《Impressions》岩崎宏美/PRAHA
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本当は、先日木曜に投稿しようと思って、
前日に用意した記事でした。
けれど、結局土壇場で
躊躇してしまって投稿しませんでした。
いいんじゃないの。
良くも悪くも私らしい記事で。
せっかく書いたのだから、やっぱり投稿します。
よろしくお願いいたします。
その日書いた原文のままです。ご了承下さい。
[TECI-1162盤]
2007.09.26発売
《500円・TSUTAYAレンタル落ち》
岩崎宏美さんの「万華鏡」を記事にした今週、某TSUTAYAに寄ったら、タイミングよく見つけた宏美さんのアルバム。
チェコフィルハーモニー管弦楽団とのセッションによりタイトル通りプラハで録音されたシンフォニックなアルバム。
宏美さんの代表作と言える曲の数々を時に大編成で壮大に、また時には極々小編成でシンプルに繊細に聴かせてくれます。
リリースされた頃、カバー作品「Dear Friends」シリーズ何作かとともに、レンタルしてきてCD-Rにして聴いていた一枚。久しぶりに聴きます。
当時は、なるほど、程度にしか聴いていなかったけれど、今改めて聴いてみると、宏美さんの特性を生かし、聴かせて楽しませてくれる素敵なアルバムだと実感します。
宏美さんの歌の世界を心地よく堪能させてくれます。
そして、今まで感じなかった宏美さんの歌の世界も垣間見せてくれてるようにも思います。
新しい宏美さんを感じられるとでも言うのでしょうか。
きっとご本人自身もこのアルバムの製作によって得るものって多かったのではないかと想像します。
(ちなみに私はそのカバーシリーズ以外はテレビなどで宏美さんを見る程度でしたので本来全く詳しくないのであくまでそんな感じがしたというだけですのでご了承下さい。)
まずは「聖母たちのララバイ」。
オープニングはやっぱりこの歌ですね!
度々オペラ的にも感じる宏美さんのボーカルをここぞとばかりに引き立たせる壮大なオーケストレーションにパイプオルガンの響きも加わり、もうたまらない心地よさ!!気持ちよく押し寄せる音の波、歌声に身を任せ、羽ばたける感じです。
アルバムをラスト、親交の深かった本田美奈子さんの名曲「つばさ」で締め括っているのですが、そのつながり、このアルバムがひとつ語りかけたいこと、描きたいことが伝わってくるようです。
続いて当時の最新シングル「シアワセノカケラ」。
以前聴いていた時は聞き流してしまっていましたが、私はなんてもったいないことをしていたのでしょう!!
あなたはあなた、それでいいのよ。あなたの幸せはあなたの中にあるのよ。あなたの中にしかないのよ。誇りを持って、自分を信じて、あなたのままで進めばいいのよ。
宏美さんの柔らかい歌声が私を優しく力づけてくれます。
こんな素敵な歌があったなんて!!
ありがとう、宏美さん。
合間に宏美さん自身が慣れしたんだミュージカル「レ・ミゼラブル」からのナンバー「夢やぶれて」を挟みつつ、懐かしいヒットナンバーを様々なアレンジで聴かせてくれます。いくつか。
思秋期。
宏美さんの歌う思秋期は、いつも力強いなぁと思います。それはきっと、ただ懐かしんだり、感傷だけでは終わらない、覚悟のようなものがこの歌の主人公にはあるからでしょうか。そんなふうに感じます。
今回も力強くはある思秋期。微妙に緩急を感じます。多感な年頃の主人公の気持ちの揺らぎみたいなものを微妙なテンポや歌の表現でわずかながら緩急、揺らぎをつけて表現しているように感じました。的確に言葉にできないし、あくまで私の勝手な感じ方ですが。
ロマンス。
わずかながらの繊細さと言ったものを感じます。その繊細さの具合がこの歌にちょうどよい繊細さ。ラスト、「あなたが 好きなんです」。きっぱり。曲もきっぱり終わるのが素敵!!主人公の確かな気持ちをはっきり感じることができます。
シンデレラ・ハネムーン。
シンデレラの物語に重ねる、その緊張感を伴った状況がアレンジや演奏、歌にも反映されていて、オリジナルとは打って変わって、気持ちの緊張感みたいなものが痛いほどに伝わってきます。
各曲に宏美さんのコメントが記されています。この歌、封印されていたと言いますが、"これを機に又頑張って歌おうと決心しました。"とハッキリ記されています。よかった♪よかった♪
シンデレラ・ハネムーンは、どう考えたって宏美さんの歌なんだもの、ねっ!
万華鏡。
より情感豊かに歌われている印象。いろんな感情を言葉、言葉ごとに乗せて表現しているように感じました。
♪ショー・ウインドウ~ の " ウイ" の発音?発声?が原曲と微妙に違い、わずかながらホントかすかにアクセントのようになっていて、そのさりげなさアクセント、それがたまらなくって心地いい!!
("ウ"をハッキリ発音している感じ)
もし聴く機会がありましたら、気にして聴いてみて下さい。いつしか、そんな感じの発声で一緒に歌う自分がいるはずです♪
ただ・愛のためにだけ。
2005年、30周年記念として、中島みゆきさんから提供してもらったシングル曲。中島みゆきさんらしい曲なのだけれど、その中島みゆきさんらしさをあえて大事にしながら歌っているように思えました。それは、ご自身が歌うことに自信があるからこそ。もちろん、不安だってあるだろうけど。私はそんなふうに感じました。
そして、前述したラストの「つばさ」へ。
開放感を感じる清々しさに包まれます。
もう一度、聖母たちのララバイから聴きたくなります♪
3回聴いて、4回目。
そこはかとなくジワジワ来ていたものが、ドキドキ、ワクワクとした感動へとなりました。
なんていいアルバムなんだろ。
どこがいいってハッキリ言えないけど、気持ちいい、心地いい、このほどよい高揚感?トキメキ?
今その勢いで一曲一曲、改めて聴きながら、一気に記事にしています♪
こうゆうとき、感情的な部分ばかりが前面に出すぎてしまう私ですが、どうかご容赦下さい。
宏美さんに限らずこんな素敵なアルバムに出会うと、また、素敵なアルバムに出会うのが楽しみになってしまいます!
投稿も勢いのままに。
本来であれば、木曜から土曜までは仕事とバイトの両立があるため更新は避けたいところでしたが、今の感動、気持ちが冷めやらぬうちにさせていただきたくなりました。
皆様のもとへの訪問等も遅くなりますが、投稿させていただきますね。よろしくお願いいたします。
読んで下さってありがとうございます。
歌に自分の気持ち乗せてばっかりいないで、聴くことが好きな "歌" "音楽" をもっと楽しみたいな、そして記事にしていけたらいいな、そんなブログにしていけたらいいな、そんなふうになんとなく思っていたここ最近です。
この記事をそんな新たな、確かな一歩にしたいと思います。
ありがとうございます。
ではまた。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
また週末に!
今日も一日、お疲れ様でした。
おかえりなさい。
明日も気をつけていってらっしゃい。
おやすみなさい。
いつもありがとうございます。

