インド夜想曲
著 アントニオ・タブッキ
白水Uブックス
945円
羊飼いの指輪
著 ロダーリ
光文社古典新訳文庫
800円
純喫茶トルンカ
著 八木沢里志
徳間文庫
651円
お風呂での読書が好きです。しかも、この掲載誌が店頭に並ぶのは11月26日の“いい風呂の日”といったら、やっぱり今回のテーマは“お風呂で読書”とくるわけで……。
私にとっての“風呂本”には経験上のルールがある。“細かい章立てで区切りがあるか、中短篇集であること”、“文芸作品であること”だ。それぞれの理由は簡単。湯あたりしにくいことと、お風呂という特性上、無防備にも裸でいる時くらい、現世の生々しさからは解放される必要があるからである。
もしも湯船に本を落とすハプニングに遭遇しても慌てないで! 水気を拭き取って、冷凍庫に入れて半日もすると、嘘みたいにウネウネがなくなりますよ。
奥村知花
成城大学卒。“本しゃべりすと”として、新刊書籍のパブリシティに携わりつつ、書評エッセイなど執筆。
_____________________________
今日紹介する書評は、お風呂で読む3冊です。詳細な書評はリンク先にありますので、ぜひそちらをご確認ください。
寒くなってきたこの時期のお風呂は、何者にも代えがたい幸せがありますよね。そんなお風呂で本を読むのも、ゆったりとした時間を感じられて乙なものです。
記事中で本を落とした時の対処法も書いてありますので、皆さんもお気に入りの本をお風呂場に持ち込んでゆっくり読んでみてもいいかもしれませんね!
お湯が身体を温めるスピードで心を温めてくれる“風呂本”http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/186/186985/
