優しいキミはある日突然、僕を視界から消し始めた。
もちろん僕は探す。
それを僕が探す事も、追いかける事も、賢いキミはお見通し。
そんな優しさの欠片に僕は、日々の光がキラキラと眩しくて…。
助けを必要としてるのは、僕なんかじゃなくキミなのに、気付かないフリして追いかけ続けた狡い僕。
「時間がお薬」とあのコが歌ってた。
「そんな事わかってるさ」と一人前気取って心に呟いたあの頃。
今夜は、あの頃と違って空気が冷たいけれど、解ってる筈の胸の奥を深い夜が揺らす。
信じた瞳 揺れる気持ち抑える熱い想い。
通り過ぎた時間は、僕とキミの距離を錯覚させてゆく。
今でも時々夢に見る。
僕の目を緩ます潤ますキミの笑顔。
毎日のように呟くように伝えた、二つの文字
「好き」
それだけで世界は明るく見えていた。
真っ直ぐに伸びる影、時間と想いの限界点。
見えなくなるまでキミと見つめ合ったあの日、日付が変わった時、誓った僕の心、キミの夢、闇の中でぶつかり合い歯痒いくらい輝いたね。
今夜は風が冷たいから…
だから解ってる…
だけど認めない…
ただ認めたくないだけ…
今となっては
ただの我が儘なのだろうか…
。
