藤沢周平「彫師伊之助捕物覚え 消えた女」 面白かった。
私の藤沢周平ベスト「蝉しぐれ」は揺るぎないけれど、この「消えた女」もかなり上位に入るな。
・派手じゃないのにストーリー展開に興味が失せない。
・主人公の伊之助が完全無欠とか、剣の達人じゃないところが良い。
・何ヶ月もかけて、おようを探し回るもどかしさとリアリティー。
・思いがけないハッピーエンド。
希望通りと言ったところ。
私にはやはり山形の血が流れているのかもしれない。山形生まれのばあちゃんや母さんのコトバを聞いて育ったわけだから。藤沢周平の書く文章が読みやすいのは、話し方のリズム…波長などが似ているからだろうか。
久しぶりに読んだ藤沢作品はあまりに面白すぎて、また読書熱が上がりそうだ。