ぱぱん99号の日々あれこれ -404ページ目

事業仕訳け

 現在盛んに、民主党政権主導で事業仕分けを行っていますね。
 後半戦もスタートしたみたいですが、早速各界からクレームが出てきていますね。
 
 特に今日のニュースでは、科学技術振興に関する事業や予算の削減要求に批判をされたノーベル賞受賞者のみなさんがいる・・・との記事が出ていました。

 確かに、知的財産の発展や、日本という国が世界でイニシアチブをとっていくには、科学技術振興への支出は、大切なことだということは、私も理解できます。
 私も、一時期エンジニアをやっていましたので、研究開発がいかに大切であるかというのは、肌身を持って感じていました。

 ただ、一方では、残念ながら昨年のリーマンショック以降、生活困窮者が増加している現実もあるということを忘れてはいけないとも思っております。

 昔、子供のころ、誰かから、
 「国家は、国民を食わせていかなければいけないんだ。人間は、食わないと生きていけないんだから。」
 という言葉を聞いたことがあります。

 我々が働いて稼いだ中から払っている税金を、いま日本で最も必要としているポイントに配分しなければならないとしたら、短絡的に考えると、膨大な国家の借金返済、つまり将来へのツケの清算と、目先で困っている生活困窮者の救済策ではないのかなぁ・・・と思います。。。

 そう考えると、科学振興では、直近で「国民を食わして行くことはできない」し、この逼迫した財政状況の中、「我慢しなければならない」ものの一つに入ってしまうことも、やむを得ないのかなぁ。。。と感じたりします。 
 ただし、民主党政権が、事業仕分けで取り戻した予算を、まっとうな形で使ってくれることが、最低条件であることには違いないですけどね。。。

 なので、そう考えると、高速道路無料化にあてる予算があるくらいなら、当面はもっと別の使い道があるだろうに・・・とも思ったりしますね。
 高速道路を良く使う僕としては、複雑ですが、やはりここは親に教わった通り、基本に返り、
 「無い袖は振れないんだから、我慢しなければいけないときは、我慢しなさい!むかっ
 ですかね。。。

 昔、議員、公務員に与えられた仕事は、
 「税金を公平に分配すること」
 であると、公務員だった父から聞かされたことがあります。

 今回の事業仕分けのおかげで、「こんなことにも税金が使われていたんだ!」と知ることができていると思いますし、少なくとも、自民党政権下では、絶対にわからないままだったのではないかと思います。

 どうか我々の税金が今後、1円でも多く、有意義に使われますように。。。。