毎週土曜日の楽しみ、「名探偵ポワロ」を今日も視聴しました。


湖の上に、番組ロゴが浮かぶ演出の辺りの景色の綺麗さに何故か涙が込み上げます。

綺麗な景色を、目線低めにそのまま映像で表現されている絵に、適応的な想像型の影響を感じます。

(小津安二郎監督や森田芳光監督の「家族ゲーム」など)


信念型のエネルギーで、作品を書いているクリスティは一つの線に沿って話が進むだけの構成では本を書きません。


いつも、サイドストーリーとまでは行かなくても、作品に奥行きや重層的な装いをまとわせます。

(二階堂黎人さんや、京極夏彦さんの作品など見受けられます。)



「五匹の子豚」を、まだ見てない人にとってネタバレにならないように、いつも通り結末や重要なシーンについては触れてません。


自分の感じた衝撃や、胸を打たれた感動を初見の人から奪うの権利は持っていないと思ってます。



信念的な美しさが横溢している、こんなに信念型のエネルギーを感じたのはカズオ・イシグロさん原作の「日の名残り」を見た時以来です。



ネタバレにならないネタバレを、1つあげるとしたら。

山本常朝の「葉隠」にあるエピソードで、新年の酒宴の幹事役を誰にするかの話し合いの中で、1人の人が推薦されて居並ぶ人たちが否定的な意見を述べる話があります。



皆が、その人選に否という理由は以前の酒宴の幹事を務めた際に、酒乱で失敗をしたからでした。


それに対して、推薦の理由は酒乱で失敗をしたからと言うものです。

信念エネルギーの高い人なら、成る程と思うのではないでしょうか。


失敗をしたからこそ、何某は反省をして次にその失態を犯さないようにするだろうと言うのが、信念型の筆者の考え方です。



ドラマの中で、↑のエピソードを思い出すシーンを見ながら、もう僕の涙腺は崩壊して涙と悲しみにひたりました。


殺人事件を描く中で、人が人を思いやる姿を絡める所に、クリスティの押込めた不快感情から来る決断が垣間見えると思いつつ。

信念型全開の作品を他のタイプの人が表現しているから、抽出された「考え=姿勢」に胸を打たれるのだろうかとか思っていました。



信念に準じた行動が、悲劇を生むきっかけになる作品として「テキサス・チェーンソー ビギニング」があります。


DVDでレンタルして、オーディオコメンタリーで監督か脚本家が、ヒロインは「正しい行動を取るけどそれが事態を悪化させる」みたいな事を言ってました。


確かに、映画の初めにヒロインが助けようと仲間に声かけした事が、ヒロイン一行が事件に巻き込まれるキッカケになるのです。


おそらく、筋立てを考えた方は信念型の養育者の正しい行動に、被害を受けた方なのかなと思います。

信念型の親の正しさは、友人との関係に水をさす事が往々にしてあります。


その時に、感じていた感情を抑圧すると、同じような経験をした時に頭をもたげてきて不快な感情を感じさせます。


もしあなたの人生の中で、似たようなシチュエーションで我慢しようとしても必ず出てしまう行動があったとしたら、不快感情由来かもしれません。

インナーチェンジングセラピーで、体験した場面の感情処理をする事で、いつものパターンから抜け出せる事があります。



そんなこんなを思い出させてくれた、名探偵ポワロをまた来週楽しみにしています。


今夜の楽しみは、Eテレで22時から放送する「SWITCHインタビュー」です。

僕の人生を救った1人、BUCK-TICKのボーカル櫻井敦司さんが出演します。

土曜日に、見たい番組が被らずに複数あるのはとても幸せな事だと、とってもワクワクしています。




Nakamura Emiの「大人の言うことを聞け」を聴きながら。