《Impressions》久宝留理子/Go!Go!everyday
楽しい毎日にもっと勢いをつけて!
[ESCB 1312盤]
1992.08.21発売
《90円・ブックオフオンライン》
「男」のヒットを経て、聴くようになりました。
コンサートにも何度か行きました。
それとともに過去にリリースされたアルバムも手にして聴いていました。
当初は、エピックソニー(レコード会社)の、渡辺美里さんや小比類巻かほるさんに続く、次世代の女性ロックボーカリストというイメージがしていました。
アルバムも当初のものは、硬派なイメージを感じるものが多かったんですが、そんな中にあって、ジャケットなんかのアートワークも音楽的にも可愛らしいポップ感を感じて好きなアルバムでした。
なんと言っても、3曲目「青い空の下で」。
大ブレイクしたその後しばらく経てからリリースされたアルバム『Pocket People』収録の「好きになってしまった」とともに、私にとって格別な気持ちを持って、思い入れの強い歌です。
せつなさと、清々しさが同居したような歌。メロディアスなナンバー。
いろんなこと抱えながらも明日への夢や希望を歌った歌。
私自身も、せつなさとともに、希望も感じた。
歌い出しからの歌詞には、やっぱり、高校・大学時代の辛くなってしまった恋を思い出す。
そして、最後のサビ、
泣かないで 泣かないで 誰も変わってゆくのさ
それぞれの胸に描いてる大きな夢のために
かざした手の向こうに明日が見えるから
の歌詞に、泣かないで泣かないで と歌われているのに、だからこそ、涙してしまった。
けれど、とても爽やかさも感じるナンバーだったので、励まされていたようにも思う。
今回、このアルバムも、やっと買い戻しができたうちの一枚だが、もう、うれしくて、うれしくて、海への散歩時に、青空を見上げながら、この歌を何度も何度もリピートしてしまった。
今は、センチメンタルにはなっても、涙は出てこなかった。
どちらかと言うと、清々しい気持ちになることができた。
この歌、改めて、いい歌だなぁ、好きだなぁって実感した。
アルバム全体的には、明るく、爽やかで、ポップ。
その中にあって、6曲目「一途」は、タイトル通りせつない一途な想いを歌った、久宝さん屈指の名バラードだと思う。
この歌にも涙した。
4曲目「enough」は、世間一般に浸透している久宝さんのイメージとはまた違って、しっとりキュートとでも言うような、そんな一面が魅力的なナンバー。
8曲目「PROMISE」では、久し振りの女友達とランチに繰り出す。
個人的になぜか親近感が湧いてくるし、ほどよいテンポが私にとってとっても心地よい一曲
。
続く「Turn,Turn,Turn」は、詞の内容からと言うのもあるが、夏の爽やかさの中にある自由と言ったものを感じたりする。
そして、このアルバム、根底に夏の爽やかさがあるように思うが、ラストは、そんな夏の終わりに、ちょっぴりさびしさを感じながらの「目にはただ見えないだけ」、あぁ楽しい夏だったなぁと言う思いも曲のポップさから感じる「9月のSOLITUDE」で締め括られて終わる。
あぁぁ~~、
コンパクトにまとめようと思ったんですが、懐かしすぎて、嬉しすぎて、またまた、長くなってしまいました。
あっ!
前半も、このアルバムを象徴するような、ほどよいポップ感のナンバーが続きます。
以上です(^^ゞ
今年、30周年とのこと。
こんな時期なので、残念なこともあるようですが、
久宝留理子さん、おめでとうございます。
そして、
ありがとうございます。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

