。

私は。




一曲一曲、じっくり聴いている。


「Compulsory」なんかは、その意味を調べたりして、

なるほどなと(^^;


「そして、静かに愛したい」。

大切な人を穏やかにけれどしっかりと大切にしたい。

浮き足立たずに。

そんな思いが。


「眠れぬ季節のために」。

今のこの季節に聴く歌。

うん。うん。って聴いてしまう。


「Sea's Barでもう一度」。

私にとっての黄金3曲の手前の歌。

ちょっと落ち着いたジャジーなナンバー。

じんわりと楽しむ。

夢を持っていられる。見ていたいな。






ここのところで、

椎 名 恵 さん の 名前を見かけるきっかけがあった。

それで、手にしてあったのに聴いていなかったライブアルバムを聴いた。

そのオープニングナンバー「テラスにすわって」。

これまで、気にもとめていなかった歌だったけれど、

あぁ、何かいい歌だなって思った。

そう言えば、このアルバムのオープニングナンバーでもあったなと、

このアルバムを再び聴くきっかけにもなった。

ありがとう。




「テラスにすわって」。

青春時代の初恋を思い出す。

彼はどうしてるんだろ。

テラスで思いを馳せる彼女。

私。


なんだか、夢があるアルバムです。


みんなどうしてるかな。






表現の仕方が悪いけれど。

いまひとつ物足りなさも感じるアルバム。

けれど、その物足りなさがあるからこそ、

ずっと聴いていたいアルバム。

年を重ねたからでしょうか。

コテコテよりさっぱり腹八分ん目。

その絶妙なバランスに酔いしれております。


私にとって、

静かに愛していくアルバム。

愛していきたいアルバム。


ありがとう、

椎 名 恵 さん 。


♪ヽ(´▽`)/














〔2018年3月29日投稿記事〕

     椎 名  恵  /  C ' e s t    l a    v i e

何かと物議を醸した大映ドラマのひとつ「ヤヌスの鏡」の主題歌となった
デビューシングル『今夜はANGEL』で大ブレイクを果たした椎名恵さん。
その歌唱力には定評がありましたね。
その後も次々とドラマ主題歌などに起用されていましたので。
私も当時高校生ながら彼女の深みのある柔らかな歌声が大好きで
彼女のアルバムをよく聴いていました。
このアルバムもそんな1枚で、
彼女のオリジナルアルバムの中では一番気に入って聴いていた気がします。
ほとんどがバラード系だったりメロディアスで大人な歌なんだけど
たまにカッコいいナンバーがあったりするとこが好きでしたね。
本作でもタイトル曲や「想うこと…」が詞の世界観もメロディも私にとっては
究極のバラードナンバーといった趣きでよく涙しながら聴いたものです。
逆にカッコイイ系ナンバー的位置付けで
「すれ違いのTrouble」がお気に入りの曲でしたね。
全体的に大人の上質なポップスといった感じで
落ち着いて心地よく聴くことができます。