第18回読書会 その2 指摘すること それを素直にきく心 | 春光堂書店 公式ブログ

春光堂書店 公式ブログ

甲府市の商店街にある春光堂書店のブログです。
大正7(1918)創業。
店頭での地域書店ならではの取り組みや
朝会や勉強会の主催など、精力的に活動しています。
月-土9:00-20:00  日燿休み  祝日はお問い合わせ下さい。

最近、注意や指摘、または叱られたことなどはありますか?

昔はよくあったけれど、だんだん叱られなくなります。
大人になったはいいけれど、実は問題点が多かったりして、みっともない姿をさらします。
(もちろん本人は気づいてませんが)
だけど、誰も指摘してくれません。
うーん。寂しい世の中です。

読書会では担当者が必ずレジュメを作ることになっています。
担当者はそのレジュメの「てにをは」がおかしいと具体的に指摘されました。
指摘したのは担当者と同じ職場(部署は違う)の先輩です。
今回の選書もあいまって(「なぜ日本人は学ばなくなったのか」講談社現代新書)の指摘です。

その職場では言葉の使い方をとても大事にしているとのことでした。
昔はレイアウト(上から何センチ。横から何文字あけて書く等々)も、約束事を守るのに苦労されたようです。

「PCの普及のおかげで、簡単にに作製や修正ができたりするようになった。だけど、その便利さと引き換えに、お手軽に作ってしまう傾向から、少しずつ乱れていったのではないか」という話もされてました。


私は課題図書を読んでいるし、レジュメの要旨はスラッと見ただけで、間違いに全く気づきませんでした。
「言われてみればそうだ。」とその時気づきました。
これまでも、文章の細かい所まではほとんど気にとめませんでした。
残念な人生です。

それはともかく、本屋としては、
1.本屋をやっていると、2.本を沢山読んでいる人ということになり、3.文章がちゃんとかけるはずと思われます。2から3は少し飛躍がありますが、まあ、そう思われてもしょうがないというか、沢山読んでいる人は、まともな文章が書ける人が多いかもしれません。

こんなことを書いていても「生き恥」をさらしてると思うとゾッとします。
「大人」のましてや「本屋」には、誰も指摘してくれないかもしれません。

でも、仕方がありません。今の自分のレベルはこんなものですから(開き直り)、
恥ずかしながらも書いていこうと思います。
頑張って上達していこうと思うので、皆さんもう少しあったかく見守っていてくださいね。
(なお、気づいた点は遠慮なさらず指摘して下さい。そちらの方が早く成長すると思うので・・・)

また、話を戻してまして、
それにしても羨ましいのは後輩と先輩の関係でした。
後輩が素直に聞くのは、これまでの信頼関係に他なりません。
指摘する姿勢、聴く姿勢に両方の姿にしばし見とれたのでした。

色んなことをないがしろにしないで伝えることと、それを素直に聞く耳の両方とも大事です。
「私にできることがあれば、面倒くさがらずにきちんと伝えていくこと」と、「人の話をきちんと受け止める」ということを、実感として学んだ気持ちです。