Netflixにて

安倍総理辞任のタイミングで


映画 【新聞記者】


官邸のアンタッチャブルな部分を描いていて、
よく公開できたな…ガーン
が第一印象。

扱っている題材はニュースで耳にした内容ばかり

主な登場人物は三人。

女性新聞記者の吉岡を、日本の女優ではなくシム・ウンギョンさんが演じていることからも、この映画の扱いの難しさが分かります。引き受け手が無かったのかな~💦

シム・ウンギョン演じる吉岡記者は、🇰🇷と🇯🇵のハーフという設定。
多少違和感はあるが、日本語がここまで上達したの素晴らしい。


もう一人の主役杉原(松坂桃李)は、
内閣情報調査室勤務。
この内閣情報調査室なるものが、
ものすごく恐ろしい😱
政府に都合の悪いことは徹底的にSNSで情報操作している滝汗

ここには人間的な感情は存在しないかのように
画面はいつもブルー。

杉原の上司 多田(田中哲司)
「自分達は国を守る為にやっている。
多少の犠牲は厭わない」
という信念の元、時には脅しながら人の心を動かす冷徹な男。


部下の杉原への圧が凄いダウン
でも演技はピカイチグッド!


先輩の自殺に納得のいかない官僚の杉原と、真実を追求する為に諦めない記者吉岡が一緒に権力に立ち向かっていきます。
しかし…


ラスト
総理官邸前の信号で向かい合う杉原と吉岡。


最後のワンショットは、底知れぬ圧力に憔悴しきった杉原の顔。
吉岡を見て何か言っているいるが声にならない。
この口の動きをどう解釈するのかは人それぞれ。
この時の演技は圧巻で、闇の深さと権力の怖さを痛感叫び
松坂桃李の底力を見て欲しい!

道路の反対側で杉原を見ている吉岡。
その表情は次第に変わっていく…


それは怒りなのか絶望なのか。

END


現役新聞記者(官房長官をよく質問攻めにしてる方)が書いた原作がベース。

こんなことが許されるのか!
どうかフィクションであって欲しいと
思わずにいられない内容だった。