韓国映画
君の誕生日
劇場に観に行くつもりでしたが
コロナ禍で断念した映画です。
Netflixで配信になったので
早速視聴しました。
セウォル号沈没事故
2014年4月16日
京畿道の檀園高校2年生の修学旅行生
325人は、
済州島へ向かう途中に事故に
あいます。
生徒と一般客・乗組員合わせて
476人中犠牲者は304人。
この事故で息子を失った
遺族を中心に、
残された者の喪失感と再生への
道のりを描いたヒューマンドラマです。
監督のイ・ジョンオンは、
事故で犠牲になった子供たちの
「誕生日会」を開くボランティアに参加し
そこで遺族や友人たちの話を聞き
今作を企画したそうです。
当時高校2年の息子スホを失い
失意のどん底から抜け出せないでいる
母(チョン・ドヨン)
とある事情により
家族の最も辛い時に寄り添えなかった
父(ソル・ギョング)。
お兄ちゃんが大好きだった
スホの妹も心に傷を負っています
・同じくこの事故で子供を
失った同級生遺族。
・救助されて助かった同級生。
・小学生からの親友。
・スホを兄のように慕っていた下級生
この事故は色んな人の心に影を
落としたのです。
事故の様子は描かれていませんが、
母のスマホに残された
メールのやり取りに心が痛む…
この場面、
映像を停止して母と息子の
やり取りに注目しました。
メールの受信時間を見た時
胸が締め付けられる想いでした。
(事故が起きたのは午前8:48)
親戚のおじさんが
事故の補償金について話す場面に
腹が立って仕方がない!
補償金を受け取りたくない
親の気持ちがなんで分からないのか!
と、思う反面
こういう世間の受け止め方が
有るのもまた事実。
ラストは
”君がいない、君の誕生日会”
号泣覚悟で観てください。