バーガーキングのハンバーガーを食べたら、とてもおいしかった。けっこう大きなオニオンとトマトが入っていて、バークレーの街角にあったハンバーガー・ショップを思い出した。向こうのパパ・ママ・ショップのハンバーガーには、もっと大きなオニオンとトマトが入っていて、目の前で焼いて、無造作に手渡してくれる。焼いている最中に For here, or to go? Hold onions? と必ずきいてくる。「ここで食べるのか、テイクアウトか? オニオンは入れていいか?」ときくのだ。Hold onions? ときくのは、アメリカ人は口臭をひどく嫌うからだ。今の日本人のデンタルケアはいいのでそれほどでもないが、当時、日本人差別の原因のひとつが口臭にあった。差別は、差別されるほうも悪いと考えたい。英語をしゃべらない、というのも日本人が避けられる一因になっている。
そのハンバーガーショップでは、ペーパーナプキンを20枚くらいドカッとくれた。当時、日本では1枚だったし、そもそもマクドナルドも神戸で1件見かけただけで、大阪にはなかったように思う。20枚と1枚は、アメリカと日本の国力の差だと私は思った。
それでバーガーキングの肉だが、直火焼きなので、それでおいしいのだと思う。こうばしいのだ。写真では見えにくいが、パンの頭頂部に長い串を刺して食べた。串は持参した。くずれて食べにくいからだ。
「直火はうまい」と書いてある。