『東京タワー』、『天地明察』、『博士の愛した数式』。あなたはこれらの作品に共通するものが分かるだろうか――。答えは「本屋大賞」の受賞作。その名の通り、本屋の店員の投票によって、すでに刊行された本に与えられる賞だ。一方で、今月から新しく、まだ書籍化前の作品に書店員が投票して、出版される本そのものを決めてしまう賞が登場した。
その賞とは、学研パブリッシングが主催する「本にしたい大賞」。書籍化前の本から全国の書店員が「この作品を世の中に送り出したい」「私の書店で販売したい」と思えるノミネート作品を選び、投票して受賞作が決定する。その後、選ばれた作品に担当編集者がつき、作家と二人三脚で作品をブラッシュアップして、その後出版。実際に出版されるまでの過程は、なんとウェブ上で随時公開されていくらしい。
投票には、新刊を扱っている書店の書店員であれば誰でも参加可能だ。作品の冒頭部分(第1章~第2章ほど)が公開されており、その内容を読んだ上で「もっとこの作品を読みたいかどうか」を判断する。
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毎年ベストセラーを生み出す本屋大賞に続けとばかりに、新しい賞レースが生まれたみたいですよ!その名も「本にしたい大賞」。
書店員の投票で出版前の本を選び、その過程をネットで公開していくものなんだそうです。これから本を形にしていく姿を応援するのは、育成ゲームだったりアイドルを応援するのにも似てますね。今のうちから注目しておくと、ベストセラーの出来上がるまでを目撃できるかもしれませんね!
未来の作家をあなたの一票が発掘? 書店員なら誰でも参加可能な「本にしたい大賞」
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