《Impressions》岡村孝子/夢の樹 | to the LAST DESTINATION

《Impressions》岡村孝子/夢の樹

岡村孝子/
[32FD-1021盤]
1985.11.01発売
《260円・ブックオフ》






明 菜 さんがデビューした1982年。

同じ年、とても静かそうなお姉さん二人が「待つわ」という歌を歌っていた。

それが あみん さん。

そして、そのリードボーカルが岡村孝子さんだった。



その岡村孝子さんがソロで歌う「ピエロ」「今日も眠れない」という歌が、聴いていたラジオから流れてきた。

なぜか、その2曲に心ひかれた。

今でも岡村孝子さんの歌の中でも、特に大好きな2曲。


それからというもの、岡村孝子さんのライブの様子やスタジオライブがラジオ放送されるたびに、カセットテープにダビングして、頻繁に聴いていた。



その「ピエロ」を収録したファーストアルバムが、この『夢の樹』。

ベスト盤や「今日も眠れない」を収録した『私の中の微風』なんかを聴いた後、聴いた記憶があります。


岡村孝子さん、後に、どちらかというと、ファンタスティック、メルヘンチック、そして、等身大の女性へと、歌う歌とともに変化していきますが、この頃は、素朴な少女が大人へ変わりつつある、そんな歌の世界を描いたように思います。

ナチュラルさも感じます。より自然体と言いますか。


私の青春時代、明 菜 さんの歌とともに、いつもそばにいてくれた歌声でした。


高校生の時には、大好きだった一コ下の後輩に、岡村孝子さんオンリーのお気に入り曲を編集したカセットテープをプレゼントしたこともありました。

今思えば、その選曲から、あなたのこと好きですと言ってるようなもんだったなと思います。

我ながら、大胆だったな、と。

お恥ずかしい話ですが。。。(^^ゞ


けれど、「ピエロ」。
最初はそのメロディーや歌の持つ雰囲気が気に入って好きだったけれど、思春期から大人へと向かう中で、その月日とともに、この歌、岡村孝子さんの歌がじわじわと私の心を締めつけるるようにもなっていきました。

どうしても、自分の境遇を重ねてしまうのです。

~~~~~  女ならば
私のこと愛せますか
愛してます 愛してます
言えはしない 私ピエロ

わかりきった答えだから
聞けはしない 私ピエロ

今、こうして記事を書いていても、胸が苦しくなります。

明るい曲調なのに、涙なくしては聴けない歌(^^ゞ

ちょっとセンチメンタルになってしまいますね(^o^)




その他。

デビュー曲「風は海から」はそのまま海辺で風を感じるようでもちろん好きだった。


続く「冷たい雨」大好きだった。

中島みゆきさん「肩に降る雨」、明 菜 さん「雨が降ってた」、そして岡村孝子さん「冷たい雨」、この3つ。

私にとって重要な雨三部作かな。


「一人息子」「砕ける波」なんかもせつない歌。だからこそ私を支えてくれた。

どこかかわいらしさ感じる「雨の街」に「見返してやるんだわ」。

せつないけど、希望も感じるラスト「夢の樹」。
清々しいまではいかないけど、ちょっと、スッキリした気持ちになって聴き終わる。


うーん。
やっぱ、いいアルバムだな。

青春時代に聴いたアルバム。
かけがえないな。


ありがとう。岡村孝子さん。




以上。
只今、涙ボロボロすぎ!
すいません、ティッシュとってもらえますか?
なSpring MANでしたぁ(^^)/

さてと。現実に戻ろっ。


ありがとう。


(一部、過去に投稿した記事から引用している部分があります。ご了承下さい。)







「ピエロ」