言いたいことは、「BS日テレやるじゃん」です。
伊藤悠さんの漫画「シュトヘル」を読みました。
マンガワンってアプリで全巻一気で掲載されてました、2.3年前には前半の途中しか読めてなかったのを今回最初から読み切りました。
国を滅ばされて文化が無くなる痛み、文字さえ残れば存在が伝えられる希望、登場人物に向ける作者の目線の優しさ。
想像型の作品に触れると、目線/視点の優しさを感じます。
登場人物に対して、ジャッジがなくて。
軽蔑もなく、使える/使えないとか、頭の良し悪しとかのレッテルもはってなく。冷酷とかそういった一面的な描き方もない。
人物全体を見渡していて、その中にはずるかったり、弱かったり、必死だったりするけどありのままの姿が描かれていて、その姿がそのまま受け入れられてる。
もちろん、全ての想像型の作者の作品がそうではないけど、トーベ・ヤンソンのムーミン谷の住人や。
トールキンの中つ国やホビット庄の住人にも共通してる、柔らかく穏やかな春の日差しみたいな視点が僕は大好きです。
シュトヘルで、滅びゆく悲劇を現代につなげる流れを味わい尽くして(16日金曜日)、余韻に浸りながら過ごした日曜日(18日)にBS日テレで21時から放映していたのが「THE PROMISE/君への誓い」でした。
テレビの番組表で、1週間後の番組まで視聴予約ができるので、プロミスが付くタイトルをみて未見ですが、内臓感覚クローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」や、約束の上位互換な「プレッジ」などを頭に浮かべながら、すぐに視聴予約を設定しました。
アゼルバイジャンとアルメニアでナゴルノ=カラバフ自治州を巡っての紛争が再燃していたこの時期に、まさかこの題材を持ってきましたか‼️と驚きました。
2カ国の紛争に、ある出来事をきっかけにアルメニアと敵対してるトルコが関与していると新聞でも報道されていて、国際面ウォッチャーとしては非常に関心を寄せていました。
第一次世界大戦のオスマントルコで、アルメニア人に対して強制移住とともに起きたのがアルメニア人虐殺事件です。
現在のトルコも公式には虐殺の存在を否定している事件を、紛争が起きているタイミングで(たまたま放映権をもっていたとしても)放映したのは、日本の放送局として大きな意義があるのではないかと、僕の心はいたく感動Pは快哉を叫びます。
歴史的な経緯が、現在まで尾を引き紛争を引き起こす。
差別意識や敵意は育って、親から子へ子から孫へと現代まで続いていく。
ひるがえって自分の身で考えると、先進国に生まれてセーフティネットが充実していて、治安もいい脅かすものと言えば突然のGの襲来くらい。
この状況で個人に出来ることは限られていますが。
ユニセフやWFPへの定期的な寄付(税額控除の対象です。)くらいしか出来ないとは言え、飽食の国からも心を痛める人はいるとメッセージになればと思います。
映画の内容ですが、信念が作ってるので心ウキウキとは行きません。
題材もあってシリアスな雰囲気の中ではしゃぎすぎないPで管理されたCを感じるシーンがちらほら。
全体的に、PやAで構成された中に感情さん向けにか恋愛要素が花を添える。
それも、あくまで感情に流されることなく、本質からズレすぎることなく管理された描写なので、信念型が見ても辟易することは無いと思われます。
友情のあり方や、人としての態度(姿勢)も描かれているので、「あなたならどうする」と言う信念からの問いかけも描かれています。
主人公が悲劇を免れる箇所は、もしかしたらご都合主義と取られなくもないけど、残酷なシーンを挟んで観客をビックリさせたりギョッとさせずに、主人公に出来事を語らせることで静かに胸を締めつけかきむしってくる、信念的な効果が効いてると感じました。
生き残った若者たちの次の場所を、日本人として「あぁ」と思いながら、現代で自由に好きな事を発信できる有り難みを感じながら、すぐに文章を書き始めたんだけど。
心が乱れすぎて、中々まとまらないうちにコナンの時間が来て、放置してました。
1週間遅れで、適応的な想像型の漫画の世界観と関連する悲劇に触れた文章でした。
2人で列車に乗るシーンは無かったけど、序盤に頭に流れていた。
THE YELLOW MONKEY「争いの街」を聴きながら