一昔前に読んだのですが、この度のことを機会に再読してみました。
プロ棋士による勝負勘は学べる所が多いです。
局面での考え方、心構え、勢いの引き寄せ方は、日々の生活一つ一つの考察からはじまっています。また、その考察を通した生き方の実践が、勝利へ繋がっていくのがよく分かります。
将棋の技術的なことだけではなくて、日常生活の研鑽と積み重ねが実力を伸ばし、大勝負での勝利につながっていくのですね。
一つ一つのエピソードも、とても面白い考え方をしている本なので、ぜひ読んでみて下さい。
春光堂書店にも在庫がございます。
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[目次]
1章 さわやか流の勝負観―「確率」「勢い」「運」の三要素をどう考えるか
2章 集中力をどう持続するか―私が自らを鍛えた勉強法
3章 非情に徹する勇気が必要―勝利の女神は、どんな男に微笑むか
4章 ただ勝つだけでいいのか― 一流になれるか否かの分かれ道
5章 強者は泥沼で戦う―勝負に勝つ二つの心得、「雑の精神」と「省の精神」
6章 逆転のテクニック― 一気に浮上するためには、どう辛抱するか
7章 男らしさとは何か―さわやかさの原点は、他人に“借金”をしないこと
