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視覚が空回りする夜と宵の間に
ポツリ ヒトリ また歩き出した

「もう後悔は嫌だ」ってだけで
それだけで…
ただ それだけで…


味覚がわからなくなるくらい
交わした口付けは あの日を
目印にした栞の様

キミのその声はこの耳に

笑顔と涙と吐息とが

首筋を撫でる感覚…

目を瞑れば
研ぎ澄まされる核心

体中を這うように触れれば
駆け巡る魅惑の旋律


キミの香りか揺れる
突き抜ける情熱の塊

鋭く光る刃を操る様に
噛みついた喉元を抉る

艶めかしくも優しい横顔
睨むように見つめれば
脈打つ痺れた神経が
その温もりに動けない

閉ざした瞳 溢れた雫

過去に混じって
雨に混じって

その雨音を聞きながら
微睡みの中で光を浴びた

閉ざした心 溢れた想い

過去に混じって
夜に混じって

その風の音を聞きながら
暗闇の中で光を浴びた


心の奥に響く
キミの声を聞きながら
光を浴びながら…


幾つもの薄っぺらい夢を
重ねた夜をめくりながら

光の向こうに夢見る様に

僕は明日を待った…






  。